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バリ島農園だより No.34 ~インドネシアのお米~

バリ島農園だより No.34 ~インドネシアのお米~

お米至上主義国インドネシア お米と言えば、日本人には欠かせない主食ですが、インドネシアでもお米がとーっても重要な主食です。 現代の日本人よりもインドネシア人の方がさらにお米への愛が強いかもしれない。 インドネシアではお米以外の炭水化物はすべて間食もしくは副菜です。 関西の人がお好み焼きをご飯のおかずにするような、ラーメン+ライスとか、そんな感じでしょうか。 インドネシアでも焼きそばも必ずご飯のおかずだし、ラーメンだって間食もしくはおかずです。パンだっておやつです。とにかく米を食べなければ一食に数えられない、、、、 それがインドネシア! ただインドネシアのお米は日本のお米とは違い、少し長くぱらっとしていて、日本のお米よりも糖質やでんぷん質が少ないです。 老若男女とにかくお米をたくさん食べます。 日本だとおかずと主食のバランスが大事と考えられてますが、こちらではとにかくお米至上主義! バリ島のローカル食堂でナシチャンプルなんかをテイクアウトしたことのある人は分かると思いますが、大量のご飯におかずが少しずつ”添えられて”いる感じ。 そのおかずも結局少量で沢山のご飯を食べるためのおかずなので、どれも大抵味濃い、辛い、そして脂っこいです。 と書くとまるで美味しくなさそうに聞こえますが(笑)独特のスパイスのおかげで癖になる美味しさではあります。 (かくいう筆者は小麦好きで、パンや麺類の方がご飯より好きなので、インドネシア料理は食べても一日一度くらいですね。) ↑こちらはバリ島名物バビグリン、豚の丸焼きですが、なんてたって真ん中はお米。お肉はちょびっと。とにかくご飯が食事の中心。   バリ島での米作り 日本でも沖縄ではお米の二期作が行われていますが、バリ島ではなんと一年に3回もお米が収穫されます。 でも地元の人に言わせると、昔は2回だったのだそう。 現代になり品種改良と化学肥料などのおかげで3回作るようになったそうですが、それはあまりよくないと地元の人々からもよく聞きます。 小さな頃から一粒残らずお米を食べるように言われてきた日本人の私にとって、少しカルチャーショックだったのが、バリ島の人々はあまりお米を大事にしないということ。 大量に炊いて残っても気にしない(大抵は犬や猫や鶏などの動物の餌になりますが)、炊飯器にたくさんお米がくっついていてもそのまま洗い場に持っていく、、、、という行動の理由も、お米が余るほどに作られているという理由からなんだと思います。   ◆同じお米を主食とする文化でも、ところ変われば、、、なことが沢山あります。 色々な国の食文化を見てきましたが、やはり日本の食文化はものすごく健康的だと思います。世界最長寿国ですからね! ちなみにインドネシアは2022年の世界長寿ランキング112位💦 やはり食文化の影響が大きいと感じます。 インドネシアでも食文化の問題は認識されているようで、小学校の教科書には甘いものや脂っこいものは健康によくないというトピックが頻繁に出てきます。 インドネシアの発展と共に人々の食生活ももう少し健康的になっていくのを祈ってます。  

