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バリ島農園だより No.31 ~バリ島のビーチクラブ~

バリ島農園だより No.31 ~バリ島のビーチクラブ~

ビーチクラブって何? ビーチクラブというのは銀座のクラブでもライオンズクラブでもなくて、ビーチフロントにある広いプール付きレストラン・バーのことで、なんたって特徴はDJがいてプールでお酒を飲みながら水着で踊れること! バリ島は今ビーチクラブの激戦区状態です。 次々と大型ビーチクラブが登場し、このコロナ禍でも在住外国人や国内観光客で賑わっているのだからすごいです。 こちらはオープンしたばかりの Mari Beach Club。Batu Beligという、ちょうどスミニャックとチャングーの境目当たりのビーチにあります。 バリ島のビーチクラブのシステムは、基本的にほとんどミニマムスぺンドと言われる、最低料金があります。 席代を取られるわけではなく、最低トータルいくら飲食してくださいというもの。 席の場所やタイプによってその代金は変わり、50万ルピア(約4000円)くらいから、数万円とさまざまです。 レストランエリアのテーブル席などはミニマムスペンドのないビーチクラブも多いです。 なのでゆっくりと過ごす時間のない方も立ち寄ることはできますよ! キッズ用のプールらしきものもありました、日中は家族連れでも楽しめそうです。 もちろんビーチも目の前なので、海に入ることもできます。 食事、お酒、プールと海に、音楽がすべて一度に楽しめるんですね~。 そしてこちらのビーチクラブではバリ島の伝統芸能をベースに少しコンテンポラリーにアレンジしたバリダンスのショーもありました! 夕焼けをバックに、風車のようなブランコに乗って回る踊り子の皆さん、なんだかとても幻想的で。。 ガムランの演奏もあり、ただ欧米のクラブのような音楽がズンズンと鳴り響くだけでない、バリらしさを大切にした演出は素晴らしいです✨ そしてバリ島西海岸のビーチクラブの醍醐味はなんてったってこのサンセットです! バリ島らしい音楽と踊りの後はサンセットを見ながらのディナー、そして夜が更ければお酒を飲みながらDJの音楽で揺れる、全てワンセットで至れり尽くせりのパラダイス、それがビーチクラブです✨ カップルでも、友人同士でも、家族連れでも楽しめますよ~。   ◆ビーチクラブに行かれる際には予約サイトやホームページなどから席の予約が必須です。 ビーチやプールサイドの席を予約すると、タオルは無料で貸してもらえます。 シャワールームもあるので、着替えて帰ることもできます。 お酒を飲みすぎて溺れたりしないように注意してください💦    

バリ島農園だより No.31 ~バリ島のビーチクラブ~

ビーチクラブって何? ビーチクラブというのは銀座のクラブでもライオンズクラブでもなくて、ビーチフロントにある広いプール付きレストラン・バーのことで、なんたって特徴はDJがいてプールでお酒を飲みながら水着で踊れること! バリ島は今ビーチクラブの激戦区状態です。 次々と大型ビーチクラブが登場し、このコロナ禍でも在住外国人や国内観光客で賑わっているのだからすごいです。 こちらはオープンしたばかりの Mari Beach Club。Batu Beligという、ちょうどスミニャックとチャングーの境目当たりのビーチにあります。 バリ島のビーチクラブのシステムは、基本的にほとんどミニマムスぺンドと言われる、最低料金があります。 席代を取られるわけではなく、最低トータルいくら飲食してくださいというもの。 席の場所やタイプによってその代金は変わり、50万ルピア(約4000円)くらいから、数万円とさまざまです。 レストランエリアのテーブル席などはミニマムスペンドのないビーチクラブも多いです。 なのでゆっくりと過ごす時間のない方も立ち寄ることはできますよ! キッズ用のプールらしきものもありました、日中は家族連れでも楽しめそうです。 もちろんビーチも目の前なので、海に入ることもできます。 食事、お酒、プールと海に、音楽がすべて一度に楽しめるんですね~。 そしてこちらのビーチクラブではバリ島の伝統芸能をベースに少しコンテンポラリーにアレンジしたバリダンスのショーもありました! 夕焼けをバックに、風車のようなブランコに乗って回る踊り子の皆さん、なんだかとても幻想的で。。 ガムランの演奏もあり、ただ欧米のクラブのような音楽がズンズンと鳴り響くだけでない、バリらしさを大切にした演出は素晴らしいです✨ そしてバリ島西海岸のビーチクラブの醍醐味はなんてったってこのサンセットです! バリ島らしい音楽と踊りの後はサンセットを見ながらのディナー、そして夜が更ければお酒を飲みながらDJの音楽で揺れる、全てワンセットで至れり尽くせりのパラダイス、それがビーチクラブです✨ カップルでも、友人同士でも、家族連れでも楽しめますよ~。   ◆ビーチクラブに行かれる際には予約サイトやホームページなどから席の予約が必須です。 ビーチやプールサイドの席を予約すると、タオルは無料で貸してもらえます。 シャワールームもあるので、着替えて帰ることもできます。 お酒を飲みすぎて溺れたりしないように注意してください💦    

