TOPIC
バリ島農園だより No.43 ~コーヒーチェリーの収穫~
今年もこの季節がやってきました。 今農園ではコーヒーチェリーの収穫真っ最中です。 今期は通常3月頃に開ける雨季が5月初めごろまで長引き、雨が多かったせいでチェリーが不作、かつてないほどの高値となりました。 インドネシア全体で今年はチェリーの大凶作の年となり、円安も相まってインドネシアコーヒーの価格が随分と高騰しています。 真っ赤に熟したチェリーはまるでルビーのように輝いています✨ 私が農園にはじめて来た頃、赤い実はすべて熟していると思っていました! だけど、ただ赤いだけではまだ未熟なのです。 一般的なコーヒー生産では、あまり気にせずにだー---っと収穫されますが、スペシャルティコーヒーにおいては、深紅になったもののみをひとつひとつ手摘みします。 上の画像で行くと、完熟と言えるものは青の線で囲ったチェリーです。 チェリーをそのまま食べてみるとわかるのですが、赤く見えてもこのくらい濃い色でないと、甘さが足りなく、その完熟度は最終的なコーヒーの味に影響して来ます。 なので、一つの木から少しずつ、他の実は残して、完熟した実だけをその都度摘み取っていくわけです。 そして、この実がコーヒーとなるときには収穫時の10分の1の重さになるんです。1kgのコーヒーを作るのに、なんと10㎏のコーヒーチェリーが必要なんですね! コーヒーの収穫をするのは日中ですから、腐りやすい完熟コーヒーチェリーは、収穫後すぐに洗浄して再度選別し、加工を始めないといけないので、この時期農家さんは夜中まで作業をすることもしばしば。 スペシャルティコーヒー生産というのは本当に重労働で、手間暇がかかるんです。 それなのに高値がつかないため、バリ島でもコーヒー生産をやめていく農家さんも多いです。 年に二度収穫できるみかんを売った方が利益になるし、加工の手間はないし、、、と言ってコーヒー畑をミカン畑に変えてしまう農家さんも沢山。 もっともっと、インドネシアのスペシャルティコーヒーの価値が認められ、日本を始め海外での販売価格が上がり、生豆の平均取引価格も上がることで、品質にこだわり手間暇かけて最高品質のコーヒーを作り続ける農家さんたちにもきちんと納得のいく利益が還元されるようになることを祈っています。
バリ島農園だより No.43 ~コーヒーチェリーの収穫~
今年もこの季節がやってきました。 今農園ではコーヒーチェリーの収穫真っ最中です。 今期は通常3月頃に開ける雨季が5月初めごろまで長引き、雨が多かったせいでチェリーが不作、かつてないほどの高値となりました。 インドネシア全体で今年はチェリーの大凶作の年となり、円安も相まってインドネシアコーヒーの価格が随分と高騰しています。 真っ赤に熟したチェリーはまるでルビーのように輝いています✨ 私が農園にはじめて来た頃、赤い実はすべて熟していると思っていました! だけど、ただ赤いだけではまだ未熟なのです。 一般的なコーヒー生産では、あまり気にせずにだー---っと収穫されますが、スペシャルティコーヒーにおいては、深紅になったもののみをひとつひとつ手摘みします。 上の画像で行くと、完熟と言えるものは青の線で囲ったチェリーです。 チェリーをそのまま食べてみるとわかるのですが、赤く見えてもこのくらい濃い色でないと、甘さが足りなく、その完熟度は最終的なコーヒーの味に影響して来ます。 なので、一つの木から少しずつ、他の実は残して、完熟した実だけをその都度摘み取っていくわけです。 そして、この実がコーヒーとなるときには収穫時の10分の1の重さになるんです。