TOPIC

バリ島農園だよりNo.46 ~コーヒー農園のとある一日~

バリ島農園だよりNo.46 ~コーヒー農園のとある一日~

バリ島のコーヒー農園ではただいま加工の真っ最中。 コーヒーチェリーの収穫期は早くも終わろうとしています。 今年は乾季だというのに雨が多く不作が続きましたが、なんとか日本に送るコーヒーは確保できました! 今日は農園の日常の風景をご紹介したいと思います。 長い細道の先、農園へたどり着くとこんな景色が出迎えてくれます。 写真左の方へ谷を降りていくと、地元の人々が聖水と崇める湧き水があり、その泉から水を引いているので、農園では水道の水をそのまま飲むことができます(普通バリ島の水道水はそのままでは飲めません。地元の人々は一度沸かして飲み水にすることはあります。) コーヒー農園があるこの地域は、バリ島でも標高が高く一年を通してとても涼しいです。 太陽が近いので、昼間だけ日差しが暑いですが、曇れば急に肌寒い、そんな気候。 特に朝晩は寒く、バリの人々はダウンジャケットを着ているほどです。 まずは牛小屋をチェック! 農園に自生する草を食べ、元気に育っています。 そしてこの牛たちの堆肥で、農園のみかんやコーヒーも元気に育つわけです。 緑の葉に緑の実なので見えにくいですが、みかんが沢山なっています。 バリ島ではお米が年に3回収穫できるというお話を以前書きましたが、みかんは一年に2回収穫できます。 そして、バリ島の果物はみかんに限らずマンゴーやバナナも、緑色でも熟れています。 マンゴーもバナナも黄色いものだと思っていたので、最初はとても驚いたものです。 見た目は酸っぱそうに見えますが、しっかりと味が濃く、日本のみかんほどの甘さはないにしろとってもおいしいバリ島のミカン。 香りが強いので、ミカンジュースにすると最高! この日のお昼ご飯は、ニャッニャッなんて猫の鳴き声みたいなかわいい名前の、淡水魚のバリ風と、農園で採れるお野菜料理、テンペという大豆を発酵させて作る保存食を揚げたものなどなどです。 標高の高く寒暖差の大きいこの地域では、白菜やキャベツなどの野菜も瑞々しく甘く、平地で育ったものの何倍も美味しいです。 そんな飛び切り新鮮な野菜たちのおかげもあり、農園のお母さんが作る家庭料理は、街の食堂なんかよりもずーっと美味しくて、いつもほっとします。 バリの料理なので時々とっても辛いものもありますけどね! 最後にこれは、コーヒーの花。 ちらほらと咲いていました。 ジャスミンの花に似ていませんか? 甘く優しい、とても良い香りがするんですよー!   皆様もいつの日か、バリ島の農園へ遊びにいらしてくださいね。    