バリ島農園だより No.30 ~バリ島で滝行!?~

バリ島農園だより No.30 ~バリ島で滝行!?~

相変わらず毎日暑い日の続くバリ島です。 こんな時は、、、ムルカット(沐浴)にぴったり! このムルカットというのは聖なる滝や湧き水などに行って水を浴びて、心身を浄化する、日本の滝行のようなものです。 バリの人々は主に儀式の前や、満月の日などにムルカットに行きます。 ムルカットで一番有名なのはティルタ・ウンプル寺院ですが、今回はスバトゥの滝をご紹介したいと思います。 ウブドから北へ15km、車で30分ほどのところにスバトゥの沐浴場はあります。 こちらは山の中の滝つぼに入り水を浴びる、まさに滝行! 滝つぼまでの道のりはそれほどきつくはありません。 神聖な場所ですので、沐浴にはバリ島の腰巻と腰ひもが必須です。 (水を浴びるので上はTシャツでOK) 落差はさほど大きくないのですが、水の勢いと水圧が想像以上にすごいです。 写真ではお伝え出来ないのが残念。 お供えを買い、お寺でお祈りをしたら、思い切って滝の中へ入ります! どおーっと頭と体を思いきり打つ水圧とすさまじい水量、轟音で何も聞こえず、、、、 有無を言わさず無心にさせられ、その打ち付ける滝の水で本当に頭の先から爪の先まで洗い清められるようです。 バリ島では一番涼しい乾季の6~8月に行くと、水の中は結構寒く感じるので、風邪はひかないように要注意。 簡易的ではありますが、更衣室もあり、沐浴の後は洋服に着替えて帰路につきます。 このスバトゥというエリアは、まだ観光客も多くなく美しい田んぼの風景が広がり沐浴以外にも楽しめます。 とっても穴場な絶景カフェもいくつかありますよ~。沐浴の後に田んぼに沈む夕日を見てはさらに心が洗われます✨ ◆やはり観光地を訪れて見学するだけでなく、何事も体験してみるのが旅の醍醐味だと思います。 ぜひ地元の人々に混ざって滝にすべて流し洗い清めてすっきりしてみてくださいね!