1kgのコーヒーを作るのに、なんと10㎏のコーヒーチェリーが必要なんですね! コーヒーの収穫をするのは日中ですから、腐りやすい完熟コーヒーチェリーは、収穫後すぐに洗浄して再度選別し、加工を始めないといけないので、この時期農家さんは夜中まで作業をすることもしばしば。 スペシャルティコーヒー生産というのは本当に重労働で、手間暇がかかるんです。 それなのに高値がつかないため、バリ島でもコーヒー生産をやめていく農家さんも多いです。 年に二度収穫できるみかんを売った方が利益になるし、加工の手間はないし、、、と言ってコーヒー畑をミカン畑に変えてしまう農家さんも沢山。 もっともっと、インドネシアのスペシャルティコーヒーの価値が認められ、日本を始め海外での販売価格が上がり、生豆の平均取引価格も上がることで、品質にこだわり手間暇かけて最高品質のコーヒーを作り続ける農家さんたちにもきちんと納得のいく利益が還元されるようになることを祈っています。
バリ島農園だより No.42 ~チャングーエリアの新しいおしゃれカフェBOKASHI~
かなり規制が緩くなり、観光客が日に日に増えているこの頃。新しいお店もどんどんと増えてきました! 発展が目覚ましいチャングーエリア、今日はBerawaについ最近オープンしたばかりのカフェ、BOKASHIをご紹介します。 日本×中国なアンティークカフェ BOKASHIといえば、バリ島に詳しい方なら秘伝の万能オイルを思い浮かべるかと思うのですが、そのボカシオイルとは全く関係のないこちらのお店。 なんだかすごく和風なので、オープン前は和食屋さんができるのかな? と思っておりました。 実際はこちらのお店はエコでおしゃれなオーガニックグロサリーストアを併設した、アジアンスタイルのカフェ。 中国や日本を意識しているメニューや内装です。 一階にはこんな素敵なオーガニック食品売り場があります。 こちらは量り売り食材コーナー。プラスチック削減が盛んなバリ島、最近はこう言った量り売りのお店が多いです。 チャイニーズアンティークな雰囲気で、ものすごく素敵!!! そして日本人にもどこか懐かしく、とても落ち着くのではないでしょうか。 どの角度も素敵です。 メニューもインドネシア産の中国茶、てんぷらそばやお弁当的なものから、洋風のブレックファストメニューまで、主に中国×日本フュージョンがコンセプト。 結構ボリュームがあり、味もとても繊細で美味しかったです! 本当に最近バリ島にオープンするお店は、そのレベルの高さに脱帽します(*_*) こちらはトビコマヨネーズの上にエビと炙りアボカド、ケールふりかけが乗ったオープンサンドイッチ。 下のパンが厚切りトーストだったのも日本的。 コーヒーはカフェモカですが、美味しかったです❣ お客様は断然女性のグループが多かったですね~、やはりヘルシー志向なコンセプトだからでしょうか。 皆さんおしゃれをして、女子会をしているという雰囲気でした。 3段プレートに盛られたハイティーのセットもありました。 次回はスイーツも食べてみたいですね! ここはとにかく居心地がよく、ついつい、長居をしたくなるお店だと思います✨ ランチと飲み物で、お値段的には日本円で1000円~1500円くらいと、バリ島としては少しお高めですが、チャングーエリアでは普通ぐらいのお値段です。 コロナの影響で、世界的にフルリモートで働く人が増えたせいか、短期滞在の観光客狙いではない、こういった中長期滞在者をターゲットにした、とても居心地の良いハイレベルなお店がどんどんと増えている印象のバリ島。 もしリモートワーク可能なお仕事をされているのであれば、バリ島で悠々自適に過ごしながらワーケーション(ワーキング×バケーション)するのも手だとおもいますよ♪ Bokashi...