バリ島農園だよりNo.46 ~コーヒー農園のとある一日~

バリ島のコーヒー農園ではただいま加工の真っ最中。 コーヒーチェリーの収穫期は早くも終わろうとしています。 今年は乾季だというのに雨が多く不作が続きましたが、なんとか日本に送るコーヒーは確保できました! 今日は農園の日常の風景をご紹介したいと思います。 長い細道の先、農園へたどり着くとこんな景色が出迎えてくれます。 写真左の方へ谷を降りていくと、地元の人々が聖水と崇める湧き水があり、その泉から水を引いているので、農園では水道の水をそのまま飲むことができます(普通バリ島の水道水はそのままでは飲めません。地元の人々は一度沸かして飲み水にすることはあります。) コーヒー農園があるこの地域は、バリ島でも標高が高く一年を通してとても涼しいです。 太陽が近いので、昼間だけ日差しが暑いですが、曇れば急に肌寒い、そんな気候。 特に朝晩は寒く、バリの人々はダウンジャケットを着ているほどです。 まずは牛小屋をチェック! 農園に自生する草を食べ、元気に育っています。 そしてこの牛たちの堆肥で、農園のみかんやコーヒーも元気に育つわけです。 緑の葉に緑の実なので見えにくいですが、みかんが沢山なっています。 バリ島ではお米が年に3回収穫できるというお話を以前書きましたが、みかんは一年に2回収穫できます。 そして、バリ島の果物はみかんに限らずマンゴーやバナナも、緑色でも熟れています。 マンゴーもバナナも黄色いものだと思っていたので、最初はとても驚いたものです。 見た目は酸っぱそうに見えますが、しっかりと味が濃く、日本のみかんほどの甘さはないにしろとってもおいしいバリ島のミカン。 香りが強いので、ミカンジュースにすると最高! この日のお昼ご飯は、ニャッニャッなんて猫の鳴き声みたいなかわいい名前の、淡水魚のバリ風と、農園で採れるお野菜料理、テンペという大豆を発酵させて作る保存食を揚げたものなどなどです。 標高の高く寒暖差の大きいこの地域では、白菜やキャベツなどの野菜も瑞々しく甘く、平地で育ったものの何倍も美味しいです。 そんな飛び切り新鮮な野菜たちのおかげもあり、農園のお母さんが作る家庭料理は、街の食堂なんかよりもずーっと美味しくて、いつもほっとします。 バリの料理なので時々とっても辛いものもありますけどね! 最後にこれは、コーヒーの花。 ちらほらと咲いていました。 ジャスミンの花に似ていませんか? 甘く優しい、とても良い香りがするんですよー!   皆様もいつの日か、バリ島の農園へ遊びにいらしてくださいね。    

バリ島農園だよりNo.45 ~スペシャルティコーヒー加工プロセス~

バリ島農園だよりNo.45 ~スペシャルティコーヒー加工プロセス~

乾季だというのに、不安定なお天気の日が多いバリ島です。 今年はこの天気のせいでコーヒーチェリーが大不作。 通常なら3月に終わるはずの雨季が5月頃まで長引いたこと、雨季が明けても天気が不安定で日照不足になったことが原因だと言われています。 しかしそれでも、今年もコーヒー加工は始まっています!   まるで銭湯のお風呂に見えるこちら。いったい何でしょう? はい、こちらまさにコーヒーチェリーのお風呂ですね! ここには水が張られて、収穫されたチェリーはこの洗浄槽で洗われます。 そのとき密度の高いものは沈み、密度の低い実は浮かんできます。この浮かんだ実は虫食いだったり、傷んでいるものなので全て取り除かれます。 沈んだ実はこのパイプから出てくるようになっています。そしてこのパルパーという実と種を分ける機械にかけられて、今度はこの下の洗浄槽でさらに洗われます。 こちらは上の作業で取り除かれたコーヒーの実の皮の部分です。 カスカラと言われ、抗酸化作用が高く、様々な効能を持つ、とっても体に良いお茶になるんです! 味は苦くも渋くもなく、とてもやさしい味で、ほんのりとした甘みと香りがあり、なかなか美味しいと思います。 特に女性には人気があります。 洗ったコーヒー豆は、樽で農園の果物などで作った自家製天然酵母と共に24時間発酵させてから、洗い、このパラパラと呼ばれる網の上に干していきます。 干している間も、何度もかき混ぜながらすべての豆が均一に乾くように気を使います。 完全に乾くと、最終的に脱穀→3度の選別をして、やっと出荷となるわけです。 今年も美味しいコーヒーができますように!      