バリ島農園だより No.30 ~バリ島で滝行!?~

相変わらず毎日暑い日の続くバリ島です。 こんな時は、、、ムルカット(沐浴)にぴったり! このムルカットというのは聖なる滝や湧き水などに行って水を浴びて、心身を浄化する、日本の滝行のようなものです。 バリの人々は主に儀式の前や、満月の日などにムルカットに行きます。 ムルカットで一番有名なのはティルタ・ウンプル寺院ですが、今回はスバトゥの滝をご紹介したいと思います。 ウブドから北へ15km、車で30分ほどのところにスバトゥの沐浴場はあります。 こちらは山の中の滝つぼに入り水を浴びる、まさに滝行! 滝つぼまでの道のりはそれほどきつくはありません。 神聖な場所ですので、沐浴にはバリ島の腰巻と腰ひもが必須です。 (水を浴びるので上はTシャツでOK) 落差はさほど大きくないのですが、水の勢いと水圧が想像以上にすごいです。 写真ではお伝え出来ないのが残念。 お供えを買い、お寺でお祈りをしたら、思い切って滝の中へ入ります! どおーっと頭と体を思いきり打つ水圧とすさまじい水量、轟音で何も聞こえず、、、、 有無を言わさず無心にさせられ、その打ち付ける滝の水で本当に頭の先から爪の先まで洗い清められるようです。 バリ島では一番涼しい乾季の6~8月に行くと、水の中は結構寒く感じるので、風邪はひかないように要注意。 簡易的ではありますが、更衣室もあり、沐浴の後は洋服に着替えて帰路につきます。 このスバトゥというエリアは、まだ観光客も多くなく美しい田んぼの風景が広がり沐浴以外にも楽しめます。 とっても穴場な絶景カフェもいくつかありますよ~。沐浴の後に田んぼに沈む夕日を見てはさらに心が洗われます✨ ◆やはり観光地を訪れて見学するだけでなく、何事も体験してみるのが旅の醍醐味だと思います。 ぜひ地元の人々に混ざって滝にすべて流し洗い清めてすっきりしてみてくださいね!

バリ島農園だより No.29 ~スペシャルティコーヒー農園レポート~

バリ島農園だより No.29 ~スペシャルティコーヒー農園レポート~

さて、三月も半ばになり、雨季もそろそろ終盤、少しずつコーヒーシーズンが近づいてきたバリ島です。 最近は毎日33度くらいまで気温が上がり、湿度も高く雨は減ってきてものすごく暑いです! 湿気が多いのに雨が降りそうで降らないと、夜まで暑く寝苦しいような日もあります。 この雨季が明けるといよいよバリ島のコーヒーシーズンの幕開け。 まだまだコーヒーの実は緑色ですが、赤くなってきている実もちらほら。 雨季の間にどんどん成長して、葉っぱも茂り枝もぐんと伸びました。 これから少しずつできてくる赤い実だけを摘み取り、まずは今年一番のサンプル用から加工を始めます。 ”スペシャルティコーヒー”の加工において最初のポイントがこの収穫。 通常のコーヒーでは黄色い実~赤い実をざっと摘み取りますが、スペシャルティコーヒーでは赤を通り越して深紅になったもののみを摘み取ります。 ただの赤ではダメなんですね、本当に完熟の濃い赤のみを一粒ずつ選んで収穫するのです。 5月に入る頃、まとまって収穫できるようにになると、本格的なコーヒー加工が始まり、農園は毎日遅くまで大忙し。 雨季は雑草もどんどん生えるので、農園の息子くんも毎日草刈りが日課なのだそう。 バリ島のコーヒー農園のほとんどが有機自然農法で、畑、と言っても草刈りや高くなりすぎないよう木の剪定をする程度で基本的には自然の中でコーヒーの木はのびのびと育ちます。 元々、バリ島は日本でいえば愛媛県ほどの面積の小さな島でありながら、いくつも火山を抱え、肥沃な大地に豊富な雨量と、非常に恵まれた環境です。 ほとんどの果物は、何もしなくとも勝手にどんどんと育つのです。 (コーヒーもフルーツですね!) 家の庭にも、ドラゴンフルーツやパッションフルーツ、バナナなどが何ひとつ手入れしなくとも毎年沢山できますし、パパイヤなどに至っては庭に捨てた種からあっという間に育ちます。 気が付けば捨てた種から育ったカボチャができていることもありました(笑) しかもその勝手にできたカボチャはすっごく甘くておいしかったんですよ! 南国のパワーってすごいですよね、、、 コーヒーの加工が始まりましたら、またこちらのブログで紹介していきますのでお楽しみに♪ そして街に戻りまして、チャングーエリアのコーヒーショップをご紹介します。 以前も触れましたが、インドネシアは空前のコーヒーブーム。 日本よりもコーヒーショップは多いのでは???と思うほど、どんどんとお店ができます。 最近はどのお店もクオリティが高く、驚くばかり! お客さんも外国人よりもローカルの人が目立ちます。 サワードウも流行っていて、インドネシアのベーカリーのレベルも急激に高くなり、どこのパンも美味しくてこれまた驚き。 ローカル向けと思われるこちらのサンドイッチは、ハム卵サンドなのですが味が濃い目で辛めのチリマヨネーズ! 以前のバリ島ではこういったちょっとおしゃれなお店は外国人観光客向けと決まっていたのですが、最近はその境目がなくなり、地元の人々もおしゃれなカフェやレストランに集うようになり、そして富裕層のローカル観光客をターゲットにしたお店もどんどんとできてきました。 インドネシアの急成長ぶりはまさに日本のバブル期と重なります。...