バリ島農園だより No.42 ~チャングーエリアの新しいおしゃれカフェBOKASHI~
かなり規制が緩くなり、観光客が日に日に増えているこの頃。新しいお店もどんどんと増えてきました! 発展が目覚ましいチャングーエリア、今日はBerawaについ最近オープンしたばかりのカフェ、BOKASHIをご紹介します。 日本×中国なアンティークカフェ BOKASHIといえば、バリ島に詳しい方なら秘伝の万能オイルを思い浮かべるかと思うのですが、そのボカシオイルとは全く関係のないこちらのお店。 なんだかすごく和風なので、オープン前は和食屋さんができるのかな? と思っておりました。 実際はこちらのお店はエコでおしゃれなオーガニックグロサリーストアを併設した、アジアンスタイルのカフェ。 中国や日本を意識しているメニューや内装です。 一階にはこんな素敵なオーガニック食品売り場があります。 こちらは量り売り食材コーナー。プラスチック削減が盛んなバリ島、最近はこう言った量り売りのお店が多いです。 チャイニーズアンティークな雰囲気で、ものすごく素敵!!! そして日本人にもどこか懐かしく、とても落ち着くのではないでしょうか。 どの角度も素敵です。 メニューもインドネシア産の中国茶、てんぷらそばやお弁当的なものから、洋風のブレックファストメニューまで、主に中国×日本フュージョンがコンセプト。 結構ボリュームがあり、味もとても繊細で美味しかったです! 本当に最近バリ島にオープンするお店は、そのレベルの高さに脱帽します(*_*) こちらはトビコマヨネーズの上にエビと炙りアボカド、ケールふりかけが乗ったオープンサンドイッチ。 下のパンが厚切りトーストだったのも日本的。 コーヒーはカフェモカですが、美味しかったです❣ お客様は断然女性のグループが多かったですね~、やはりヘルシー志向なコンセプトだからでしょうか。 皆さんおしゃれをして、女子会をしているという雰囲気でした。 3段プレートに盛られたハイティーのセットもありました。 次回はスイーツも食べてみたいですね! ここはとにかく居心地がよく、ついつい、長居をしたくなるお店だと思います✨ ランチと飲み物で、お値段的には日本円で1000円~1500円くらいと、バリ島としては少しお高めですが、チャングーエリアでは普通ぐらいのお値段です。 コロナの影響で、世界的にフルリモートで働く人が増えたせいか、短期滞在の観光客狙いではない、こういった中長期滞在者をターゲットにした、とても居心地の良いハイレベルなお店がどんどんと増えている印象のバリ島。 もしリモートワーク可能なお仕事をされているのであれば、バリ島で悠々自適に過ごしながらワーケーション(ワーキング×バケーション)するのも手だとおもいますよ♪ Bokashi...
バリ島農園だより No.41 ~とってもおしゃれなビーチハウス・スミニャックエリア~
カフェ以上、ビーチクラブ未満? さて、これまでにいくつかのビーチクラブを紹介して来ましたので、いつも見てくださっている皆様はバリ島のビーチクラブについてはもう分かっていただけたかと思います。 今日はチャングーよりのスミニャック、イケてる Petitengetエリア にある素敵なスポット、小規模ビーチクラブのような Mano Beach House をご紹介したいと思います。 ↑Manoはスペイン語で「手」の意味なので、エントランスには手のようなデコレーション。内装はどこか地中海風でもあります。 ビーチクラブというと、やはり結構高めのミニマムスペンド(最低飲食料金)が設定されている場合が多く、一般庶民にはすこーし敷居が高いものですが、こちらのお店はミニマムスペンドが15万ルピア(約1500円)から30万ルピア(約3000円)と低く、お酒など飲まないのでビーチクラブのミニマムスぺンドほど飲食しない方、ランチしながらパソコンを開いて、、なんていう方にもぴったり。※もちろんWi-Fi完備です。 大型ビーチクラブに比べれば小さいですが、ちゃんとプールもあります。 もちろん泳ぐこともできます! ビーチクラブよりは狭いですが、それでも結構な数のサンベッドがあります。 ちなみに奥のレストランエリアはミニマムスペンドはありませんので、コーヒーだけ飲むことも可能。 高級なお店だからと言って、コーヒーが美味しいとも限らないのですが(日本でもそうですよね)、こちらのお店のコーヒーはとっても美味しい! スペシャルティコーヒー生産に携わっている筆者としてはとってもポイントが高いです😊 このあたりの席は特等席ですね! かぶりつきの夕日を満喫できます。 カップルで訪れればとってもロマンチック~✨ レストラン横のバーエリアもおしゃれです。 こちらのお店、食事は何を食べても美味しかったです! メニューは和を意識したフュージョン料理もありました。 デザートのクレームブリュレも、コーヒーもとても美味しく、細かいところまでとてもこだわっているなあという印象。 ジェラートも美味しそう、、、 こんなに素敵なお店なら、流行の大型ビーチクラブよりもずっと良いのでは!? 丁度訪れた日は、バリ島のお盆と言われる大きなセレモニー、ガルンガンの近くでしたので、ビーチには楽隊と、バロンと言われるバリの獅子舞が練り歩いており、夕焼けと相まってとても神秘的でした。 どこか地中海を感じさせるようなおしゃれな空間で、モダンな美味しい料理やデザートを味わいつつ、ソファでくつろぎながらも、バリの楽器の音色が聞こえ、伝統文化も垣間見える。 こういったところもバリ島の良さではないかなあとしみじみと思いました♪ ◆6月に入り、バリ島ではこれから今年のハイシーズンに向けてどんどんと観光客が増えていくような雰囲気です。 残念なことに日本からバリ島の直行便がいまだにないことなどが影響して日本人観光客はほぼ、見かけません。 バリ島から近いオーストラリアからの観光客はすでにすごく多いですね!...