バリ島農園だより No.34 ~インドネシアのお米~

お米至上主義国インドネシア お米と言えば、日本人には欠かせない主食ですが、インドネシアでもお米がとーっても重要な主食です。 現代の日本人よりもインドネシア人の方がさらにお米への愛が強いかもしれない。 インドネシアではお米以外の炭水化物はすべて間食もしくは副菜です。 関西の人がお好み焼きをご飯のおかずにするような、ラーメン+ライスとか、そんな感じでしょうか。 インドネシアでも焼きそばも必ずご飯のおかずだし、ラーメンだって間食もしくはおかずです。パンだっておやつです。とにかく米を食べなければ一食に数えられない、、、、 それがインドネシア! ただインドネシアのお米は日本のお米とは違い、少し長くぱらっとしていて、日本のお米よりも糖質やでんぷん質が少ないです。 老若男女とにかくお米をたくさん食べます。 日本だとおかずと主食のバランスが大事と考えられてますが、こちらではとにかくお米至上主義! バリ島のローカル食堂でナシチャンプルなんかをテイクアウトしたことのある人は分かると思いますが、大量のご飯におかずが少しずつ”添えられて”いる感じ。 そのおかずも結局少量で沢山のご飯を食べるためのおかずなので、どれも大抵味濃い、辛い、そして脂っこいです。 と書くとまるで美味しくなさそうに聞こえますが(笑)独特のスパイスのおかげで癖になる美味しさではあります。 (かくいう筆者は小麦好きで、パンや麺類の方がご飯より好きなので、インドネシア料理は食べても一日一度くらいですね。) ↑こちらはバリ島名物バビグリン、豚の丸焼きですが、なんてたって真ん中はお米。お肉はちょびっと。とにかくご飯が食事の中心。   バリ島での米作り 日本でも沖縄ではお米の二期作が行われていますが、バリ島ではなんと一年に3回もお米が収穫されます。 でも地元の人に言わせると、昔は2回だったのだそう。 現代になり品種改良と化学肥料などのおかげで3回作るようになったそうですが、それはあまりよくないと地元の人々からもよく聞きます。 小さな頃から一粒残らずお米を食べるように言われてきた日本人の私にとって、少しカルチャーショックだったのが、バリ島の人々はあまりお米を大事にしないということ。 大量に炊いて残っても気にしない(大抵は犬や猫や鶏などの動物の餌になりますが)、炊飯器にたくさんお米がくっついていてもそのまま洗い場に持っていく、、、、という行動の理由も、お米が余るほどに作られているという理由からなんだと思います。   ◆同じお米を主食とする文化でも、ところ変われば、、、なことが沢山あります。 色々な国の食文化を見てきましたが、やはり日本の食文化はものすごく健康的だと思います。世界最長寿国ですからね! ちなみにインドネシアは2022年の世界長寿ランキング112位💦 やはり食文化の影響が大きいと感じます。 インドネシアでも食文化の問題は認識されているようで、小学校の教科書には甘いものや脂っこいものは健康によくないというトピックが頻繁に出てきます。 インドネシアの発展と共に人々の食生活ももう少し健康的になっていくのを祈ってます。  

バリ島農園だより No.32 ~ジンバランの魚市場~

バリ島農園だより No.32 ~ジンバランの魚市場~

以前に食文化の記事でバリ島は島国でありながら豚肉大好きな肉食文化と書きましたが、今日はバリ島唯一?のお魚天国、ジンバランの港にある魚市場を紹介します。 ジンバランといえば観光で行くとビーチにあるレストランのサンセットディナーが有名ですが、そのレストランエリアのほど近くにこの魚市場があります。 狭い入り口を抜けて、さっそく中へと入ってみます! 人がやっとすれ違えるほどの細い通路が何本も伸びていて、中にはありとあらゆる海産物が売っています。   沖縄でも見かけたような鮮やかな青色の魚や、、、 真っ赤な魚や、、、、 青いムール貝、牡蠣、赤貝やハマグリ、ホタテに似た貝、何でもあります 巨大なイセエビも。バリ島ではイセエビが実は沢山取れるようです。 こちらはオニテナガエビという珍しい高級食材らしい。まだ食べたことがないので、食べてみたい! カニもいろいろな種類があります。 こちらはマグロ とにかく膨大な種類の魚介類が所狭しと並んでいます! この屋内市場の外、ビーチの方にも市場があるのですが、私はそちらの屋外の売り場の魚の方が新鮮な気がして、屋外の方で良く買い物をします。 こんな風におばちゃんたちがパラソルの下で魚を売っています。 そしてここで買った魚は、その魚市場のすぐ横にあるレストランに持って行って焼いてもらうことができます。 焼き代が1㎏あたり150円ほど。飲み物や白ご飯なども注文できます。 こんな風に炭火焼きしてもらえます。 バリ風の甘めのタレで焼かれた魚や貝。少し濃いめの味付けなので、ビールのおつまみにもぴったり♪ さて肝心の魚のお味は?というと、やはり温暖な海で育った南国の魚ですので、日本で食べていたお魚に比べると脂が少なくあっさりとしていると思います。 でもそれはそれで、美味しいですけどね。 インドネシアの人々の真似をして、手で食べてみるとまた一段と美味しかったりして、、、 添えられているタレ、サンバルは激辛だったりするので要注意です! 向かいのビーチのサンセットもちゃんと堪能できますよ。 ちらほら海水浴してる人もいます。奥に見えるのはGWKという超巨大なガルーダ像。 魚介類好きな方はぜひ行ってみてほしいこの魚市場。みんな大好きイセエビの値段は大きさによりますが、それでも日本よりずいぶん安い価格で買うことができます。 ◆日本人はちょっと手が出にくいカラフルなお魚たちも、食べてみると美味しいですよ!    