バリ島農園だよりNo.45 ~スペシャルティコーヒー加工プロセス~

乾季だというのに、不安定なお天気の日が多いバリ島です。 今年はこの天気のせいでコーヒーチェリーが大不作。 通常なら3月に終わるはずの雨季が5月頃まで長引いたこと、雨季が明けても天気が不安定で日照不足になったことが原因だと言われています。 しかしそれでも、今年もコーヒー加工は始まっています!   まるで銭湯のお風呂に見えるこちら。いったい何でしょう? はい、こちらまさにコーヒーチェリーのお風呂ですね! ここには水が張られて、収穫されたチェリーはこの洗浄槽で洗われます。 そのとき密度の高いものは沈み、密度の低い実は浮かんできます。この浮かんだ実は虫食いだったり、傷んでいるものなので全て取り除かれます。 沈んだ実はこのパイプから出てくるようになっています。そしてこのパルパーという実と種を分ける機械にかけられて、今度はこの下の洗浄槽でさらに洗われます。 こちらは上の作業で取り除かれたコーヒーの実の皮の部分です。 カスカラと言われ、抗酸化作用が高く、様々な効能を持つ、とっても体に良いお茶になるんです! 味は苦くも渋くもなく、とてもやさしい味で、ほんのりとした甘みと香りがあり、なかなか美味しいと思います。 特に女性には人気があります。 洗ったコーヒー豆は、樽で農園の果物などで作った自家製天然酵母と共に24時間発酵させてから、洗い、このパラパラと呼ばれる網の上に干していきます。 干している間も、何度もかき混ぜながらすべての豆が均一に乾くように気を使います。 完全に乾くと、最終的に脱穀→3度の選別をして、やっと出荷となるわけです。 今年も美味しいコーヒーができますように!      

バリ島農園だよりNo.44  ~インドネシアの大人気麺料理、ミーアヤムとバクソ~

バリ島農園だよりNo.44  ~インドネシアの大人気麺料理、ミーアヤムとバクソ~

さてさて、今日は久々にローカルフードの話題。 インドネシアには中国系の移民が多いことは以前も書きましたが、そんな中国系の移民がインドネシアの食文化にもたらした影響はとても大きいです。 中華料理を由来としながらも、今となってはバリ人を含め、インドネシア人のソウルフード、と言っても過言ではない二つの麺料理、それがミーアヤムとバクソです! インドネシアの肉団子スープ、バクソ バリ島のローカルエリアを歩くと、数十メートル置き、いやむしろ一軒おきにある場所もあるくらいに、そこら中にあるのがバクソ屋、そしてバクソ屋台です。 この料理は麺、というよりはあくまでも肉団子がメイン。 写真のものは鶏の足もついています(トロトロでコラーゲンたっぷり!)。 鶏肉又は牛肉を使った肉団子に、春雨が少しと、キャベツなどの野菜が少しだけ、スープも少なめ、そして味は濃いめ。 量的にも一食、とするには少なく、値段も日本円にして50円~100円と安いので、主に間食として食べられています。 ●夕方ごろになるとバクソ屋台がカンカンカンカンと鉢を叩きながらやってきます。その音を聞くとと大人も子供も飛び出して、バクソを買っている光景が良く見られます。 ベースは辛くなくシンプルなチキン系の味で、自分でサンバルと言う辛いたれや、ケチャップマニスという甘いたれを足して食べます。 地元の人々はとにかくこのバクソが大好きで、毎日のように食べている人も多いです!! 最近は色々なバクソのバリエーションが増えてきて、チーズ入りバクソや、ロブスターバクソなんてのもあります。   ラーメン好きな日本人もハマる、ミーアヤムとバクミー そしてそのバクソ屋で大抵同時に売られているのがこちら、ミーアヤム。 写真のものは肉団子も乗っていますが、こちらは麺がメイン。中華系の小麦麺です。 ベーシックなバージョンはこんなに具は多くなく、小松菜?少々と少し甘めに煮た鶏肉です。 この少し甘めの味の鶏肉がおいしいんですよねー!台湾の料理の味に似ている感じです。 こちらもお値段は100円ほど。日本のラーメンなどに比べると麺の量は少なめ、スープも少なめ。 ミーアヤムのさらに上を行くのがこちら↓ バクミーアヤムです。 ミーアヤムとの違いは、バクミーのお店は大抵中華系の人がやっているのでより中華麺に近いということ。 麺のコシや味は、バクミーアヤムの方が美味しいです! 鶏肉も、ミーアヤムほど甘い味付けではありません。 スープも澄んだ中華系のスープで、コショウが効いていることが多いような気がします! 麺の量も、ミーアヤムよりも多め。 そしてバクミーアヤムはスープが別添え。お好みで少しかけるもよし、かけないのもあり、全部かけてももちろんOK(私は迷わず全部かけます)。 お値段も少し高くなり、大抵150円以上ですね。  ...