バリ島農園だより No.41 ~とってもおしゃれなビーチハウス・スミニャックエリア~
カフェ以上、ビーチクラブ未満? さて、これまでにいくつかのビーチクラブを紹介して来ましたので、いつも見てくださっている皆様はバリ島のビーチクラブについてはもう分かっていただけたかと思います。 今日はチャングーよりのスミニャック、イケてる Petitengetエリア にある素敵なスポット、小規模ビーチクラブのような Mano Beach House をご紹介したいと思います。 ↑Manoはスペイン語で「手」の意味なので、エントランスには手のようなデコレーション。内装はどこか地中海風でもあります。 ビーチクラブというと、やはり結構高めのミニマムスペンド(最低飲食料金)が設定されている場合が多く、一般庶民にはすこーし敷居が高いものですが、こちらのお店はミニマムスペンドが15万ルピア(約1500円)から30万ルピア(約3000円)と低く、お酒など飲まないのでビーチクラブのミニマムスぺンドほど飲食しない方、ランチしながらパソコンを開いて、、なんていう方にもぴったり。※もちろんWi-Fi完備です。 大型ビーチクラブに比べれば小さいですが、ちゃんとプールもあります。 もちろん泳ぐこともできます! ビーチクラブよりは狭いですが、それでも結構な数のサンベッドがあります。 ちなみに奥のレストランエリアはミニマムスペンドはありませんので、コーヒーだけ飲むことも可能。 高級なお店だからと言って、コーヒーが美味しいとも限らないのですが(日本でもそうですよね)、こちらのお店のコーヒーはとっても美味しい! スペシャルティコーヒー生産に携わっている筆者としてはとってもポイントが高いです😊 このあたりの席は特等席ですね! かぶりつきの夕日を満喫できます。 カップルで訪れればとってもロマンチック~✨ レストラン横のバーエリアもおしゃれです。 こちらのお店、食事は何を食べても美味しかったです! メニューは和を意識したフュージョン料理もありました。 デザートのクレームブリュレも、コーヒーもとても美味しく、細かいところまでとてもこだわっているなあという印象。 ジェラートも美味しそう、、、 こんなに素敵なお店なら、流行の大型ビーチクラブよりもずっと良いのでは!? 丁度訪れた日は、バリ島のお盆と言われる大きなセレモニー、ガルンガンの近くでしたので、ビーチには楽隊と、バロンと言われるバリの獅子舞が練り歩いており、夕焼けと相まってとても神秘的でした。 どこか地中海を感じさせるようなおしゃれな空間で、モダンな美味しい料理やデザートを味わいつつ、ソファでくつろぎながらも、バリの楽器の音色が聞こえ、伝統文化も垣間見える。 こういったところもバリ島の良さではないかなあとしみじみと思いました♪ ◆6月に入り、バリ島ではこれから今年のハイシーズンに向けてどんどんと観光客が増えていくような雰囲気です。 残念なことに日本からバリ島の直行便がいまだにないことなどが影響して日本人観光客はほぼ、見かけません。 バリ島から近いオーストラリアからの観光客はすでにすごく多いですね!...