バリ島農園だより No.29 ~スペシャルティコーヒー農園レポート~

さて、三月も半ばになり、雨季もそろそろ終盤、少しずつコーヒーシーズンが近づいてきたバリ島です。 最近は毎日33度くらいまで気温が上がり、湿度も高く雨は減ってきてものすごく暑いです! 湿気が多いのに雨が降りそうで降らないと、夜まで暑く寝苦しいような日もあります。 この雨季が明けるといよいよバリ島のコーヒーシーズンの幕開け。 まだまだコーヒーの実は緑色ですが、赤くなってきている実もちらほら。 雨季の間にどんどん成長して、葉っぱも茂り枝もぐんと伸びました。 これから少しずつできてくる赤い実だけを摘み取り、まずは今年一番のサンプル用から加工を始めます。 ”スペシャルティコーヒー”の加工において最初のポイントがこの収穫。 通常のコーヒーでは黄色い実~赤い実をざっと摘み取りますが、スペシャルティコーヒーでは赤を通り越して深紅になったもののみを摘み取ります。 ただの赤ではダメなんですね、本当に完熟の濃い赤のみを一粒ずつ選んで収穫するのです。 5月に入る頃、まとまって収穫できるようにになると、本格的なコーヒー加工が始まり、農園は毎日遅くまで大忙し。 雨季は雑草もどんどん生えるので、農園の息子くんも毎日草刈りが日課なのだそう。 バリ島のコーヒー農園のほとんどが有機自然農法で、畑、と言っても草刈りや高くなりすぎないよう木の剪定をする程度で基本的には自然の中でコーヒーの木はのびのびと育ちます。 元々、バリ島は日本でいえば愛媛県ほどの面積の小さな島でありながら、いくつも火山を抱え、肥沃な大地に豊富な雨量と、非常に恵まれた環境です。 ほとんどの果物は、何もしなくとも勝手にどんどんと育つのです。 (コーヒーもフルーツですね!) 家の庭にも、ドラゴンフルーツやパッションフルーツ、バナナなどが何ひとつ手入れしなくとも毎年沢山できますし、パパイヤなどに至っては庭に捨てた種からあっという間に育ちます。 気が付けば捨てた種から育ったカボチャができていることもありました(笑) しかもその勝手にできたカボチャはすっごく甘くておいしかったんですよ! 南国のパワーってすごいですよね、、、 コーヒーの加工が始まりましたら、またこちらのブログで紹介していきますのでお楽しみに♪ そして街に戻りまして、チャングーエリアのコーヒーショップをご紹介します。 以前も触れましたが、インドネシアは空前のコーヒーブーム。 日本よりもコーヒーショップは多いのでは???と思うほど、どんどんとお店ができます。 最近はどのお店もクオリティが高く、驚くばかり! お客さんも外国人よりもローカルの人が目立ちます。 サワードウも流行っていて、インドネシアのベーカリーのレベルも急激に高くなり、どこのパンも美味しくてこれまた驚き。 ローカル向けと思われるこちらのサンドイッチは、ハム卵サンドなのですが味が濃い目で辛めのチリマヨネーズ! 以前のバリ島ではこういったちょっとおしゃれなお店は外国人観光客向けと決まっていたのですが、最近はその境目がなくなり、地元の人々もおしゃれなカフェやレストランに集うようになり、そして富裕層のローカル観光客をターゲットにしたお店もどんどんとできてきました。 インドネシアの急成長ぶりはまさに日本のバブル期と重なります。...