バリ島農園だより No.32 ~ジンバランの魚市場~

以前に食文化の記事でバリ島は島国でありながら豚肉大好きな肉食文化と書きましたが、今日はバリ島唯一?のお魚天国、ジンバランの港にある魚市場を紹介します。 ジンバランといえば観光で行くとビーチにあるレストランのサンセットディナーが有名ですが、そのレストランエリアのほど近くにこの魚市場があります。 狭い入り口を抜けて、さっそく中へと入ってみます! 人がやっとすれ違えるほどの細い通路が何本も伸びていて、中にはありとあらゆる海産物が売っています。   沖縄でも見かけたような鮮やかな青色の魚や、、、 真っ赤な魚や、、、、 青いムール貝、牡蠣、赤貝やハマグリ、ホタテに似た貝、何でもあります 巨大なイセエビも。バリ島ではイセエビが実は沢山取れるようです。 こちらはオニテナガエビという珍しい高級食材らしい。まだ食べたことがないので、食べてみたい! カニもいろいろな種類があります。 こちらはマグロ とにかく膨大な種類の魚介類が所狭しと並んでいます! この屋内市場の外、ビーチの方にも市場があるのですが、私はそちらの屋外の売り場の魚の方が新鮮な気がして、屋外の方で良く買い物をします。 こんな風におばちゃんたちがパラソルの下で魚を売っています。 そしてここで買った魚は、その魚市場のすぐ横にあるレストランに持って行って焼いてもらうことができます。 焼き代が1㎏あたり150円ほど。飲み物や白ご飯なども注文できます。 こんな風に炭火焼きしてもらえます。 バリ風の甘めのタレで焼かれた魚や貝。少し濃いめの味付けなので、ビールのおつまみにもぴったり♪ さて肝心の魚のお味は?というと、やはり温暖な海で育った南国の魚ですので、日本で食べていたお魚に比べると脂が少なくあっさりとしていると思います。 でもそれはそれで、美味しいですけどね。 インドネシアの人々の真似をして、手で食べてみるとまた一段と美味しかったりして、、、 添えられているタレ、サンバルは激辛だったりするので要注意です! 向かいのビーチのサンセットもちゃんと堪能できますよ。 ちらほら海水浴してる人もいます。奥に見えるのはGWKという超巨大なガルーダ像。 魚介類好きな方はぜひ行ってみてほしいこの魚市場。みんな大好きイセエビの値段は大きさによりますが、それでも日本よりずいぶん安い価格で買うことができます。 ◆日本人はちょっと手が出にくいカラフルなお魚たちも、食べてみると美味しいですよ!    