バリ島農園だより No.40 ~バリヒンズーのお寺の儀式オダラン~
インドネシアといえばイスラム教徒の多い国ですが、バリ人に関していうと、バリヒンズー教徒が大多数を占めています。 ヒンズー教と言っても、インドのヒンズー教とバリのヒンズー教は結構違っていて、バリのヒンズー教ではチャナンと言われる、花やお米や葉っぱから作られるお供え物をとにかく山のように至る所にお供えします。 ありとあらゆる儀式も大切で、毎月のように何かしらの大きな儀式が行われます。 以前ご紹介したように、各家ごとにも寺があるのですが、各村ごとにもいくつかの寺があります。 そして村を上げて盛大に行われるのがオダランという創立祭に当る儀式です。 この儀式は数日間に渡って行われ、その準備も数日間かけて村人を集めてすべて手作業で行われます。 お寺の中では朝から深夜まで、奉納舞踊やガムラン演奏、数々の儀式が次々と催されていきます。 中でも目を引くのは、大きな美しいお供えを頭に乗せた女性たちの行列ではないでしょうか。 普段は2軒先の家までもスクーターに乗って行く、ほんとに歩かないバリの人々ですが、この日ばかりは自宅から寺までの距離を徒歩で向かいます。 このお供え、ものすごく重たいんですよ!! いや~本当にすごいですね! まるでサーカスのようです。 色とりどりのクバヤと言われる伝統衣装に身を包んだ女性たちが、きらびやかなお供えをいとも簡単に頭に乗せ、笑顔で行列し歩く姿は圧巻です✨ お供えには様々な果物、ケーキなどのお菓子、鶏肉など、盛りだくさん。 (ちなみにこのお供えの内容については村の回覧板にて指示されるそうです、、、) こんな小さな時から練習します💓 でないとできないですよね~! 村の人々が総出ですから、寺の周りには出店も出ます。 どこか日本の神社のお祭りのようでもありますね。 バリ島伝統衣装、とても美しい✨ 上の写真で女性たちが手に持っているのは、お祈り用の花とお香です。 先ほどの大きなお供えを本殿に設置し終えたら、次はお祈りに回ります。 お祈りのお花も、衣装に負けじと美しい、これぞバリ島の美。 この花を両手に挟み、その手を額の位置に当ててお祈りをします。 お祈りのお花は基本的に使い捨てで、祈り終わったものは皆その場へ残していきます。 人々が立ち去った後、花で地面が埋もれている様子もまた素敵。 このオダランには基本的に観光客は参加することはできませんが、バリ島を旅行しているとどこかで一度はオダランの行列に出会うことがあるかと思います。 オダランの行列はのんびりと道路を歩くので、大渋滞を起こしますが、誰一人文句を言わずにじっと行列が過ぎるのを待ちます。...
バリ島農園だより No.40 ~バリヒンズーのお寺の儀式オダラン~
インドネシアといえばイスラム教徒の多い国ですが、バリ人に関していうと、バリヒンズー教徒が大多数を占めています。 ヒンズー教と言っても、インドのヒンズー教とバリのヒンズー教は結構違っていて、バリのヒンズー教ではチャナンと言われる、花やお米や葉っぱから作られるお供え物をとにかく山のように至る所にお供えします。 ありとあらゆる儀式も大切で、毎月のように何かしらの大きな儀式が行われます。 以前ご紹介したように、各家ごとにも寺があるのですが、各村ごとにもいくつかの寺があります。 そして村を上げて盛大に行われるのがオダランという創立祭に当る儀式です。 この儀式は数日間に渡って行われ、その準備も数日間かけて村人を集めてすべて手作業で行われます。 お寺の中では朝から深夜まで、奉納舞踊やガムラン演奏、数々の儀式が次々と催されていきます。 中でも目を引くのは、大きな美しいお供えを頭に乗せた女性たちの行列ではないでしょうか。 普段は2軒先の家までもスクーターに乗って行く、ほんとに歩かないバリの人々ですが、この日ばかりは自宅から寺までの距離を徒歩で向かいます。 このお供え、ものすごく重たいんですよ!! いや~本当にすごいですね! まるでサーカスのようです。 色とりどりのクバヤと言われる伝統衣装に身を包んだ女性たちが、きらびやかなお供えをいとも簡単に頭に乗せ、笑顔で行列し歩く姿は圧巻です✨ お供えには様々な果物、ケーキなどのお菓子、鶏肉など、盛りだくさん。 (ちなみにこのお供えの内容については村の回覧板にて指示されるそうです、、、) こんな小さな時から練習します💓 でないとできないですよね~! 村の人々が総出ですから、寺の周りには出店も出ます。 どこか日本の神社のお祭りのようでもありますね。 バリ島伝統衣装、とても美しい✨ 上の写真で女性たちが手に持っているのは、お祈り用の花とお香です。 先ほどの大きなお供えを本殿に設置し終えたら、次はお祈りに回ります。 お祈りのお花も、衣装に負けじと美しい、これぞバリ島の美。 この花を両手に挟み、その手を額の位置に当ててお祈りをします。 お祈りのお花は基本的に使い捨てで、祈り終わったものは皆その場へ残していきます。 人々が立ち去った後、花で地面が埋もれている様子もまた素敵。 このオダランには基本的に観光客は参加することはできませんが、バリ島を旅行しているとどこかで一度はオダランの行列に出会うことがあるかと思います。 オダランの行列はのんびりと道路を歩くので、大渋滞を起こしますが、誰一人文句を言わずにじっと行列が過ぎるのを待ちます。...
