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バリ島農園だより No.52 ~2022年コーヒー豆の出荷!~

バリ島農園だより No.52 ~2022年コーヒー豆の出荷!~

2022年ニュークロップいよいよ日本へ向けて出荷! 以前にもお伝えしましたが、バリ島のコーヒー収穫期は5~8月。 その後パーチメント(コーヒー豆の周りにある殻)の状態でしばらく保管され、出荷前の10月頃に脱穀をし、ソーティングが行われます。 コーヒー豆の最終工程についての記事はこちら⇩ バリ島農園だより Vol.11 ~コーヒー豆の出荷です!~ 今年は未だかつてないほどのコーヒーチェリーの不作で、完熟チェリーの確保に苦労をしましたが、なんとか出荷までたどり着きました✨ インドネシア中で不作でしたので、2022年のクロップは希少なものとなりました! 手塩にかけたコーヒー豆を送り出す農家さんの笑顔も最高😊 インドネシアを出発してから日本までは約一か月。 日本での販売が始まるのは年をまたいでからとなります。 皆様希少な2022年のコーヒー豆をどうぞお楽しみに!   コーヒーの木、接ぎ木の準備 さて、シーズンオフの農園では、来年のシーズンに向けて接ぎ木の準備が始まりました。 古くなり、実のつきが悪くなってきたコーヒーの木を大胆に切ります。 のこぎりが小さく、こんなので切れるの?と思いますが、それほどコーヒーの木は固くも太くもないので、思いのほか簡単に切り落とせます。 そしてこれから、この幹に元気な枝を接ぎ木するのです。   農園に遊びに来ていた皆さんも、全員でチャレンジ! シーズンオフの農園では、このように上に伸びすぎた枝を剪定したり、草刈りをしたり、時々手入れをしながらコーヒーの実の成長を見守ります。 すでにコーヒーの木にはたくさんの緑のチェリーがつき始めていました! 来年、天候に恵まれて、豊作となることを祈ります。 農家の皆、現地スタッフのみんな、今年もお疲れさまでした! 無事に日本へ届きますように。

バリ島農園だより No.52 ~2022年コーヒー豆の出荷!~

2022年ニュークロップいよいよ日本へ向けて出荷! 以前にもお伝えしましたが、バリ島のコーヒー収穫期は5~8月。 その後パーチメント(コーヒー豆の周りにある殻)の状態でしばらく保管され、出荷前の10月頃に脱穀をし、ソーティングが行われます。 コーヒー豆の最終工程についての記事はこちら⇩ バリ島農園だより Vol.11 ~コーヒー豆の出荷です!~ 今年は未だかつてないほどのコーヒーチェリーの不作で、完熟チェリーの確保に苦労をしましたが、なんとか出荷までたどり着きました✨ インドネシア中で不作でしたので、2022年のクロップは希少なものとなりました! 手塩にかけたコーヒー豆を送り出す農家さんの笑顔も最高😊 インドネシアを出発してから日本までは約一か月。 日本での販売が始まるのは年をまたいでからとなります。 皆様希少な2022年のコーヒー豆をどうぞお楽しみに!   コーヒーの木、接ぎ木の準備 さて、シーズンオフの農園では、来年のシーズンに向けて接ぎ木の準備が始まりました。 古くなり、実のつきが悪くなってきたコーヒーの木を大胆に切ります。 のこぎりが小さく、こんなので切れるの?と思いますが、それほどコーヒーの木は固くも太くもないので、思いのほか簡単に切り落とせます。 そしてこれから、この幹に元気な枝を接ぎ木するのです。   農園に遊びに来ていた皆さんも、全員でチャレンジ! シーズンオフの農園では、このように上に伸びすぎた枝を剪定したり、草刈りをしたり、時々手入れをしながらコーヒーの実の成長を見守ります。 すでにコーヒーの木にはたくさんの緑のチェリーがつき始めていました! 来年、天候に恵まれて、豊作となることを祈ります。 農家の皆、現地スタッフのみんな、今年もお疲れさまでした! 無事に日本へ届きますように。

バリ島農園だより No.51 ~コーヒー豆から器具まで何でも揃うコーヒーパラダイス、Otten Coffee~

バリ島農園だより No.51 ~コーヒー豆から器具まで何でも揃うコーヒーパラダイス、Otten...