バリ島農園だより No.31 ~バリ島のビーチクラブ~

バリ島農園だより No.31 ~バリ島のビーチクラブ~

ビーチクラブって何? ビーチクラブというのは銀座のクラブでもライオンズクラブでもなくて、ビーチフロントにある広いプール付きレストラン・バーのことで、なんたって特徴はDJがいてプールでお酒を飲みながら水着で踊れること! バリ島は今ビーチクラブの激戦区状態です。 次々と大型ビーチクラブが登場し、このコロナ禍でも在住外国人や国内観光客で賑わっているのだからすごいです。 こちらはオープンしたばかりの Mari Beach Club。Batu Beligという、ちょうどスミニャックとチャングーの境目当たりのビーチにあります。 バリ島のビーチクラブのシステムは、基本的にほとんどミニマムスぺンドと言われる、最低料金があります。 席代を取られるわけではなく、最低トータルいくら飲食してくださいというもの。 席の場所やタイプによってその代金は変わり、50万ルピア(約4000円)くらいから、数万円とさまざまです。 レストランエリアのテーブル席などはミニマムスペンドのないビーチクラブも多いです。 なのでゆっくりと過ごす時間のない方も立ち寄ることはできますよ! キッズ用のプールらしきものもありました、日中は家族連れでも楽しめそうです。 もちろんビーチも目の前なので、海に入ることもできます。 食事、お酒、プールと海に、音楽がすべて一度に楽しめるんですね~。 そしてこちらのビーチクラブではバリ島の伝統芸能をベースに少しコンテンポラリーにアレンジしたバリダンスのショーもありました! 夕焼けをバックに、風車のようなブランコに乗って回る踊り子の皆さん、なんだかとても幻想的で。。 ガムランの演奏もあり、ただ欧米のクラブのような音楽がズンズンと鳴り響くだけでない、バリらしさを大切にした演出は素晴らしいです✨ そしてバリ島西海岸のビーチクラブの醍醐味はなんてったってこのサンセットです! バリ島らしい音楽と踊りの後はサンセットを見ながらのディナー、そして夜が更ければお酒を飲みながらDJの音楽で揺れる、全てワンセットで至れり尽くせりのパラダイス、それがビーチクラブです✨ カップルでも、友人同士でも、家族連れでも楽しめますよ~。   ◆ビーチクラブに行かれる際には予約サイトやホームページなどから席の予約が必須です。 ビーチやプールサイドの席を予約すると、タオルは無料で貸してもらえます。 シャワールームもあるので、着替えて帰ることもできます。 お酒を飲みすぎて溺れたりしないように注意してください💦    

バリ島農園だより No.31 ~バリ島のビーチクラブ~

ビーチクラブって何? ビーチクラブというのは銀座のクラブでもライオンズクラブでもなくて、ビーチフロントにある広いプール付きレストラン・バーのことで、なんたって特徴はDJがいてプールでお酒を飲みながら水着で踊れること! バリ島は今ビーチクラブの激戦区状態です。 次々と大型ビーチクラブが登場し、このコロナ禍でも在住外国人や国内観光客で賑わっているのだからすごいです。 こちらはオープンしたばかりの Mari Beach Club。Batu Beligという、ちょうどスミニャックとチャングーの境目当たりのビーチにあります。 バリ島のビーチクラブのシステムは、基本的にほとんどミニマムスぺンドと言われる、最低料金があります。 席代を取られるわけではなく、最低トータルいくら飲食してくださいというもの。 席の場所やタイプによってその代金は変わり、50万ルピア(約4000円)くらいから、数万円とさまざまです。 レストランエリアのテーブル席などはミニマムスペンドのないビーチクラブも多いです。 なのでゆっくりと過ごす時間のない方も立ち寄ることはできますよ! キッズ用のプールらしきものもありました、日中は家族連れでも楽しめそうです。 もちろんビーチも目の前なので、海に入ることもできます。 食事、お酒、プールと海に、音楽がすべて一度に楽しめるんですね~。 そしてこちらのビーチクラブではバリ島の伝統芸能をベースに少しコンテンポラリーにアレンジしたバリダンスのショーもありました! 夕焼けをバックに、風車のようなブランコに乗って回る踊り子の皆さん、なんだかとても幻想的で。。 ガムランの演奏もあり、ただ欧米のクラブのような音楽がズンズンと鳴り響くだけでない、バリらしさを大切にした演出は素晴らしいです✨ そしてバリ島西海岸のビーチクラブの醍醐味はなんてったってこのサンセットです! バリ島らしい音楽と踊りの後はサンセットを見ながらのディナー、そして夜が更ければお酒を飲みながらDJの音楽で揺れる、全てワンセットで至れり尽くせりのパラダイス、それがビーチクラブです✨ カップルでも、友人同士でも、家族連れでも楽しめますよ~。   ◆ビーチクラブに行かれる際には予約サイトやホームページなどから席の予約が必須です。 ビーチやプールサイドの席を予約すると、タオルは無料で貸してもらえます。 シャワールームもあるので、着替えて帰ることもできます。 お酒を飲みすぎて溺れたりしないように注意してください💦    