バリ島農園だより No.39 ~大人気ビーチクラブ・ポテトヘッドに行って見た~
バリ島に数あるビーチクラブの中でも比較的古く、今もなお大人気なスミニャックエリアのポテトヘッド・ビーチクラブ。 2年ほど前にホテルも新設され、更にパワーアップしています。 ビーチクラブというとあまり日本人には馴染みのないものかと思いますが、基本的にビーチにあり(当然ですね)、プールがあり、ごろごろできるデイベッドがあり、料理とお酒が楽しめ、DJが常駐しいい感じの音楽がうるさすぎない音量でかかっているリゾート感満載の場所です。 ポテトヘッドは二つのレストランと、その間にあるビーチクラブエリア(上の写真のようなデイベッドのあるエリア)に分かれており、今回お店に連絡をしたところデイベッドの予約可能な場所は一杯で予約不可のシートもあるので直接来てくださいとのことで、サンセットタイムより少し早めの5時前頃に伺いました。 入り口で持ち物の検査があるのですが、すでに人が並んでいました! 大人気ですね~。 荷物検査を過ぎると、こんな素敵なトンネルを抜けて奥へと進んでいきます。 トンネル内はまるでミュージアムのようになっています。 おっしゃれ~✨ トンネルを出ると中庭に到達。奥に見える進撃の巨人の壁のような部分がビーチクラブです。 さて、この中へ入っていきます こちらがビーチクラブエリアなのですが、デイベッドはすべて一杯だったのでウェイティングリストに名前を入れてもらい、レストランの方で一杯飲みながら待つことにしました。 ちなみに奥に見えるビーチフロントのソファシートは最低飲食料金(ミニマムスペンドと言われます)が150万ルピア以上(約13000円)、手前の芝生エリアは100万ルピア以上(約9000円)となっています。二人だともしかしたらこの料金に満たないかもしれませんが、3人以上でしたらこのくらいは使うと思います。 この両側にあるレストランエリアは最低飲食料金がないので、二人の場合はそちらを利用するのも良いと思います。 ※そしてこのエリアは座った時点でクレジットカード、または現金を預けるシステムになっていました。 トロピカルなカクテル、クラフトビールやノンアルコールのカクテル、魅力的なドリンクメニュー。スイカを使ったモヒートが美味しかったです💓 ビーチクラブエリアのフードメニューは結構ベーシックなウェスタンメニューでした。食べ物の味ではバリのビーチクラブの中では普通だな、、、というのが私の印象。 心地の良いラウンジミュージックに、潮風、昼間も良いけれど私はビーチクラブの夜の雰囲気が幻想的で好きです。 最近ビーチクラブはどこも満員で予約が取りにくい状況です。予約可能席が埋まっていても、フリーの席が空いていることが多いので、ランチタイムやディナータイムをちょっとずらした時間帯にトライしてみると良いと思います!