バリ島農園だよりNo.44  ~インドネシアの大人気麺料理、ミーアヤムとバクソ~

さてさて、今日は久々にローカルフードの話題。 インドネシアには中国系の移民が多いことは以前も書きましたが、そんな中国系の移民がインドネシアの食文化にもたらした影響はとても大きいです。 中華料理を由来としながらも、今となってはバリ人を含め、インドネシア人のソウルフード、と言っても過言ではない二つの麺料理、それがミーアヤムとバクソです! インドネシアの肉団子スープ、バクソ バリ島のローカルエリアを歩くと、数十メートル置き、いやむしろ一軒おきにある場所もあるくらいに、そこら中にあるのがバクソ屋、そしてバクソ屋台です。 この料理は麺、というよりはあくまでも肉団子がメイン。 写真のものは鶏の足もついています(トロトロでコラーゲンたっぷり!)。 鶏肉又は牛肉を使った肉団子に、春雨が少しと、キャベツなどの野菜が少しだけ、スープも少なめ、そして味は濃いめ。 量的にも一食、とするには少なく、値段も日本円にして50円~100円と安いので、主に間食として食べられています。 ●夕方ごろになるとバクソ屋台がカンカンカンカンと鉢を叩きながらやってきます。その音を聞くとと大人も子供も飛び出して、バクソを買っている光景が良く見られます。 ベースは辛くなくシンプルなチキン系の味で、自分でサンバルと言う辛いたれや、ケチャップマニスという甘いたれを足して食べます。 地元の人々はとにかくこのバクソが大好きで、毎日のように食べている人も多いです!! 最近は色々なバクソのバリエーションが増えてきて、チーズ入りバクソや、ロブスターバクソなんてのもあります。   ラーメン好きな日本人もハマる、ミーアヤムとバクミー そしてそのバクソ屋で大抵同時に売られているのがこちら、ミーアヤム。 写真のものは肉団子も乗っていますが、こちらは麺がメイン。中華系の小麦麺です。 ベーシックなバージョンはこんなに具は多くなく、小松菜?少々と少し甘めに煮た鶏肉です。 この少し甘めの味の鶏肉がおいしいんですよねー!台湾の料理の味に似ている感じです。 こちらもお値段は100円ほど。日本のラーメンなどに比べると麺の量は少なめ、スープも少なめ。 ミーアヤムのさらに上を行くのがこちら↓ バクミーアヤムです。 ミーアヤムとの違いは、バクミーのお店は大抵中華系の人がやっているのでより中華麺に近いということ。 麺のコシや味は、バクミーアヤムの方が美味しいです! 鶏肉も、ミーアヤムほど甘い味付けではありません。 スープも澄んだ中華系のスープで、コショウが効いていることが多いような気がします! 麺の量も、ミーアヤムよりも多め。 そしてバクミーアヤムはスープが別添え。お好みで少しかけるもよし、かけないのもあり、全部かけてももちろんOK(私は迷わず全部かけます)。 お値段も少し高くなり、大抵150円以上ですね。  ...