バリ島農園だより No.30 ~バリ島で滝行!?~

バリ島農園だより No.30 ~バリ島で滝行!?~

相変わらず毎日暑い日の続くバリ島です。 こんな時は、、、ムルカット(沐浴)にぴったり! このムルカットというのは聖なる滝や湧き水などに行って水を浴びて、心身を浄化する、日本の滝行のようなものです。 バリの人々は主に儀式の前や、満月の日などにムルカットに行きます。 ムルカットで一番有名なのはティルタ・ウンプル寺院ですが、今回はスバトゥの滝をご紹介したいと思います。 ウブドから北へ15km、車で30分ほどのところにスバトゥの沐浴場はあります。 こちらは山の中の滝つぼに入り水を浴びる、まさに滝行! 滝つぼまでの道のりはそれほどきつくはありません。 神聖な場所ですので、沐浴にはバリ島の腰巻と腰ひもが必須です。 (水を浴びるので上はTシャツでOK) 落差はさほど大きくないのですが、水の勢いと水圧が想像以上にすごいです。 写真ではお伝え出来ないのが残念。 お供えを買い、お寺でお祈りをしたら、思い切って滝の中へ入ります! どおーっと頭と体を思いきり打つ水圧とすさまじい水量、轟音で何も聞こえず、、、、 有無を言わさず無心にさせられ、その打ち付ける滝の水で本当に頭の先から爪の先まで洗い清められるようです。 バリ島では一番涼しい乾季の6~8月に行くと、水の中は結構寒く感じるので、風邪はひかないように要注意。 簡易的ではありますが、更衣室もあり、沐浴の後は洋服に着替えて帰路につきます。 このスバトゥというエリアは、まだ観光客も多くなく美しい田んぼの風景が広がり沐浴以外にも楽しめます。 とっても穴場な絶景カフェもいくつかありますよ~。沐浴の後に田んぼに沈む夕日を見てはさらに心が洗われます✨ ◆やはり観光地を訪れて見学するだけでなく、何事も体験してみるのが旅の醍醐味だと思います。 ぜひ地元の人々に混ざって滝にすべて流し洗い清めてすっきりしてみてくださいね!

バリ島農園だより No.30 ~バリ島で滝行!?~

相変わらず毎日暑い日の続くバリ島です。 こんな時は、、、ムルカット(沐浴)にぴったり! このムルカットというのは聖なる滝や湧き水などに行って水を浴びて、心身を浄化する、日本の滝行のようなものです。 バリの人々は主に儀式の前や、満月の日などにムルカットに行きます。 ムルカットで一番有名なのはティルタ・ウンプル寺院ですが、今回はスバトゥの滝をご紹介したいと思います。 ウブドから北へ15km、車で30分ほどのところにスバトゥの沐浴場はあります。 こちらは山の中の滝つぼに入り水を浴びる、まさに滝行! 滝つぼまでの道のりはそれほどきつくはありません。 神聖な場所ですので、沐浴にはバリ島の腰巻と腰ひもが必須です。 (水を浴びるので上はTシャツでOK) 落差はさほど大きくないのですが、水の勢いと水圧が想像以上にすごいです。 写真ではお伝え出来ないのが残念。 お供えを買い、お寺でお祈りをしたら、思い切って滝の中へ入ります! どおーっと頭と体を思いきり打つ水圧とすさまじい水量、轟音で何も聞こえず、、、、 有無を言わさず無心にさせられ、その打ち付ける滝の水で本当に頭の先から爪の先まで洗い清められるようです。 バリ島では一番涼しい乾季の6~8月に行くと、水の中は結構寒く感じるので、風邪はひかないように要注意。 簡易的ではありますが、更衣室もあり、沐浴の後は洋服に着替えて帰路につきます。 このスバトゥというエリアは、まだ観光客も多くなく美しい田んぼの風景が広がり沐浴以外にも楽しめます。 とっても穴場な絶景カフェもいくつかありますよ~。沐浴の後に田んぼに沈む夕日を見てはさらに心が洗われます✨ ◆やはり観光地を訪れて見学するだけでなく、何事も体験してみるのが旅の醍醐味だと思います。 ぜひ地元の人々に混ざって滝にすべて流し洗い清めてすっきりしてみてくださいね!