コーヒー大国インドネシア、今日ご紹介するのはスマトラ、メダン発のコーヒー専門店Otten Coffee(オッテンコーヒー)バンドゥン店。 バンドゥンはインドネシア有数のコーヒー産地で、海外からの観光客などはほぼ見かけない場所ですが、コーヒー文化が発展していて、驚くほど洗練されたカフェが多くあります。 Otten Coffee ではインドネシア各地の特選コーヒー豆を販売するだけでなく、カフェ、コーヒー関連器具を扱うショップも併設。 特にショップの品ぞろえはインドネシアNo.1! 家庭用からプロ用まで、日本製品を含め世界中のコーヒー関連商品が展示販売されています。 外観もとても都会的で洗練されていておしゃれです。 ↑こちらはデロンギのコーナー コーヒーマシンの種類も豊富で、見ているだけでも楽しいです。 打ちっぱなし風の壁に、アイアンのシェルフと、インダストリアル風のシンプルでおしゃれな店内。 天井のロゴもかっこいいですね! バリスタが丁寧にコーヒーを淹れてくれます。 この時頂いたコーヒーPuntang Honeyは、とてもバランスがよくクリーンでおいしかったです。 そしてこちらのお店の目玉、、、、 バリスタロボット OttenMatic です! このロボット、なんと3000時間もコーヒーの淹れ方を勉強したという、人間バリスタも顔負けの経験者。味覚もある(味のデータ分析機能があるのでしょうね!)らしく、違うコーヒーの判定をすることもできるのだとか。 時間も温度もきっちり正確に、おいしいコーヒーを淹れてくれました! このバリスタロボットはバンドゥン店にしかないらしいのでお見逃しなく! 黒字に白抜きの、オリジナルのトートバッグも素敵✨ Otten Coffee Website インドネシアといえばやはりバリ島が観光地としては有名ですが、バンドゥンのカフェ巡りなんていうのもおすすめですよ。    

バリ島農園だより No.51 ~コーヒー豆から器具まで何でも揃うコーヒーパラダイス、Otten...

コーヒー大国インドネシア、今日ご紹介するのはスマトラ、メダン発のコーヒー専門店Otten Coffee(オッテンコーヒー)バンドゥン店。 バンドゥンはインドネシア有数のコーヒー産地で、海外からの観光客などはほぼ見かけない場所ですが、コーヒー文化が発展していて、驚くほど洗練されたカフェが多くあります。 Otten Coffee ではインドネシア各地の特選コーヒー豆を販売するだけでなく、カフェ、コーヒー関連器具を扱うショップも併設。 特にショップの品ぞろえはインドネシアNo.1! 家庭用からプロ用まで、日本製品を含め世界中のコーヒー関連商品が展示販売されています。 外観もとても都会的で洗練されていておしゃれです。 ↑こちらはデロンギのコーナー コーヒーマシンの種類も豊富で、見ているだけでも楽しいです。 打ちっぱなし風の壁に、アイアンのシェルフと、インダストリアル風のシンプルでおしゃれな店内。 天井のロゴもかっこいいですね! バリスタが丁寧にコーヒーを淹れてくれます。 この時頂いたコーヒーPuntang Honeyは、とてもバランスがよくクリーンでおいしかったです。 そしてこちらのお店の目玉、、、、 バリスタロボット OttenMatic です! このロボット、なんと3000時間もコーヒーの淹れ方を勉強したという、人間バリスタも顔負けの経験者。味覚もある(味のデータ分析機能があるのでしょうね!)らしく、違うコーヒーの判定をすることもできるのだとか。 時間も温度もきっちり正確に、おいしいコーヒーを淹れてくれました! このバリスタロボットはバンドゥン店にしかないらしいのでお見逃しなく! 黒字に白抜きの、オリジナルのトートバッグも素敵✨ Otten Coffee Website インドネシアといえばやはりバリ島が観光地としては有名ですが、バンドゥンのカフェ巡りなんていうのもおすすめですよ。    

