バリ島農園だより No.36 ~タバナンのマルガラナ英雄墓地~

バリ島農園だより No.36 ~タバナンのマルガラナ英雄墓地~

今日はかなりマイナーですが、日本人にはゆかりのある、とある場所をご紹介します。

 

空港から北へ1時間半ほど行ったところにあるタバナン県

タバナンは広く、西部には海に浮かぶような荘厳なタナロット寺院から、北部には世界文化遺産に指定されている棚田で有名なジャティルイなどいろいろな観光名所があります。

そのタバナンの北東寄りにマルガラナ英雄墓地があります。

ここはバリ島での独立戦争で戦死した、空港の名前にもなっているイグスティ・ングラ・ライ将軍を始めとする1372名を祀っている墓地で、その中には在留日本兵としてバリ人兵士と共に戦った日本兵11名が含まれているそうです。

鯉などの魚がいる池がたくさんあり、美しく整備されています。

売店で鯉の餌を売っていて、子供たちが餌やりをして遊んでいます。

その昔筆者も地域の公園の池の鯉にいつも餌やりに行っていたのを思い出しました、、、

上の建物はングラライ将軍の記念館。この日は入れませんでしたが、遺品などが展示されているそうです。

こちらが英雄たちが眠る墓地。1372基のお墓があります。

その中に11名の日本人のお墓もあります。

 

1946年から1949年までに渡るインドネシア独立戦争、このバリ島、マルガの戦いでは日本人を含む義勇軍は惨敗したのですが、最終的にインドネシアはこの戦争でオランダからの独立を勝ち取ります。

 

残留日本兵たちは義勇軍に銃の使い方や戦術を教え、インドネシアの独立に貢献したと言われています。

 

地元の人々は広い芝生のスペースで思い思いにくつろいだり、散歩をしたりしてちょっとした公園のように利用しているマルガラナ。

リゾートな雰囲気のバリ島も良いですが、時にはそんな過去の歴史に思いをはせながら、観光客の少ないこの地を訪れてみるのも良いかと思います。

歴史ある伝統的なバリ島建築も美しいですよ✨

 

 

 

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