バリ島農園だより No.28 ~バリ島の新年ニュピ~

バリ島農園だより No.28 ~バリ島の新年ニュピ~

3月3日はバリ島の新年、ニュピでした。 バリ島の新年は1年でとっても特別な日! この日は24時間すべての交通と電気の使用、外出が禁止され、人々は1日を家の中で静かに過ごします。 ニュピ前日は日本のねぶた祭りに似た鬼の神輿パレードがあるのですが、コロナの影響で今年は実に2年ぶりのパレード開催となりました。 ↑各バンジャール(村の自治体)ごとに、オゴオゴと言われる鬼のはりぼてを若者たちが手作りして準備します。この子たちはパレード先頭でした。 オゴオゴがおどろおどろしく近づいてきます、、、、! 近づいてくると結構な迫力です。 私がいたのはバリ島中西部、タバナンの田舎の村でしたので、見れたオゴオゴは2体のみ、、、 それでも2年ぶりということで村はとても盛り上がっていました。 このオゴオゴは村を練り歩き、悪霊を引き連れて最後は火に焼かれます。 そして一夜明けると静寂の1日の始まりです。 朝目覚めると、聞こえるのは鳥の声と虫の声のみ。 バイクの音も車の音も一切聞こえません。 普段はあまり聞こえなかった風の音や木立のざわめきが、はっきりと聞こえます。 空気は澄み渡り、光という光がキラキラと美しい。 観光エリアでは厳しく外出禁止ですが、田舎の方では近所を出歩いてもOK。 外へ出てみるといつもならビュンビュンと通り過ぎる車もバイクも一切なく、森を吹き抜ける風の音や、遠くの犬の遠吠えまでが聞こえる。 犬たちも子供たちも自由に道路を走り回り、幸せそう。 機械音の一切ない、排気ガスもない、自然の音だけになった村 なんかいつもと違う?と安全な道路を満喫する犬たち   夕方日が暮れてくると、電気のセンサーなどもすべて切り、日没前にシャワーをし、夕食も終えて夜の準備に入ります。 明かりに関してはバリ島全土で厳しく取り締まられ、小さな明かりでも外へ漏れてはいけません。 基本的に全く電灯をつけずに一夜を過ごしますが、目張りをして完全に光が漏れないようにすれば室内で点灯することは可能。 完全に夜が訪れ、外灯も何も人工的な明かりが一切ない暗闇の中、すこしずつ目が慣れてくると空からの明かりに照らされて、明かりがなくてもぼんやりと見えることに気が付きます。 どこまでも穏やかな、静寂と暗闇の美しい夜の世界。 なぜか毎年もののけ姫、ダイダラボッチを思い出すんですよね! 今年は天気がいまいちでしたが、もし晴れていれば空にはプラネタリウムのような天の川を見ることができます。 家に蛍がやってきていることに気づいたり。 太古の昔に思いをはせ、儚く美しい一夜は更けていきます。...