バリ島農園だより No.43 ~コーヒーチェリーの収穫~

バリ島農園だより No.43 ~コーヒーチェリーの収穫~

今年もこの季節がやってきました。 今農園ではコーヒーチェリーの収穫真っ最中です。 今期は通常3月頃に開ける雨季が5月初めごろまで長引き、雨が多かったせいでチェリーが不作、かつてないほどの高値となりました。 インドネシア全体で今年はチェリーの大凶作の年となり、円安も相まってインドネシアコーヒーの価格が随分と高騰しています。 真っ赤に熟したチェリーはまるでルビーのように輝いています✨ 私が農園にはじめて来た頃、赤い実はすべて熟していると思っていました! だけど、ただ赤いだけではまだ未熟なのです。 一般的なコーヒー生産では、あまり気にせずにだー---っと収穫されますが、スペシャルティコーヒーにおいては、深紅になったもののみをひとつひとつ手摘みします。 上の画像で行くと、完熟と言えるものは青の線で囲ったチェリーです。 チェリーをそのまま食べてみるとわかるのですが、赤く見えてもこのくらい濃い色でないと、甘さが足りなく、その完熟度は最終的なコーヒーの味に影響して来ます。 なので、一つの木から少しずつ、他の実は残して、完熟した実だけをその都度摘み取っていくわけです。   そして、この実がコーヒーとなるときには収穫時の10分の1の重さになるんです。1kgのコーヒーを作るのに、なんと10㎏のコーヒーチェリーが必要なんですね! コーヒーの収穫をするのは日中ですから、腐りやすい完熟コーヒーチェリーは、収穫後すぐに洗浄して再度選別し、加工を始めないといけないので、この時期農家さんは夜中まで作業をすることもしばしば。 スペシャルティコーヒー生産というのは本当に重労働で、手間暇がかかるんです。 それなのに高値がつかないため、バリ島でもコーヒー生産をやめていく農家さんも多いです。 年に二度収穫できるみかんを売った方が利益になるし、加工の手間はないし、、、と言ってコーヒー畑をミカン畑に変えてしまう農家さんも沢山。   もっともっと、インドネシアのスペシャルティコーヒーの価値が認められ、日本を始め海外での販売価格が上がり、生豆の平均取引価格も上がることで、品質にこだわり手間暇かけて最高品質のコーヒーを作り続ける農家さんたちにもきちんと納得のいく利益が還元されるようになることを祈っています。    

バリ島農園だより No.43 ~コーヒーチェリーの収穫~

今年もこの季節がやってきました。 今農園ではコーヒーチェリーの収穫真っ最中です。 今期は通常3月頃に開ける雨季が5月初めごろまで長引き、雨が多かったせいでチェリーが不作、かつてないほどの高値となりました。 インドネシア全体で今年はチェリーの大凶作の年となり、円安も相まってインドネシアコーヒーの価格が随分と高騰しています。 真っ赤に熟したチェリーはまるでルビーのように輝いています✨ 私が農園にはじめて来た頃、赤い実はすべて熟していると思っていました! だけど、ただ赤いだけではまだ未熟なのです。 一般的なコーヒー生産では、あまり気にせずにだー---っと収穫されますが、スペシャルティコーヒーにおいては、深紅になったもののみをひとつひとつ手摘みします。 上の画像で行くと、完熟と言えるものは青の線で囲ったチェリーです。 チェリーをそのまま食べてみるとわかるのですが、赤く見えてもこのくらい濃い色でないと、甘さが足りなく、その完熟度は最終的なコーヒーの味に影響して来ます。 なので、一つの木から少しずつ、他の実は残して、完熟した実だけをその都度摘み取っていくわけです。   そして、この実がコーヒーとなるときには収穫時の10分の1の重さになるんです。1kgのコーヒーを作るのに、なんと10㎏のコーヒーチェリーが必要なんですね! コーヒーの収穫をするのは日中ですから、腐りやすい完熟コーヒーチェリーは、収穫後すぐに洗浄して再度選別し、加工を始めないといけないので、この時期農家さんは夜中まで作業をすることもしばしば。 スペシャルティコーヒー生産というのは本当に重労働で、手間暇がかかるんです。 それなのに高値がつかないため、バリ島でもコーヒー生産をやめていく農家さんも多いです。 年に二度収穫できるみかんを売った方が利益になるし、加工の手間はないし、、、と言ってコーヒー畑をミカン畑に変えてしまう農家さんも沢山。   もっともっと、インドネシアのスペシャルティコーヒーの価値が認められ、日本を始め海外での販売価格が上がり、生豆の平均取引価格も上がることで、品質にこだわり手間暇かけて最高品質のコーヒーを作り続ける農家さんたちにもきちんと納得のいく利益が還元されるようになることを祈っています。    