バリ島農園だより No.29 ~スペシャルティコーヒー農園レポート~

バリ島農園だより No.29 ~スペシャルティコーヒー農園レポート~

さて、三月も半ばになり、雨季もそろそろ終盤、少しずつコーヒーシーズンが近づいてきたバリ島です。 最近は毎日33度くらいまで気温が上がり、湿度も高く雨は減ってきてものすごく暑いです! 湿気が多いのに雨が降りそうで降らないと、夜まで暑く寝苦しいような日もあります。 この雨季が明けるといよいよバリ島のコーヒーシーズンの幕開け。 まだまだコーヒーの実は緑色ですが、赤くなってきている実もちらほら。 雨季の間にどんどん成長して、葉っぱも茂り枝もぐんと伸びました。 これから少しずつできてくる赤い実だけを摘み取り、まずは今年一番のサンプル用から加工を始めます。 ”スペシャルティコーヒー”の加工において最初のポイントがこの収穫。 通常のコーヒーでは黄色い実~赤い実をざっと摘み取りますが、スペシャルティコーヒーでは赤を通り越して深紅になったもののみを摘み取ります。 ただの赤ではダメなんですね、本当に完熟の濃い赤のみを一粒ずつ選んで収穫するのです。 5月に入る頃、まとまって収穫できるようにになると、本格的なコーヒー加工が始まり、農園は毎日遅くまで大忙し。 雨季は雑草もどんどん生えるので、農園の息子くんも毎日草刈りが日課なのだそう。 バリ島のコーヒー農園のほとんどが有機自然農法で、畑、と言っても草刈りや高くなりすぎないよう木の剪定をする程度で基本的には自然の中でコーヒーの木はのびのびと育ちます。 元々、バリ島は日本でいえば愛媛県ほどの面積の小さな島でありながら、いくつも火山を抱え、肥沃な大地に豊富な雨量と、非常に恵まれた環境です。 ほとんどの果物は、何もしなくとも勝手にどんどんと育つのです。 (コーヒーもフルーツですね!) 家の庭にも、ドラゴンフルーツやパッションフルーツ、バナナなどが何ひとつ手入れしなくとも毎年沢山できますし、パパイヤなどに至っては庭に捨てた種からあっという間に育ちます。 気が付けば捨てた種から育ったカボチャができていることもありました(笑) しかもその勝手にできたカボチャはすっごく甘くておいしかったんですよ! 南国のパワーってすごいですよね、、、 コーヒーの加工が始まりましたら、またこちらのブログで紹介していきますのでお楽しみに♪ そして街に戻りまして、チャングーエリアのコーヒーショップをご紹介します。 以前も触れましたが、インドネシアは空前のコーヒーブーム。 日本よりもコーヒーショップは多いのでは???と思うほど、どんどんとお店ができます。 最近はどのお店もクオリティが高く、驚くばかり! お客さんも外国人よりもローカルの人が目立ちます。 サワードウも流行っていて、インドネシアのベーカリーのレベルも急激に高くなり、どこのパンも美味しくてこれまた驚き。 ローカル向けと思われるこちらのサンドイッチは、ハム卵サンドなのですが味が濃い目で辛めのチリマヨネーズ! 以前のバリ島ではこういったちょっとおしゃれなお店は外国人観光客向けと決まっていたのですが、最近はその境目がなくなり、地元の人々もおしゃれなカフェやレストランに集うようになり、そして富裕層のローカル観光客をターゲットにしたお店もどんどんとできてきました。 インドネシアの急成長ぶりはまさに日本のバブル期と重なります。...