バリ島コーヒー農園だより No.48 ~パックヨセフのティピカ農園・インドネシア、レンバン~

バリ島コーヒー農園だより No.48 ~パックヨセフのティピカ農園・インドネシア、レンバン~

インドネシア第三の都市と言われるバンドゥン。バリ島からは飛行機で約1時間45分、ジャカルタからは車で約2.5時間の高原地帯です。 バンドゥンの隣、北側のレンバンの山奥にパックヨセフの農園はあります。 パックヨセフの農園へ行くには、レンバンの町から山へと入るのですが、それはもう道なき道で、オフロード車でないと進めない石や岩がゴロゴロとむきだしの斜面を左右上下に揺られながら2時間も登っていきます。   レトロなランドローバーが大活躍!ディズニーランドのアトラクションも顔負けです。 森の中のコーヒー農園。低い木はすべてコーヒーの木です。 周りに道路などはないので、鳥のさえずりや動物の声しか聞こえず、静かで穏やかで美しい空気に満ちています。 今年はコーヒーの大凶作で、もともと生産量の少ないパックヨセフの農園でも例年の5分の1ほどしか収穫できませんでした。 ですから2022年のティピカアスリは大変希少な豆になります。 コーヒーの木をチェックするパックヨセフと、日本人コーヒー農家の大西雄季さん。 こちらの女性は一人で毎朝農園全体を回りコーヒーの木をチェックするスーパーウーマン! この農園のほど近くに、タンクバンプラフという有名な火山があります。 活火山で、河口からは硫黄のにおいが立ち込め、煙がもくもくと上がっています。 写真では全体的に白っぽく伝わりにくいですが、実際に見ると圧巻の景色です!   山のふもとにある加工所 収穫されたチェリーは険しい山道を下り加工所へと運ばれます。 ナチュラル加工なので、チェリーのままパラパラに広げられ、ここで最初の選別を行います。 パックヨセフは乳酸菌噴霧で発酵を促しながら乾燥させます。 ナチュラル加工ではチェリー丸ごとの状態で最後まで乾燥させ、脱穀します。 それによって独特の香りが出るんですね。 こちらは生豆の大きさをそろえる道具。 パックヨセフの作るコーヒー豆は特に最後の選別に時間をかけているので、出来上がった豆はぴかぴかで、大きさもきれいにそろっています。   コーヒー愛にあふれるパックヨセフの手塩にかけて作られるティピカアスリナチュラルは、とてもクリーンでバランスが良く、飲んでみればそれがいかに丁寧に作られたのかがわかるコーヒーです。 希少すぎる2022年のクロップが日本に届くのを皆様どうぞお楽しみに!    