バリ島農園だより No.42 ~チャングーエリアの新しいおしゃれカフェBOKASHI~

バリ島農園だより No.42 ~チャングーエリアの新しいおしゃれカフェBOKASHI~

かなり規制が緩くなり、観光客が日に日に増えているこの頃。新しいお店もどんどんと増えてきました! 発展が目覚ましいチャングーエリア、今日はBerawaについ最近オープンしたばかりのカフェ、BOKASHIをご紹介します。   日本×中国なアンティークカフェ BOKASHIといえば、バリ島に詳しい方なら秘伝の万能オイルを思い浮かべるかと思うのですが、そのボカシオイルとは全く関係のないこちらのお店。 なんだかすごく和風なので、オープン前は和食屋さんができるのかな? と思っておりました。 実際はこちらのお店はエコでおしゃれなオーガニックグロサリーストアを併設した、アジアンスタイルのカフェ。 中国や日本を意識しているメニューや内装です。 一階にはこんな素敵なオーガニック食品売り場があります。 こちらは量り売り食材コーナー。プラスチック削減が盛んなバリ島、最近はこう言った量り売りのお店が多いです。 チャイニーズアンティークな雰囲気で、ものすごく素敵!!! そして日本人にもどこか懐かしく、とても落ち着くのではないでしょうか。 どの角度も素敵です。 メニューもインドネシア産の中国茶、てんぷらそばやお弁当的なものから、洋風のブレックファストメニューまで、主に中国×日本フュージョンがコンセプト。 結構ボリュームがあり、味もとても繊細で美味しかったです! 本当に最近バリ島にオープンするお店は、そのレベルの高さに脱帽します(*_*) こちらはトビコマヨネーズの上にエビと炙りアボカド、ケールふりかけが乗ったオープンサンドイッチ。 下のパンが厚切りトーストだったのも日本的。 コーヒーはカフェモカですが、美味しかったです❣ お客様は断然女性のグループが多かったですね~、やはりヘルシー志向なコンセプトだからでしょうか。 皆さんおしゃれをして、女子会をしているという雰囲気でした。 3段プレートに盛られたハイティーのセットもありました。 次回はスイーツも食べてみたいですね! ここはとにかく居心地がよく、ついつい、長居をしたくなるお店だと思います✨ ランチと飲み物で、お値段的には日本円で1000円~1500円くらいと、バリ島としては少しお高めですが、チャングーエリアでは普通ぐらいのお値段です。 コロナの影響で、世界的にフルリモートで働く人が増えたせいか、短期滞在の観光客狙いではない、こういった中長期滞在者をターゲットにした、とても居心地の良いハイレベルなお店がどんどんと増えている印象のバリ島。 もしリモートワーク可能なお仕事をされているのであれば、バリ島で悠々自適に過ごしながらワーケーション(ワーキング×バケーション)するのも手だとおもいますよ♪   Bokashi...