バリ島農園だより No.29 ~スペシャルティコーヒー農園レポート~

さて、三月も半ばになり、雨季もそろそろ終盤、少しずつコーヒーシーズンが近づいてきたバリ島です。 最近は毎日33度くらいまで気温が上がり、湿度も高く雨は減ってきてものすごく暑いです! 湿気が多いのに雨が降りそうで降らないと、夜まで暑く寝苦しいような日もあります。 この雨季が明けるといよいよバリ島のコーヒーシーズンの幕開け。 まだまだコーヒーの実は緑色ですが、赤くなってきている実もちらほら。 雨季の間にどんどん成長して、葉っぱも茂り枝もぐんと伸びました。 これから少しずつできてくる赤い実だけを摘み取り、まずは今年一番のサンプル用から加工を始めます。 ”スペシャルティコーヒー”の加工において最初のポイントがこの収穫。 通常のコーヒーでは黄色い実~赤い実をざっと摘み取りますが、スペシャルティコーヒーでは赤を通り越して深紅になったもののみを摘み取ります。 ただの赤ではダメなんですね、本当に完熟の濃い赤のみを一粒ずつ選んで収穫するのです。 5月に入る頃、まとまって収穫できるようにになると、本格的なコーヒー加工が始まり、農園は毎日遅くまで大忙し。 雨季は雑草もどんどん生えるので、農園の息子くんも毎日草刈りが日課なのだそう。 バリ島のコーヒー農園のほとんどが有機自然農法で、畑、と言っても草刈りや高くなりすぎないよう木の剪定をする程度で基本的には自然の中でコーヒーの木はのびのびと育ちます。 元々、バリ島は日本でいえば愛媛県ほどの面積の小さな島でありながら、いくつも火山を抱え、肥沃な大地に豊富な雨量と、非常に恵まれた環境です。 ほとんどの果物は、何もしなくとも勝手にどんどんと育つのです。 (コーヒーもフルーツですね!) 家の庭にも、ドラゴンフルーツやパッションフルーツ、バナナなどが何ひとつ手入れしなくとも毎年沢山できますし、パパイヤなどに至っては庭に捨てた種からあっという間に育ちます。 気が付けば捨てた種から育ったカボチャができていることもありました(笑) しかもその勝手にできたカボチャはすっごく甘くておいしかったんですよ! 南国のパワーってすごいですよね、、、 コーヒーの加工が始まりましたら、またこちらのブログで紹介していきますのでお楽しみに♪ そして街に戻りまして、チャングーエリアのコーヒーショップをご紹介します。 以前も触れましたが、インドネシアは空前のコーヒーブーム。 日本よりもコーヒーショップは多いのでは???と思うほど、どんどんとお店ができます。 最近はどのお店もクオリティが高く、驚くばかり! お客さんも外国人よりもローカルの人が目立ちます。 サワードウも流行っていて、インドネシアのベーカリーのレベルも急激に高くなり、どこのパンも美味しくてこれまた驚き。 ローカル向けと思われるこちらのサンドイッチは、ハム卵サンドなのですが味が濃い目で辛めのチリマヨネーズ! 以前のバリ島ではこういったちょっとおしゃれなお店は外国人観光客向けと決まっていたのですが、最近はその境目がなくなり、地元の人々もおしゃれなカフェやレストランに集うようになり、そして富裕層のローカル観光客をターゲットにしたお店もどんどんとできてきました。 インドネシアの急成長ぶりはまさに日本のバブル期と重なります。...

バリ島農園だより No.28 ~バリ島の新年ニュピ~

バリ島農園だより No.28 ~バリ島の新年ニュピ~

3月3日はバリ島の新年、ニュピでした。 バリ島の新年は1年でとっても特別な日! この日は24時間すべての交通と電気の使用、外出が禁止され、人々は1日を家の中で静かに過ごします。 ニュピ前日は日本のねぶた祭りに似た鬼の神輿パレードがあるのですが、コロナの影響で今年は実に2年ぶりのパレード開催となりました。 ↑各バンジャール(村の自治体)ごとに、オゴオゴと言われる鬼のはりぼてを若者たちが手作りして準備します。この子たちはパレード先頭でした。 オゴオゴがおどろおどろしく近づいてきます、、、、! 近づいてくると結構な迫力です。 私がいたのはバリ島中西部、タバナンの田舎の村でしたので、見れたオゴオゴは2体のみ、、、 それでも2年ぶりということで村はとても盛り上がっていました。 このオゴオゴは村を練り歩き、悪霊を引き連れて最後は火に焼かれます。 そして一夜明けると静寂の1日の始まりです。 朝目覚めると、聞こえるのは鳥の声と虫の声のみ。 バイクの音も車の音も一切聞こえません。 普段はあまり聞こえなかった風の音や木立のざわめきが、はっきりと聞こえます。 空気は澄み渡り、光という光がキラキラと美しい。 観光エリアでは厳しく外出禁止ですが、田舎の方では近所を出歩いてもOK。 外へ出てみるといつもならビュンビュンと通り過ぎる車もバイクも一切なく、森を吹き抜ける風の音や、遠くの犬の遠吠えまでが聞こえる。 犬たちも子供たちも自由に道路を走り回り、幸せそう。 機械音の一切ない、排気ガスもない、自然の音だけになった村 なんかいつもと違う?と安全な道路を満喫する犬たち   夕方日が暮れてくると、電気のセンサーなどもすべて切り、日没前にシャワーをし、夕食も終えて夜の準備に入ります。 明かりに関してはバリ島全土で厳しく取り締まられ、小さな明かりでも外へ漏れてはいけません。 基本的に全く電灯をつけずに一夜を過ごしますが、目張りをして完全に光が漏れないようにすれば室内で点灯することは可能。 完全に夜が訪れ、外灯も何も人工的な明かりが一切ない暗闇の中、すこしずつ目が慣れてくると空からの明かりに照らされて、明かりがなくてもぼんやりと見えることに気が付きます。 どこまでも穏やかな、静寂と暗闇の美しい夜の世界。 なぜか毎年もののけ姫、ダイダラボッチを思い出すんですよね! 今年は天気がいまいちでしたが、もし晴れていれば空にはプラネタリウムのような天の川を見ることができます。 家に蛍がやってきていることに気づいたり。 太古の昔に思いをはせ、儚く美しい一夜は更けていきます。...

