TOPIC
バリ島農園だより No.37 ~バリの漢方薬、ジャムー~
バリの人々の生活に欠かせないものの一つ、ジャムー。 漢方薬に近いですが、病気の時に限らず日常的に飲まれる健康ドリンクのような位置づけです。 ショウガやターメリックが多く使われていますが、症状に合わせて沢山のジャムーがあります。 道端で行商をするジャムー屋台から、市場の中のジャムー屋さん、専門のジャムー店、食堂でも販売していたり、至る所でジャムーを見かけます。 こちらはデンパサールの街中にあるジャムー専門店Pondokjamu。 カウンターの中には黒縁メガネのお医者さんのようなジャムー医(?)さんがいて、体調などを伝えるとぴったりのジャムーを調合してくれます。 様々な種類のジャムーが並んでいます。ジャムーの素を持ち帰ることもできます。 特製のジャムーに、小さなカップの生姜湯と口直しのコーヒー飴がついています。 これでお値段は1万ルピア(90円くらい)。 味は苦くも無く、意外と飲みやすいですよ! こういった専門店以外でも道端の屋台ではよく、水の空ボトルにジャムーを入れて売っています。 一番ポピュラーなものが黄色い色のジャムー・クニッというウコンのジャムー。甘くしてあり飲みやすく、お酒を飲む方には特にぴったり。 バリ島のバカンスで昼からビンタンビールを飲む方も多いと思いますが、その前にはジャムークニッをお忘れなく^^ コンビニで買えるジャムーもあります、その代表がこちら。 アンタアンギン、トラックアンギン、どちらも風邪の引き始めに飲むと良いといわれ、地元の皆さんが愛用するジャムー。 日本でいえば葛根湯でしょうか。 成分はショウガ、ミント、タカサゴギク、高麗人参、ナツメグ、カンゾウ、ウコン、ローヤルゼリー、はちみつ、と効果のありそうなものがたっぷり。 この2種類はとても良く似てますが、トラックアンギンはミントが強く、甘く、生薬がちょっと薄い感じ、アンタアンギンのほうが生薬が濃いような気がします。 あまり高熱の出るような症状には負けますが、ちょっとのどが痛いなーとかいうときに飲むと結構効くんですよ~。 甘いシロップ状になっていて、袋の端を切って直接ちゅーっと飲みます。 どこのスーパーやコンビニにも置いてあるので、お土産にも良いかと思います。 ◆バリ島のジャムーは、日本でいえば、ちょっと仕事が忙しくて疲れたな、とかちょっと体がだるいなっていうときに薬局で滋養強壮ドリンクを買ってくいっと飲む、あの感じに近いと思います。 万能薬ジャムー、ぜひ皆様もお試しください◎
バリ島農園だより No.37 ~バリの漢方薬、ジャムー~
バリの人々の生活に欠かせないものの一つ、ジャムー。 漢方薬に近いですが、病気の時に限らず日常的に飲まれる健康ドリンクのような位置づけです。 ショウガやターメリックが多く使われていますが、症状に合わせて沢山のジャムーがあります。 道端で行商をするジャムー屋台から、市場の中のジャムー屋さん、専門のジャムー店、食堂でも販売していたり、至る所でジャムーを見かけます。 こちらはデンパサールの街中にあるジャムー専門店Pondokjamu。 カウンターの中には黒縁メガネのお医者さんのようなジャムー医(?)さんがいて、体調などを伝えるとぴったりのジャムーを調合してくれます。 様々な種類のジャムーが並んでいます。ジャムーの素を持ち帰ることもできます。 特製のジャムーに、小さなカップの生姜湯と口直しのコーヒー飴がついています。 これでお値段は1万ルピア(90円くらい)。 味は苦くも無く、意外と飲みやすいですよ! こういった専門店以外でも道端の屋台ではよく、水の空ボトルにジャムーを入れて売っています。 一番ポピュラーなものが黄色い色のジャムー・クニッというウコンのジャムー。甘くしてあり飲みやすく、お酒を飲む方には特にぴったり。 