バリ島農園だより No.28 ~バリ島の新年ニュピ~

3月3日はバリ島の新年、ニュピでした。 バリ島の新年は1年でとっても特別な日! この日は24時間すべての交通と電気の使用、外出が禁止され、人々は1日を家の中で静かに過ごします。 ニュピ前日は日本のねぶた祭りに似た鬼の神輿パレードがあるのですが、コロナの影響で今年は実に2年ぶりのパレード開催となりました。 ↑各バンジャール(村の自治体)ごとに、オゴオゴと言われる鬼のはりぼてを若者たちが手作りして準備します。この子たちはパレード先頭でした。 オゴオゴがおどろおどろしく近づいてきます、、、、! 近づいてくると結構な迫力です。 私がいたのはバリ島中西部、タバナンの田舎の村でしたので、見れたオゴオゴは2体のみ、、、 それでも2年ぶりということで村はとても盛り上がっていました。 このオゴオゴは村を練り歩き、悪霊を引き連れて最後は火に焼かれます。 そして一夜明けると静寂の1日の始まりです。 朝目覚めると、聞こえるのは鳥の声と虫の声のみ。 バイクの音も車の音も一切聞こえません。 普段はあまり聞こえなかった風の音や木立のざわめきが、はっきりと聞こえます。 空気は澄み渡り、光という光がキラキラと美しい。 観光エリアでは厳しく外出禁止ですが、田舎の方では近所を出歩いてもOK。 外へ出てみるといつもならビュンビュンと通り過ぎる車もバイクも一切なく、森を吹き抜ける風の音や、遠くの犬の遠吠えまでが聞こえる。 犬たちも子供たちも自由に道路を走り回り、幸せそう。 機械音の一切ない、排気ガスもない、自然の音だけになった村 なんかいつもと違う?と安全な道路を満喫する犬たち   夕方日が暮れてくると、電気のセンサーなどもすべて切り、日没前にシャワーをし、夕食も終えて夜の準備に入ります。 明かりに関してはバリ島全土で厳しく取り締まられ、小さな明かりでも外へ漏れてはいけません。 基本的に全く電灯をつけずに一夜を過ごしますが、目張りをして完全に光が漏れないようにすれば室内で点灯することは可能。 完全に夜が訪れ、外灯も何も人工的な明かりが一切ない暗闇の中、すこしずつ目が慣れてくると空からの明かりに照らされて、明かりがなくてもぼんやりと見えることに気が付きます。 どこまでも穏やかな、静寂と暗闇の美しい夜の世界。 なぜか毎年もののけ姫、ダイダラボッチを思い出すんですよね! 今年は天気がいまいちでしたが、もし晴れていれば空にはプラネタリウムのような天の川を見ることができます。 家に蛍がやってきていることに気づいたり。 太古の昔に思いをはせ、儚く美しい一夜は更けていきます。...

バリ島農園だより No.27 〜バリ島の市場〜

バリ島農園だより No.27 〜バリ島の市場〜

バリ島の人々が毎日出かけて買い物をするところ、それは市場です。 地域ごとに必ず市場があり、朝市が多いですが、朝夕と開いているところもあります。 スーパーマーケットもありますが、どちらかと言うと外国人向けと言う感じで、地元の人々は殆ど利用することはありません。 今日はそんな生活になくてはならない市場をご紹介します。 食品しか売っていない市場もありますが、この市場では食品から生活用品、衣料品、なんでも売っています。 品質の保証はできませんが、基本的になんでも安いです^^; こちらのお店は毎日のお祈りや儀式に必要な道具から、お供え用の生花などを取り扱っています。 ↑お土産にも買いたいようなトレーやお香もたくさんあります。 ↑果物屋さんではローカルの果物から、輸入果物まで揃っています。日本では見ることのないスネークフルーツやランブータンもあります。 ↑野菜も葉物を中心にたくさん種類があります。 野菜のバラエティは日本と似ていると思います。中でも私はバヤムと言われるバリ島のほうれん草のような野菜が大好きです。日本のほうれん草とは見た目も違い、アクが少なくとても美味しいです。それから日本ではごく稀にしか見かけない長ーいさやいんげん(ささげ)もバリ島ではとてもポピュラーな食材です。 このささげ、シンプルに塩ゆでで食べても美味しい! ↑魚も新鮮。バリ島の魚は日本の魚に比べると脂が乗ってなくさっぱりしていますが、それはそれで美味しいです。バリ料理では揚げるか、スープにすることが多いです。 ↑他宗教のインドネシア、どの宗教的にも食べられる鶏肉料理が一番ポピュラーなので、鶏肉屋が何件もあります。他に豚肉、牛肉も売っています。注文するとカットしてくれるシステム。   バリ島の人々は毎朝この市場に出向き、1日分の料理をお母さんが朝のうちに用意します。 そして家族は皆好きな時に台所に行き各自ささっと食事を済ませると言う、日本とは全く違う食事スタイルです。 この常夏の気候で、1日分の料理を並べておきますので、傷みにくいようにか味は濃いめ、揚げ物多め、生野菜は基本的にありません。 美味しいですがちょっとヘルシーとは程遠いのがバリ料理!   ◆観光で来るとローカル市場に出かけることはほぼないかと思いますが、朝早起きして市場に足を運び、地元の人々の生活に触れてみるのもオススメです。  