バリ島農園だより No.42 ~チャングーエリアの新しいおしゃれカフェBOKASHI~

かなり規制が緩くなり、観光客が日に日に増えているこの頃。新しいお店もどんどんと増えてきました! 発展が目覚ましいチャングーエリア、今日はBerawaについ最近オープンしたばかりのカフェ、BOKASHIをご紹介します。   日本×中国なアンティークカフェ BOKASHIといえば、バリ島に詳しい方なら秘伝の万能オイルを思い浮かべるかと思うのですが、そのボカシオイルとは全く関係のないこちらのお店。 なんだかすごく和風なので、オープン前は和食屋さんができるのかな? と思っておりました。 実際はこちらのお店はエコでおしゃれなオーガニックグロサリーストアを併設した、アジアンスタイルのカフェ。 中国や日本を意識しているメニューや内装です。 一階にはこんな素敵なオーガニック食品売り場があります。 こちらは量り売り食材コーナー。プラスチック削減が盛んなバリ島、最近はこう言った量り売りのお店が多いです。 チャイニーズアンティークな雰囲気で、ものすごく素敵!!! そして日本人にもどこか懐かしく、とても落ち着くのではないでしょうか。 どの角度も素敵です。 メニューもインドネシア産の中国茶、てんぷらそばやお弁当的なものから、洋風のブレックファストメニューまで、主に中国×日本フュージョンがコンセプト。 結構ボリュームがあり、味もとても繊細で美味しかったです! 本当に最近バリ島にオープンするお店は、そのレベルの高さに脱帽します(*_*) こちらはトビコマヨネーズの上にエビと炙りアボカド、ケールふりかけが乗ったオープンサンドイッチ。 下のパンが厚切りトーストだったのも日本的。 コーヒーはカフェモカですが、美味しかったです❣ お客様は断然女性のグループが多かったですね~、やはりヘルシー志向なコンセプトだからでしょうか。 皆さんおしゃれをして、女子会をしているという雰囲気でした。 3段プレートに盛られたハイティーのセットもありました。 次回はスイーツも食べてみたいですね! ここはとにかく居心地がよく、ついつい、長居をしたくなるお店だと思います✨ ランチと飲み物で、お値段的には日本円で1000円~1500円くらいと、バリ島としては少しお高めですが、チャングーエリアでは普通ぐらいのお値段です。 コロナの影響で、世界的にフルリモートで働く人が増えたせいか、短期滞在の観光客狙いではない、こういった中長期滞在者をターゲットにした、とても居心地の良いハイレベルなお店がどんどんと増えている印象のバリ島。 もしリモートワーク可能なお仕事をされているのであれば、バリ島で悠々自適に過ごしながらワーケーション(ワーキング×バケーション)するのも手だとおもいますよ♪   Bokashi...

バリ島農園だより No.41 ~とってもおしゃれなビーチハウス・スミニャックエリア~

バリ島農園だより No.41 ~とってもおしゃれなビーチハウス・スミニャックエリア~

カフェ以上、ビーチクラブ未満? さて、これまでにいくつかのビーチクラブを紹介して来ましたので、いつも見てくださっている皆様はバリ島のビーチクラブについてはもう分かっていただけたかと思います。 今日はチャングーよりのスミニャック、イケてる Petitengetエリア にある素敵なスポット、小規模ビーチクラブのような Mano Beach House をご紹介したいと思います。   ↑Manoはスペイン語で「手」の意味なので、エントランスには手のようなデコレーション。内装はどこか地中海風でもあります。 ビーチクラブというと、やはり結構高めのミニマムスペンド(最低飲食料金)が設定されている場合が多く、一般庶民にはすこーし敷居が高いものですが、こちらのお店はミニマムスペンドが15万ルピア(約1500円)から30万ルピア(約3000円)と低く、お酒など飲まないのでビーチクラブのミニマムスぺンドほど飲食しない方、ランチしながらパソコンを開いて、、なんていう方にもぴったり。※もちろんWi-Fi完備です。 大型ビーチクラブに比べれば小さいですが、ちゃんとプールもあります。 もちろん泳ぐこともできます! ビーチクラブよりは狭いですが、それでも結構な数のサンベッドがあります。 ちなみに奥のレストランエリアはミニマムスペンドはありませんので、コーヒーだけ飲むことも可能。 高級なお店だからと言って、コーヒーが美味しいとも限らないのですが(日本でもそうですよね)、こちらのお店のコーヒーはとっても美味しい! スペシャルティコーヒー生産に携わっている筆者としてはとってもポイントが高いです😊 このあたりの席は特等席ですね! かぶりつきの夕日を満喫できます。 カップルで訪れればとってもロマンチック~✨ レストラン横のバーエリアもおしゃれです。 こちらのお店、食事は何を食べても美味しかったです! メニューは和を意識したフュージョン料理もありました。 デザートのクレームブリュレも、コーヒーもとても美味しく、細かいところまでとてもこだわっているなあという印象。 ジェラートも美味しそう、、、 こんなに素敵なお店なら、流行の大型ビーチクラブよりもずっと良いのでは!? 丁度訪れた日は、バリ島のお盆と言われる大きなセレモニー、ガルンガンの近くでしたので、ビーチには楽隊と、バロンと言われるバリの獅子舞が練り歩いており、夕焼けと相まってとても神秘的でした。 どこか地中海を感じさせるようなおしゃれな空間で、モダンな美味しい料理やデザートを味わいつつ、ソファでくつろぎながらも、バリの楽器の音色が聞こえ、伝統文化も垣間見える。 こういったところもバリ島の良さではないかなあとしみじみと思いました♪   ◆6月に入り、バリ島ではこれから今年のハイシーズンに向けてどんどんと観光客が増えていくような雰囲気です。 残念なことに日本からバリ島の直行便がいまだにないことなどが影響して日本人観光客はほぼ、見かけません。 バリ島から近いオーストラリアからの観光客はすでにすごく多いですね!...