バリ島のバカンスで昼からビンタンビールを飲む方も多いと思いますが、その前にはジャムークニッをお忘れなく^^ コンビニで買えるジャムーもあります、その代表がこちら。 アンタアンギン、トラックアンギン、どちらも風邪の引き始めに飲むと良いといわれ、地元の皆さんが愛用するジャムー。 日本でいえば葛根湯でしょうか。 成分はショウガ、ミント、タカサゴギク、高麗人参、ナツメグ、カンゾウ、ウコン、ローヤルゼリー、はちみつ、と効果のありそうなものがたっぷり。 この2種類はとても良く似てますが、トラックアンギンはミントが強く、甘く、生薬がちょっと薄い感じ、アンタアンギンのほうが生薬が濃いような気がします。 あまり高熱の出るような症状には負けますが、ちょっとのどが痛いなーとかいうときに飲むと結構効くんですよ~。 甘いシロップ状になっていて、袋の端を切って直接ちゅーっと飲みます。 どこのスーパーやコンビニにも置いてあるので、お土産にも良いかと思います。 ◆バリ島のジャムーは、日本でいえば、ちょっと仕事が忙しくて疲れたな、とかちょっと体がだるいなっていうときに薬局で滋養強壮ドリンクを買ってくいっと飲む、あの感じに近いと思います。 万能薬ジャムー、ぜひ皆様もお試しください◎
バリ島農園だより No.36 ~タバナンのマルガラナ英雄墓地~
今日はかなりマイナーですが、日本人にはゆかりのある、とある場所をご紹介します。 空港から北へ1時間半ほど行ったところにあるタバナン県。 タバナンは広く、西部には海に浮かぶような荘厳なタナロット寺院から、北部には世界文化遺産に指定されている棚田で有名なジャティルイなどいろいろな観光名所があります。 そのタバナンの北東寄りにマルガラナ英雄墓地があります。 ここはバリ島での独立戦争で戦死した、空港の名前にもなっているイグスティ・ングラ・ライ将軍を始めとする1372名を祀っている墓地で、その中には在留日本兵としてバリ人兵士と共に戦った日本兵11名が含まれているそうです。 鯉などの魚がいる池がたくさんあり、美しく整備されています。 売店で鯉の餌を売っていて、子供たちが餌やりをして遊んでいます。 その昔筆者も地域の公園の池の鯉にいつも餌やりに行っていたのを思い出しました、、、 上の建物はングラライ将軍の記念館。この日は入れませんでしたが、遺品などが展示されているそうです。 こちらが英雄たちが眠る墓地。1372基のお墓があります。 その中に11名の日本人のお墓もあります。 1946年から1949年までに渡るインドネシア独立戦争、このバリ島、マルガの戦いでは日本人を含む義勇軍は惨敗したのですが、最終的にインドネシアはこの戦争でオランダからの独立を勝ち取ります。 残留日本兵たちは義勇軍に銃の使い方や戦術を教え、インドネシアの独立に貢献したと言われています。 地元の人々は広い芝生のスペースで思い思いにくつろいだり、散歩をしたりしてちょっとした公園のように利用しているマルガラナ。 リゾートな雰囲気のバリ島も良いですが、時にはそんな過去の歴史に思いをはせながら、観光客の少ないこの地を訪れてみるのも良いかと思います。 歴史ある伝統的なバリ島建築も美しいですよ✨
バリ島農園だより No.36 ~タバナンのマルガラナ英雄墓地~
今日はかなりマイナーですが、日本人にはゆかりのある、とある場所をご紹介します。 空港から北へ1時間半ほど行ったところにあるタバナン県。 タバナンは広く、西部には海に浮かぶような荘厳なタナロット寺院から、北部には世界文化遺産に指定されている棚田で有名なジャティルイなどいろいろな観光名所があります。 そのタバナンの北東寄りにマルガラナ英雄墓地があります。 ここはバリ島での独立戦争で戦死した、空港の名前にもなっているイグスティ・ングラ・ライ将軍を始めとする1372名を祀っている墓地で、その中には在留日本兵としてバリ人兵士と共に戦った日本兵11名が含まれているそうです。 