バリ島農園だより No.27 〜バリ島の市場〜

バリ島の人々が毎日出かけて買い物をするところ、それは市場です。 地域ごとに必ず市場があり、朝市が多いですが、朝夕と開いているところもあります。 スーパーマーケットもありますが、どちらかと言うと外国人向けと言う感じで、地元の人々は殆ど利用することはありません。 今日はそんな生活になくてはならない市場をご紹介します。 食品しか売っていない市場もありますが、この市場では食品から生活用品、衣料品、なんでも売っています。 品質の保証はできませんが、基本的になんでも安いです^^; こちらのお店は毎日のお祈りや儀式に必要な道具から、お供え用の生花などを取り扱っています。 ↑お土産にも買いたいようなトレーやお香もたくさんあります。 ↑果物屋さんではローカルの果物から、輸入果物まで揃っています。日本では見ることのないスネークフルーツやランブータンもあります。 ↑野菜も葉物を中心にたくさん種類があります。 野菜のバラエティは日本と似ていると思います。中でも私はバヤムと言われるバリ島のほうれん草のような野菜が大好きです。日本のほうれん草とは見た目も違い、アクが少なくとても美味しいです。それから日本ではごく稀にしか見かけない長ーいさやいんげん(ささげ)もバリ島ではとてもポピュラーな食材です。 このささげ、シンプルに塩ゆでで食べても美味しい! ↑魚も新鮮。バリ島の魚は日本の魚に比べると脂が乗ってなくさっぱりしていますが、それはそれで美味しいです。バリ料理では揚げるか、スープにすることが多いです。 ↑他宗教のインドネシア、どの宗教的にも食べられる鶏肉料理が一番ポピュラーなので、鶏肉屋が何件もあります。他に豚肉、牛肉も売っています。注文するとカットしてくれるシステム。   バリ島の人々は毎朝この市場に出向き、1日分の料理をお母さんが朝のうちに用意します。 そして家族は皆好きな時に台所に行き各自ささっと食事を済ませると言う、日本とは全く違う食事スタイルです。 この常夏の気候で、1日分の料理を並べておきますので、傷みにくいようにか味は濃いめ、揚げ物多め、生野菜は基本的にありません。 美味しいですがちょっとヘルシーとは程遠いのがバリ料理!   ◆観光で来るとローカル市場に出かけることはほぼないかと思いますが、朝早起きして市場に足を運び、地元の人々の生活に触れてみるのもオススメです。  