バリ島農園だより No.41 ~とってもおしゃれなビーチハウス・スミニャックエリア~

カフェ以上、ビーチクラブ未満? さて、これまでにいくつかのビーチクラブを紹介して来ましたので、いつも見てくださっている皆様はバリ島のビーチクラブについてはもう分かっていただけたかと思います。 今日はチャングーよりのスミニャック、イケてる Petitengetエリア にある素敵なスポット、小規模ビーチクラブのような Mano Beach House をご紹介したいと思います。   ↑Manoはスペイン語で「手」の意味なので、エントランスには手のようなデコレーション。内装はどこか地中海風でもあります。 ビーチクラブというと、やはり結構高めのミニマムスペンド(最低飲食料金)が設定されている場合が多く、一般庶民にはすこーし敷居が高いものですが、こちらのお店はミニマムスペンドが15万ルピア(約1500円)から30万ルピア(約3000円)と低く、お酒など飲まないのでビーチクラブのミニマムスぺンドほど飲食しない方、ランチしながらパソコンを開いて、、なんていう方にもぴったり。※もちろんWi-Fi完備です。 大型ビーチクラブに比べれば小さいですが、ちゃんとプールもあります。 もちろん泳ぐこともできます! ビーチクラブよりは狭いですが、それでも結構な数のサンベッドがあります。 ちなみに奥のレストランエリアはミニマムスペンドはありませんので、コーヒーだけ飲むことも可能。 高級なお店だからと言って、コーヒーが美味しいとも限らないのですが(日本でもそうですよね)、こちらのお店のコーヒーはとっても美味しい! スペシャルティコーヒー生産に携わっている筆者としてはとってもポイントが高いです😊 このあたりの席は特等席ですね! かぶりつきの夕日を満喫できます。 カップルで訪れればとってもロマンチック~✨ レストラン横のバーエリアもおしゃれです。 こちらのお店、食事は何を食べても美味しかったです! メニューは和を意識したフュージョン料理もありました。 デザートのクレームブリュレも、コーヒーもとても美味しく、細かいところまでとてもこだわっているなあという印象。 ジェラートも美味しそう、、、 こんなに素敵なお店なら、流行の大型ビーチクラブよりもずっと良いのでは!? 丁度訪れた日は、バリ島のお盆と言われる大きなセレモニー、ガルンガンの近くでしたので、ビーチには楽隊と、バロンと言われるバリの獅子舞が練り歩いており、夕焼けと相まってとても神秘的でした。 どこか地中海を感じさせるようなおしゃれな空間で、モダンな美味しい料理やデザートを味わいつつ、ソファでくつろぎながらも、バリの楽器の音色が聞こえ、伝統文化も垣間見える。 こういったところもバリ島の良さではないかなあとしみじみと思いました♪   ◆6月に入り、バリ島ではこれから今年のハイシーズンに向けてどんどんと観光客が増えていくような雰囲気です。 残念なことに日本からバリ島の直行便がいまだにないことなどが影響して日本人観光客はほぼ、見かけません。 バリ島から近いオーストラリアからの観光客はすでにすごく多いですね!...