鯉などの魚がいる池がたくさんあり、美しく整備されています。 売店で鯉の餌を売っていて、子供たちが餌やりをして遊んでいます。 その昔筆者も地域の公園の池の鯉にいつも餌やりに行っていたのを思い出しました、、、 上の建物はングラライ将軍の記念館。この日は入れませんでしたが、遺品などが展示されているそうです。 こちらが英雄たちが眠る墓地。1372基のお墓があります。 その中に11名の日本人のお墓もあります。 1946年から1949年までに渡るインドネシア独立戦争、このバリ島、マルガの戦いでは日本人を含む義勇軍は惨敗したのですが、最終的にインドネシアはこの戦争でオランダからの独立を勝ち取ります。 残留日本兵たちは義勇軍に銃の使い方や戦術を教え、インドネシアの独立に貢献したと言われています。 地元の人々は広い芝生のスペースで思い思いにくつろいだり、散歩をしたりしてちょっとした公園のように利用しているマルガラナ。 リゾートな雰囲気のバリ島も良いですが、時にはそんな過去の歴史に思いをはせながら、観光客の少ないこの地を訪れてみるのも良いかと思います。 歴史ある伝統的なバリ島建築も美しいですよ✨
バリ島農園だより No.35 ~ナイトマーケット~
東南アジアといえばマーケットの独特な雰囲気が特徴的だと思います。 だけどバリ島では思いのほか観光客の目に留まる市場は少ないです。 と、いうのもバリ島のほとんどの市場がものすごく早朝(ほぼ夜中)に始まり、朝のうちに終わってしまうからなんです。 バリの一般家庭の人々が伝統的には早朝に一日分の食事をまとめて作るという文化に起因していると思います。 州都デンパサールなどに一日中開いている市場もありますが、数は少ないです。 そして屋台などが立ち並ぶナイトマーケットもタイなどに比べるとバリ島には少ないと思います。 今日はその中でも有名な、ウブド近郊ギャニャールの中心部にあるナイトマーケットをご紹介します。 ギャニャールは結構大きな街で、ナイトマーケットもとても広く多くの出店や屋台が並びます。 食べ物から、日用品、衣料品、なんでも売っています! こちらはバリ島のお餅などの伝統菓子を売るお店。 一つ10円から20円ほどで、もち米とココナッツ、パームシュガーが主な材料。 和菓子に似ていて日本人にも親しみやすく、とっても美味しいです。 貴金属も売っています。お店のお兄さんとってもノリがいい。 値段がついているお店もあれば、交渉制のお店もあります。 外国人は高い値段を吹っ掛けられる可能性が高いので、がんばって値切りましょう! 私の経験上、気に入っていてもあまり興味ない素振りをして、そんなに高いなら買わないというスタンスで一度お店を離れて隣のお店を眺めたりすると、急に言い値になったりします(笑) ナイフを売っているお店も このマーケットにはバリ島名物バビグリン(子豚の丸焼き)の屋台が沢山あります。はてさてどこのお店が美味しいのか、、、、、?ローカルのお客さんが多いところを選びましょう! カリカリの豚の皮が美味しい、バビグリン。スープもついて200円ほど。 鶏の丸焼き、アヤムパンガンや、バリのスパイスで調理された、バリ島名物アヤムベトゥトゥのお店も沢山あります。 このアヤムベトゥトゥはバリの地鶏を柔らかく煮込んであり、とろっとしていて、独特のスパイスに地鶏特有の風味も合わさりフランス料理にも負けないおいしさ! 野菜のお惣菜などが中心のおばんざい屋さん。 早朝に作った食事も夜にはなくなっていることも多いので、地元の人々はここで夕飯用のお惣菜を買ったりします。 このほかにも焼きもろこしや蒸しピーナッツなんかも美味しい屋台グルメです。 ◆夜のマーケットはとにかく活気があって、地元の人々の生活や食文化も体験できるし、とってもおすすめです! 夕方5時ごろから始まるので、ウブド近辺を観光した帰りに立ち寄るのも良いと思います^^ ...