バリ島農園だより No.26 〜バリ島の民家〜

バリ島農園だより No.26 〜バリ島の民家〜

バリ島を訪れたことのある方なら、家々の入り口の小さな門扉を覚えていらっしゃると思います。 バリ人の民家は実はその扉をくぐるとどこの家も似たような作りになっています。 伝統的に家の作りにさまざまな決まりごとがあるからです。 日本で言うと風水に近いような感じでしょうか? 日本と特に大きく違うのは、魔物などの侵入を防ぐために全ての扉や窓が小さく作られていること、一つの家が複数の建物に分かれていることです。 ↑アンクルアンクルと言われるバリ島の門扉、大人一人が通れるだけの小さな扉です。 ↑通常入り口の近くにまず台所があります。台所には火の神が住んでいて、外から入ってくる悪いものを落とす意味があるそうです。 ↑家の中心には壁のない建物があり、ここは儀式の時に舞台のように使われる場所で、普段は家族や客人の集う客間のように使われます。 バリ島では部屋は殆ど寝るためだけのもので、人々は基本的に部屋の外で過ごします。 そもそも部屋自体が窓も小さいか、窓自体がなく、空気が流れず快適ではなく、日中でも薄暗く、言って見れば夜現れる魔物に脅かされず眠るための、防空壕のような存在かもしれません。 日本人の私からしたら、日中も快適な部屋の中で集中して仕事などをしたい時もありますのでバリスタイルの住居では少し住みにくいですね^^; (屋外では日陰にいても日焼けもしますし、、、) それに一年の半分が雨季のバリ島、雨も多いです。雨になると台所から部屋やお手洗いに移動するたびに傘をささないといけないことになります! さてさて、家の建物に関してはその家に住む人数などによって少しずつ違うのですが(場合によっては大家族が一つの敷地内に別の建物を建てて住んでいます)、必ずどこの家にもアグン山の方角に家寺があります。 寝るときはこの家寺=アグン山の方角に足を向けてはならないことになっています。 そしてこの家寺より上に基本的には建物を建てないようにするので、平屋が多く、もしも2階建以上を建てる場合、屋上にこの家寺は作られます。 洗濯物も家寺の近くには干せなかったり、掃除道具も家のものとは分けたり、非常に神聖な場所とされているのがわかりますね。 日本とは随分と違うバリ人の住居ですが、家瓦の雰囲気は少し沖縄の家に似ていると思いませんか? バリ島の文化と沖縄の文化は所々共通点があり、過去に交流があったことを感じさせます。 またそんなこともいつか記事にできたら、と思っています。

バリ島農園だより No.26 〜バリ島の民家〜

バリ島を訪れたことのある方なら、家々の入り口の小さな門扉を覚えていらっしゃると思います。 バリ人の民家は実はその扉をくぐるとどこの家も似たような作りになっています。 伝統的に家の作りにさまざまな決まりごとがあるからです。 日本で言うと風水に近いような感じでしょうか? 日本と特に大きく違うのは、魔物などの侵入を防ぐために全ての扉や窓が小さく作られていること、一つの家が複数の建物に分かれていることです。 ↑アンクルアンクルと言われるバリ島の門扉、大人一人が通れるだけの小さな扉です。 ↑通常入り口の近くにまず台所があります。台所には火の神が住んでいて、外から入ってくる悪いものを落とす意味があるそうです。 ↑家の中心には壁のない建物があり、ここは儀式の時に舞台のように使われる場所で、普段は家族や客人の集う客間のように使われます。 バリ島では部屋は殆ど寝るためだけのもので、人々は基本的に部屋の外で過ごします。 そもそも部屋自体が窓も小さいか、窓自体がなく、空気が流れず快適ではなく、日中でも薄暗く、言って見れば夜現れる魔物に脅かされず眠るための、防空壕のような存在かもしれません。 日本人の私からしたら、日中も快適な部屋の中で集中して仕事などをしたい時もありますのでバリスタイルの住居では少し住みにくいですね^^; (屋外では日陰にいても日焼けもしますし、、、) それに一年の半分が雨季のバリ島、雨も多いです。雨になると台所から部屋やお手洗いに移動するたびに傘をささないといけないことになります! さてさて、家の建物に関してはその家に住む人数などによって少しずつ違うのですが(場合によっては大家族が一つの敷地内に別の建物を建てて住んでいます)、必ずどこの家にもアグン山の方角に家寺があります。 寝るときはこの家寺=アグン山の方角に足を向けてはならないことになっています。 そしてこの家寺より上に基本的には建物を建てないようにするので、平屋が多く、もしも2階建以上を建てる場合、屋上にこの家寺は作られます。 洗濯物も家寺の近くには干せなかったり、掃除道具も家のものとは分けたり、非常に神聖な場所とされているのがわかりますね。 日本とは随分と違うバリ人の住居ですが、家瓦の雰囲気は少し沖縄の家に似ていると思いませんか? バリ島の文化と沖縄の文化は所々共通点があり、過去に交流があったことを感じさせます。 またそんなこともいつか記事にできたら、と思っています。