バリ島農園だより No.28 ~バリ島の新年ニュピ~

3月3日はバリ島の新年、ニュピでした。 バリ島の新年は1年でとっても特別な日! この日は24時間すべての交通と電気の使用、外出が禁止され、人々は1日を家の中で静かに過ごします。 ニュピ前日は日本のねぶた祭りに似た鬼の神輿パレードがあるのですが、コロナの影響で今年は実に2年ぶりのパレード開催となりました。 ↑各バンジャール(村の自治体)ごとに、オゴオゴと言われる鬼のはりぼてを若者たちが手作りして準備します。この子たちはパレード先頭でした。 オゴオゴがおどろおどろしく近づいてきます、、、、! 近づいてくると結構な迫力です。 私がいたのはバリ島中西部、タバナンの田舎の村でしたので、見れたオゴオゴは2体のみ、、、 それでも2年ぶりということで村はとても盛り上がっていました。 このオゴオゴは村を練り歩き、悪霊を引き連れて最後は火に焼かれます。 そして一夜明けると静寂の1日の始まりです。 朝目覚めると、聞こえるのは鳥の声と虫の声のみ。 バイクの音も車の音も一切聞こえません。 普段はあまり聞こえなかった風の音や木立のざわめきが、はっきりと聞こえます。 空気は澄み渡り、光という光がキラキラと美しい。 観光エリアでは厳しく外出禁止ですが、田舎の方では近所を出歩いてもOK。 外へ出てみるといつもならビュンビュンと通り過ぎる車もバイクも一切なく、森を吹き抜ける風の音や、遠くの犬の遠吠えまでが聞こえる。 犬たちも子供たちも自由に道路を走り回り、幸せそう。 機械音の一切ない、排気ガスもない、自然の音だけになった村 なんかいつもと違う?と安全な道路を満喫する犬たち   夕方日が暮れてくると、電気のセンサーなどもすべて切り、日没前にシャワーをし、夕食も終えて夜の準備に入ります。 明かりに関してはバリ島全土で厳しく取り締まられ、小さな明かりでも外へ漏れてはいけません。 基本的に全く電灯をつけずに一夜を過ごしますが、目張りをして完全に光が漏れないようにすれば室内で点灯することは可能。 完全に夜が訪れ、外灯も何も人工的な明かりが一切ない暗闇の中、すこしずつ目が慣れてくると空からの明かりに照らされて、明かりがなくてもぼんやりと見えることに気が付きます。 どこまでも穏やかな、静寂と暗闇の美しい夜の世界。 なぜか毎年もののけ姫、ダイダラボッチを思い出すんですよね! 今年は天気がいまいちでしたが、もし晴れていれば空にはプラネタリウムのような天の川を見ることができます。 家に蛍がやってきていることに気づいたり。 太古の昔に思いをはせ、儚く美しい一夜は更けていきます。...