バリ島農園だより No.35 ~ナイトマーケット~
東南アジアといえばマーケットの独特な雰囲気が特徴的だと思います。 だけどバリ島では思いのほか観光客の目に留まる市場は少ないです。 と、いうのもバリ島のほとんどの市場がものすごく早朝(ほぼ夜中)に始まり、朝のうちに終わってしまうからなんです。 バリの一般家庭の人々が伝統的には早朝に一日分の食事をまとめて作るという文化に起因していると思います。 州都デンパサールなどに一日中開いている市場もありますが、数は少ないです。 そして屋台などが立ち並ぶナイトマーケットもタイなどに比べるとバリ島には少ないと思います。 今日はその中でも有名な、ウブド近郊ギャニャールの中心部にあるナイトマーケットをご紹介します。 ギャニャールは結構大きな街で、ナイトマーケットもとても広く多くの出店や屋台が並びます。 食べ物から、日用品、衣料品、なんでも売っています! こちらはバリ島のお餅などの伝統菓子を売るお店。 一つ10円から20円ほどで、もち米とココナッツ、パームシュガーが主な材料。 和菓子に似ていて日本人にも親しみやすく、とっても美味しいです。 貴金属も売っています。お店のお兄さんとってもノリがいい。 値段がついているお店もあれば、交渉制のお店もあります。 外国人は高い値段を吹っ掛けられる可能性が高いので、がんばって値切りましょう! 私の経験上、気に入っていてもあまり興味ない素振りをして、そんなに高いなら買わないというスタンスで一度お店を離れて隣のお店を眺めたりすると、急に言い値になったりします(笑) ナイフを売っているお店も このマーケットにはバリ島名物バビグリン(子豚の丸焼き)の屋台が沢山あります。はてさてどこのお店が美味しいのか、、、、、?ローカルのお客さんが多いところを選びましょう! カリカリの豚の皮が美味しい、バビグリン。スープもついて200円ほど。 鶏の丸焼き、アヤムパンガンや、バリのスパイスで調理された、バリ島名物アヤムベトゥトゥのお店も沢山あります。 このアヤムベトゥトゥはバリの地鶏を柔らかく煮込んであり、とろっとしていて、独特のスパイスに地鶏特有の風味も合わさりフランス料理にも負けないおいしさ! 野菜のお惣菜などが中心のおばんざい屋さん。 早朝に作った食事も夜にはなくなっていることも多いので、地元の人々はここで夕飯用のお惣菜を買ったりします。 このほかにも焼きもろこしや蒸しピーナッツなんかも美味しい屋台グルメです。 ◆夜のマーケットはとにかく活気があって、地元の人々の生活や食文化も体験できるし、とってもおすすめです! 夕方5時ごろから始まるので、ウブド近辺を観光した帰りに立ち寄るのも良いと思います^^ ...
バリ島農園だより No.34 ~インドネシアのお米~
お米至上主義国インドネシア お米と言えば、日本人には欠かせない主食ですが、インドネシアでもお米がとーっても重要な主食です。 現代の日本人よりもインドネシア人の方がさらにお米への愛が強いかもしれない。 インドネシアではお米以外の炭水化物はすべて間食もしくは副菜です。 関西の人がお好み焼きをご飯のおかずにするような、ラーメン+ライスとか、そんな感じでしょうか。 インドネシアでも焼きそばも必ずご飯のおかずだし、ラーメンだって間食もしくはおかずです。パンだっておやつです。とにかく米を食べなければ一食に数えられない、、、、 それがインドネシア! ただインドネシアのお米は日本のお米とは違い、少し長くぱらっとしていて、日本のお米よりも糖質やでんぷん質が少ないです。 老若男女とにかくお米をたくさん食べます。 日本だとおかずと主食のバランスが大事と考えられてますが、こちらではとにかくお米至上主義! バリ島のローカル食堂でナシチャンプルなんかをテイクアウトしたことのある人は分かると思いますが、大量のご飯におかずが少しずつ”添えられて”いる感じ。 そのおかずも結局少量で沢山のご飯を食べるためのおかずなので、どれも大抵味濃い、辛い、そして脂っこいです。 と書くとまるで美味しくなさそうに聞こえますが(笑)独特のスパイスのおかげで癖になる美味しさではあります。 (かくいう筆者は小麦好きで、パンや麺類の方がご飯より好きなので、インドネシア料理は食べても一日一度くらいですね。) ↑こちらはバリ島名物バビグリン、豚の丸焼きですが、なんてたって真ん中はお米。お肉はちょびっと。とにかくご飯が食事の中心。 バリ島での米作り 日本でも沖縄ではお米の二期作が行われていますが、バリ島ではなんと一年に3回もお米が収穫されます。 でも地元の人に言わせると、昔は2回だったのだそう。 現代になり品種改良と化学肥料などのおかげで3回作るようになったそうですが、それはあまりよくないと地元の人々からもよく聞きます。 小さな頃から一粒残らずお米を食べるように言われてきた日本人の私にとって、少しカルチャーショックだったのが、バリ島の人々はあまりお米を大事にしないということ。 大量に炊いて残っても気にしない(大抵は犬や猫や鶏などの動物の餌になりますが)、炊飯器にたくさんお米がくっついていてもそのまま洗い場に持っていく、、、、という行動の理由も、お米が余るほどに作られているという理由からなんだと思います。 ◆同じお米を主食とする文化でも、ところ変われば、、、なことが沢山あります。 色々な国の食文化を見てきましたが、やはり日本の食文化はものすごく健康的だと思います。世界最長寿国ですからね! ちなみにインドネシアは2022年の世界長寿ランキング112位💦 やはり食文化の影響が大きいと感じます。 インドネシアでも食文化の問題は認識されているようで、小学校の教科書には甘いものや脂っこいものは健康によくないというトピックが頻繁に出てきます。 インドネシアの発展と共に人々の食生活ももう少し健康的になっていくのを祈ってます。
バリ島農園だより No.34 ~インドネシアのお米~
お米至上主義国インドネシア お米と言えば、日本人には欠かせない主食ですが、インドネシアでもお米がとーっても重要な主食です。 現代の日本人よりもインドネシア人の方がさらにお米への愛が強いかもしれない。 インドネシアではお米以外の炭水化物はすべて間食もしくは副菜です。 関西の人がお好み焼きをご飯のおかずにするような、ラーメン+ライスとか、そんな感じでしょうか。 インドネシアでも焼きそばも必ずご飯のおかずだし、ラーメンだって間食もしくはおかずです。パンだっておやつです。とにかく米を食べなければ一食に数えられない、、、、 それがインドネシア! ただインドネシアのお米は日本のお米とは違い、少し長くぱらっとしていて、日本のお米よりも糖質やでんぷん質が少ないです。 老若男女とにかくお米をたくさん食べます。 日本だとおかずと主食のバランスが大事と考えられてますが、こちらではとにかくお米至上主義! バリ島のローカル食堂でナシチャンプルなんかをテイクアウトしたことのある人は分かると思いますが、大量のご飯におかずが少しずつ”添えられて”いる感じ。 そのおかずも結局少量で沢山のご飯を食べるためのおかずなので、どれも大抵味濃い、辛い、そして脂っこいです。 と書くとまるで美味しくなさそうに聞こえますが(笑)独特のスパイスのおかげで癖になる美味しさではあります。 (かくいう筆者は小麦好きで、パンや麺類の方がご飯より好きなので、インドネシア料理は食べても一日一度くらいですね。) ↑こちらはバリ島名物バビグリン、豚の丸焼きですが、なんてたって真ん中はお米。お肉はちょびっと。とにかくご飯が食事の中心。 バリ島での米作り 日本でも沖縄ではお米の二期作が行われていますが、バリ島ではなんと一年に3回もお米が収穫されます。 でも地元の人に言わせると、昔は2回だったのだそう。 現代になり品種改良と化学肥料などのおかげで3回作るようになったそうですが、それはあまりよくないと地元の人々からもよく聞きます。 小さな頃から一粒残らずお米を食べるように言われてきた日本人の私にとって、少しカルチャーショックだったのが、バリ島の人々はあまりお米を大事にしないということ。 大量に炊いて残っても気にしない(大抵は犬や猫や鶏などの動物の餌になりますが)、炊飯器にたくさんお米がくっついていてもそのまま洗い場に持っていく、、、、という行動の理由も、お米が余るほどに作られているという理由からなんだと思います。 ◆同じお米を主食とする文化でも、ところ変われば、、、なことが沢山あります。 色々な国の食文化を見てきましたが、やはり日本の食文化はものすごく健康的だと思います。世界最長寿国ですからね! ちなみにインドネシアは2022年の世界長寿ランキング112位💦 やはり食文化の影響が大きいと感じます。 インドネシアでも食文化の問題は認識されているようで、小学校の教科書には甘いものや脂っこいものは健康によくないというトピックが頻繁に出てきます。 インドネシアの発展と共に人々の食生活ももう少し健康的になっていくのを祈ってます。
バリ島農園だより No.33 ~コーヒーの季節の到来~
バリ島の農園では、雨季の終わりと共に本格的なコーヒーの収穫期が近づいてきました。 ↑段々と熟していくコーヒーの実 緑色の実が徐々に赤く熟してきて、この調子でいくと5月頃から今年も本格的な収穫と加工が始まります。 こんな風に、深紅に熟した実のみを一粒ずつ収穫していきます。 腕のブレスレットは農家さんに配布していて、この色よりも濃い赤のもののみを収穫する目安にしているものです。 この真っ赤に熟した実はそのまま食べることもできます。中には種=コーヒー豆が入っているので、可食部はとても少ないですが熟したコーヒーチェリーの味はとても甘いです。 鳥たちもこの甘いチェリーが大好きで、農園についばみにやってきます。 この日は今年のサンプル用のコーヒーチェリーの収穫をしました。 収穫後のチェリーはフルウオッシュ加工をするので、まずは農園に湧き出る聖水で洗い、浮いてくる密度の低い実を取り除いてから皮と実の部分を取り除き、更に聖水でよく洗ってぬめりも取ったあと、農園に育つ果物などから作った自家製天然酵母を使い発酵させます。 見ての通りコーヒーの実は一度に熟すのではなく、一つの枝でも少しずつ成熟していくので、コーヒーの加工期にはこの収穫→加工の繰り返しとなります。 加工の様子についてはまた次回、、、😊
バリ島農園だより No.33 ~コーヒーの季節の到来~
バリ島の農園では、雨季の終わりと共に本格的なコーヒーの収穫期が近づいてきました。 ↑段々と熟していくコーヒーの実 緑色の実が徐々に赤く熟してきて、この調子でいくと5月頃から今年も本格的な収穫と加工が始まります。 こんな風に、深紅に熟した実のみを一粒ずつ収穫していきます。 腕のブレスレットは農家さんに配布していて、この色よりも濃い赤のもののみを収穫する目安にしているものです。 この真っ赤に熟した実はそのまま食べることもできます。中には種=コーヒー豆が入っているので、可食部はとても少ないですが熟したコーヒーチェリーの味はとても甘いです。 鳥たちもこの甘いチェリーが大好きで、農園についばみにやってきます。 この日は今年のサンプル用のコーヒーチェリーの収穫をしました。 収穫後のチェリーはフルウオッシュ加工をするので、まずは農園に湧き出る聖水で洗い、浮いてくる密度の低い実を取り除いてから皮と実の部分を取り除き、更に聖水でよく洗ってぬめりも取ったあと、農園に育つ果物などから作った自家製天然酵母を使い発酵させます。 見ての通りコーヒーの実は一度に熟すのではなく、一つの枝でも少しずつ成熟していくので、コーヒーの加工期にはこの収穫→加工の繰り返しとなります。 加工の様子についてはまた次回、、、😊
バリ島農園だより No.32 ~ジンバランの魚市場~
以前に食文化の記事でバリ島は島国でありながら豚肉大好きな肉食文化と書きましたが、今日はバリ島唯一?のお魚天国、ジンバランの港にある魚市場を紹介します。 ジンバランといえば観光で行くとビーチにあるレストランのサンセットディナーが有名ですが、そのレストランエリアのほど近くにこの魚市場があります。 狭い入り口を抜けて、さっそく中へと入ってみます! 人がやっとすれ違えるほどの細い通路が何本も伸びていて、中にはありとあらゆる海産物が売っています。 沖縄でも見かけたような鮮やかな青色の魚や、、、 真っ赤な魚や、、、、 青いムール貝、牡蠣、赤貝やハマグリ、ホタテに似た貝、何でもあります 巨大なイセエビも。