バリ島農園だより No.39 ~大人気ビーチクラブ・ポテトヘッドに行って見た~
バリ島に数あるビーチクラブの中でも比較的古く、今もなお大人気なスミニャックエリアのポテトヘッド・ビーチクラブ。 2年ほど前にホテルも新設され、更にパワーアップしています。 ビーチクラブというとあまり日本人には馴染みのないものかと思いますが、基本的にビーチにあり(当然ですね)、プールがあり、ごろごろできるデイベッドがあり、料理とお酒が楽しめ、DJが常駐しいい感じの音楽がうるさすぎない音量でかかっているリゾート感満載の場所です。 ポテトヘッドは二つのレストランと、その間にあるビーチクラブエリア(上の写真のようなデイベッドのあるエリア)に分かれており、今回お店に連絡をしたところデイベッドの予約可能な場所は一杯で予約不可のシートもあるので直接来てくださいとのことで、サンセットタイムより少し早めの5時前頃に伺いました。 入り口で持ち物の検査があるのですが、すでに人が並んでいました! 大人気ですね~。 荷物検査を過ぎると、こんな素敵なトンネルを抜けて奥へと進んでいきます。 トンネル内はまるでミュージアムのようになっています。 おっしゃれ~✨ トンネルを出ると中庭に到達。奥に見える進撃の巨人の壁のような部分がビーチクラブです。 さて、この中へ入っていきます こちらがビーチクラブエリアなのですが、デイベッドはすべて一杯だったのでウェイティングリストに名前を入れてもらい、レストランの方で一杯飲みながら待つことにしました。 ちなみに奥に見えるビーチフロントのソファシートは最低飲食料金(ミニマムスペンドと言われます)が150万ルピア以上(約13000円)、手前の芝生エリアは100万ルピア以上(約9000円)となっています。二人だともしかしたらこの料金に満たないかもしれませんが、3人以上でしたらこのくらいは使うと思います。 この両側にあるレストランエリアは最低飲食料金がないので、二人の場合はそちらを利用するのも良いと思います。 ※そしてこのエリアは座った時点でクレジットカード、または現金を預けるシステムになっていました。 トロピカルなカクテル、クラフトビールやノンアルコールのカクテル、魅力的なドリンクメニュー。スイカを使ったモヒートが美味しかったです💓 ビーチクラブエリアのフードメニューは結構ベーシックなウェスタンメニューでした。食べ物の味ではバリのビーチクラブの中では普通だな、、、というのが私の印象。 心地の良いラウンジミュージックに、潮風、昼間も良いけれど私はビーチクラブの夜の雰囲気が幻想的で好きです。 最近ビーチクラブはどこも満員で予約が取りにくい状況です。予約可能席が埋まっていても、フリーの席が空いていることが多いので、ランチタイムやディナータイムをちょっとずらした時間帯にトライしてみると良いと思います!
バリ島農園だより No.38 ~夜遊び事情~
ビーチリゾートのイメージが強いバリ島ですので、あまり日本では知られていないかもしれませんが、バリ島は夜遊びも大変盛り上がっています! 特にクタからスミニャックにかけて、連日連夜満員御礼の大型クラブが沢山あります。 どこも盛り上がるのは日付が変わる前ごろからですが、今回はレギャンにあるまだ比較的新しい大型クラブに潜入してきました。 LEGION CLUB お店の前には広い駐車場。セクシーなスタッフの女の子たちが駐車場でお迎えしてくれます。 入り口でバッグの中身をセキュリティにチェックされ(ボディチェックがあるクラブもあります)広いエントランスを抜けて中に入ると、まずは大きなバーカウンターがあります。 こちらのクラブにはエントランスフィーなどはありません。 ドリンクを注文するとその場で支払うシステム。 ものすごい片言の日本語ができるかわいらしいスタッフの女性がチョットマッテーと何度も言いながら注文を取ってくれました(笑) 奥へと進むと大きな体育館のようなホールの中央はどどーんと屋内プールです! バブリーです! このプールサイドのソファー席はミニマムチャージがあり、1グループあたり最低100万ルピア(日本円で9000円)からでした。ミニマムチャージというのは席代ではなく、この席に座ったら最低この金額の飲食をしてくださいというものです。 奥の方は3階建てになっており、おそらくVIPブースがあるものと思われます。 