バリ島ではイセエビが実は沢山取れるようです。 こちらはオニテナガエビという珍しい高級食材らしい。まだ食べたことがないので、食べてみたい! カニもいろいろな種類があります。 こちらはマグロ とにかく膨大な種類の魚介類が所狭しと並んでいます! この屋内市場の外、ビーチの方にも市場があるのですが、私はそちらの屋外の売り場の魚の方が新鮮な気がして、屋外の方で良く買い物をします。 こんな風におばちゃんたちがパラソルの下で魚を売っています。 そしてここで買った魚は、その魚市場のすぐ横にあるレストランに持って行って焼いてもらうことができます。 焼き代が1㎏あたり150円ほど。飲み物や白ご飯なども注文できます。 こんな風に炭火焼きしてもらえます。 バリ風の甘めのタレで焼かれた魚や貝。少し濃いめの味付けなので、ビールのおつまみにもぴったり♪ さて肝心の魚のお味は?というと、やはり温暖な海で育った南国の魚ですので、日本で食べていたお魚に比べると脂が少なくあっさりとしていると思います。 でもそれはそれで、美味しいですけどね。 インドネシアの人々の真似をして、手で食べてみるとまた一段と美味しかったりして、、、 添えられているタレ、サンバルは激辛だったりするので要注意です! 向かいのビーチのサンセットもちゃんと堪能できますよ。 ちらほら海水浴してる人もいます。奥に見えるのはGWKという超巨大なガルーダ像。 魚介類好きな方はぜひ行ってみてほしいこの魚市場。みんな大好きイセエビの値段は大きさによりますが、それでも日本よりずいぶん安い価格で買うことができます。 ◆日本人はちょっと手が出にくいカラフルなお魚たちも、食べてみると美味しいですよ!
バリ島農園だより No.32 ~ジンバランの魚市場~
以前に食文化の記事でバリ島は島国でありながら豚肉大好きな肉食文化と書きましたが、今日はバリ島唯一?のお魚天国、ジンバランの港にある魚市場を紹介します。 ジンバランといえば観光で行くとビーチにあるレストランのサンセットディナーが有名ですが、そのレストランエリアのほど近くにこの魚市場があります。 狭い入り口を抜けて、さっそく中へと入ってみます! 人がやっとすれ違えるほどの細い通路が何本も伸びていて、中にはありとあらゆる海産物が売っています。 沖縄でも見かけたような鮮やかな青色の魚や、、、 真っ赤な魚や、、、、 青いムール貝、牡蠣、赤貝やハマグリ、ホタテに似た貝、何でもあります 巨大なイセエビも。バリ島ではイセエビが実は沢山取れるようです。 こちらはオニテナガエビという珍しい高級食材らしい。まだ食べたことがないので、食べてみたい! カニもいろいろな種類があります。 こちらはマグロ とにかく膨大な種類の魚介類が所狭しと並んでいます! この屋内市場の外、ビーチの方にも市場があるのですが、私はそちらの屋外の売り場の魚の方が新鮮な気がして、屋外の方で良く買い物をします。 こんな風におばちゃんたちがパラソルの下で魚を売っています。 そしてここで買った魚は、その魚市場のすぐ横にあるレストランに持って行って焼いてもらうことができます。 焼き代が1㎏あたり150円ほど。飲み物や白ご飯なども注文できます。 こんな風に炭火焼きしてもらえます。 バリ風の甘めのタレで焼かれた魚や貝。少し濃いめの味付けなので、ビールのおつまみにもぴったり♪ さて肝心の魚のお味は?というと、やはり温暖な海で育った南国の魚ですので、日本で食べていたお魚に比べると脂が少なくあっさりとしていると思います。 でもそれはそれで、美味しいですけどね。 インドネシアの人々の真似をして、手で食べてみるとまた一段と美味しかったりして、、、 添えられているタレ、サンバルは激辛だったりするので要注意です! 向かいのビーチのサンセットもちゃんと堪能できますよ。 ちらほら海水浴してる人もいます。奥に見えるのはGWKという超巨大なガルーダ像。 魚介類好きな方はぜひ行ってみてほしいこの魚市場。みんな大好きイセエビの値段は大きさによりますが、それでも日本よりずいぶん安い価格で買うことができます。 ◆日本人はちょっと手が出にくいカラフルなお魚たちも、食べてみると美味しいですよ!