写真向かって左の壁のような二階部分もプールに向かうカウンター席になっています。 私が訪れたのは9時ごろですのでまだガラガラです。 0時頃には続々とお客さんがやってきて、水着の女の子たちがプールの中でダンスをするパフォーマンスなんかもあるらしいです。 まだ踊っている人はいなかったですが、DJはずっとプレイしていました。 DJに関してはもう好みなので、当たりはずれはかなりあると思いますがなかなか良い感じでした♪ クタ・レギャンエリアにはこのほかにもLXXYやENGINE ROOM などのクラブ、スミニャックエリアではおしゃれで大人気のLa Favela やShi Shiなどがあり、どこも夜遅くから大変賑わっています。 かつてはこういったクラブは白人が中心でしたが、今ではジャカルタなどから来る国内のお客さんがとっても多く、またもやインドネシアの急成長ぶりを実感します。 VIPシートにもジャカルタからと思われるインドネシアのお客様が沢山。 、、、、、、しつこいようですが、やっぱりとってもバブリーーーーー!!! サーフィンはもちろん、海で遊ぶのもよし、寺院や滝を回るのもよし、ローカルフードを食べ歩くのもよし、世界各国のおしゃれでハイレベルなレストランをめぐるのもよし、ヨガに行くのもよし、そして夜遊びも◎、何から何まで本当にぎゅっと充実している島、バリ島。...
バリ島農園だより No.38 ~夜遊び事情~
ビーチリゾートのイメージが強いバリ島ですので、あまり日本では知られていないかもしれませんが、バリ島は夜遊びも大変盛り上がっています! 特にクタからスミニャックにかけて、連日連夜満員御礼の大型クラブが沢山あります。 どこも盛り上がるのは日付が変わる前ごろからですが、今回はレギャンにあるまだ比較的新しい大型クラブに潜入してきました。 LEGION CLUB お店の前には広い駐車場。セクシーなスタッフの女の子たちが駐車場でお迎えしてくれます。 入り口でバッグの中身をセキュリティにチェックされ(ボディチェックがあるクラブもあります)広いエントランスを抜けて中に入ると、まずは大きなバーカウンターがあります。 こちらのクラブにはエントランスフィーなどはありません。 ドリンクを注文するとその場で支払うシステム。 ものすごい片言の日本語ができるかわいらしいスタッフの女性がチョットマッテーと何度も言いながら注文を取ってくれました(笑) 奥へと進むと大きな体育館のようなホールの中央はどどーんと屋内プールです! バブリーです! このプールサイドのソファー席はミニマムチャージがあり、1グループあたり最低100万ルピア(日本円で9000円)からでした。ミニマムチャージというのは席代ではなく、この席に座ったら最低この金額の飲食をしてくださいというものです。 奥の方は3階建てになっており、おそらくVIPブースがあるものと思われます。 写真向かって左の壁のような二階部分もプールに向かうカウンター席になっています。 私が訪れたのは9時ごろですのでまだガラガラです。 0時頃には続々とお客さんがやってきて、水着の女の子たちがプールの中でダンスをするパフォーマンスなんかもあるらしいです。 まだ踊っている人はいなかったですが、DJはずっとプレイしていました。 DJに関してはもう好みなので、当たりはずれはかなりあると思いますがなかなか良い感じでした♪ クタ・レギャンエリアにはこのほかにもLXXYやENGINE ROOM などのクラブ、スミニャックエリアではおしゃれで大人気のLa Favela やShi Shiなどがあり、どこも夜遅くから大変賑わっています。 かつてはこういったクラブは白人が中心でしたが、今ではジャカルタなどから来る国内のお客さんがとっても多く、またもやインドネシアの急成長ぶりを実感します。 VIPシートにもジャカルタからと思われるインドネシアのお客様が沢山。 、、、、、、しつこいようですが、やっぱりとってもバブリーーーーー!!! サーフィンはもちろん、海で遊ぶのもよし、寺院や滝を回るのもよし、ローカルフードを食べ歩くのもよし、世界各国のおしゃれでハイレベルなレストランをめぐるのもよし、ヨガに行くのもよし、そして夜遊びも◎、何から何まで本当にぎゅっと充実している島、バリ島。...