バリ島コーヒー農園だより No.48 ~パックヨセフのティピカ農園・インドネシア、レンバン~

インドネシア第三の都市と言われるバンドゥン。バリ島からは飛行機で約1時間45分、ジャカルタからは車で約2.5時間の高原地帯です。 バンドゥンの隣、北側のレンバンの山奥にパックヨセフの農園はあります。 パックヨセフの農園へ行くには、レンバンの町から山へと入るのですが、それはもう道なき道で、オフロード車でないと進めない石や岩がゴロゴロとむきだしの斜面を左右上下に揺られながら2時間も登っていきます。   レトロなランドローバーが大活躍!ディズニーランドのアトラクションも顔負けです。 森の中のコーヒー農園。低い木はすべてコーヒーの木です。 周りに道路などはないので、鳥のさえずりや動物の声しか聞こえず、静かで穏やかで美しい空気に満ちています。 今年はコーヒーの大凶作で、もともと生産量の少ないパックヨセフの農園でも例年の5分の1ほどしか収穫できませんでした。 ですから2022年のティピカアスリは大変希少な豆になります。 コーヒーの木をチェックするパックヨセフと、日本人コーヒー農家の大西雄季さん。 こちらの女性は一人で毎朝農園全体を回りコーヒーの木をチェックするスーパーウーマン! この農園のほど近くに、タンクバンプラフという有名な火山があります。 活火山で、河口からは硫黄のにおいが立ち込め、煙がもくもくと上がっています。 写真では全体的に白っぽく伝わりにくいですが、実際に見ると圧巻の景色です!   山のふもとにある加工所 収穫されたチェリーは険しい山道を下り加工所へと運ばれます。 ナチュラル加工なので、チェリーのままパラパラに広げられ、ここで最初の選別を行います。 パックヨセフは乳酸菌噴霧で発酵を促しながら乾燥させます。 ナチュラル加工ではチェリー丸ごとの状態で最後まで乾燥させ、脱穀します。 それによって独特の香りが出るんですね。 こちらは生豆の大きさをそろえる道具。 パックヨセフの作るコーヒー豆は特に最後の選別に時間をかけているので、出来上がった豆はぴかぴかで、大きさもきれいにそろっています。   コーヒー愛にあふれるパックヨセフの手塩にかけて作られるティピカアスリナチュラルは、とてもクリーンでバランスが良く、飲んでみればそれがいかに丁寧に作られたのかがわかるコーヒーです。 希少すぎる2022年のクロップが日本に届くのを皆様どうぞお楽しみに!    

バリ島農園だよりNo.45 ~スペシャルティコーヒー加工プロセス~

バリ島農園だよりNo.45 ~スペシャルティコーヒー加工プロセス~

乾季だというのに、不安定なお天気の日が多いバリ島です。 今年はこの天気のせいでコーヒーチェリーが大不作。 通常なら3月に終わるはずの雨季が5月頃まで長引いたこと、雨季が明けても天気が不安定で日照不足になったことが原因だと言われています。 しかしそれでも、今年もコーヒー加工は始まっています!   まるで銭湯のお風呂に見えるこちら。いったい何でしょう? はい、こちらまさにコーヒーチェリーのお風呂ですね! ここには水が張られて、収穫されたチェリーはこの洗浄槽で洗われます。 そのとき密度の高いものは沈み、密度の低い実は浮かんできます。この浮かんだ実は虫食いだったり、傷んでいるものなので全て取り除かれます。 沈んだ実はこのパイプから出てくるようになっています。そしてこのパルパーという実と種を分ける機械にかけられて、今度はこの下の洗浄槽でさらに洗われます。 こちらは上の作業で取り除かれたコーヒーの実の皮の部分です。 カスカラと言われ、抗酸化作用が高く、様々な効能を持つ、とっても体に良いお茶になるんです! 味は苦くも渋くもなく、とてもやさしい味で、ほんのりとした甘みと香りがあり、なかなか美味しいと思います。 特に女性には人気があります。 洗ったコーヒー豆は、樽で農園の果物などで作った自家製天然酵母と共に24時間発酵させてから、洗い、このパラパラと呼ばれる網の上に干していきます。 干している間も、何度もかき混ぜながらすべての豆が均一に乾くように気を使います。 完全に乾くと、最終的に脱穀→3度の選別をして、やっと出荷となるわけです。 今年も美味しいコーヒーができますように!      

バリ島農園だよりNo.45 ~スペシャルティコーヒー加工プロセス~

乾季だというのに、不安定なお天気の日が多いバリ島です。 今年はこの天気のせいでコーヒーチェリーが大不作。 通常なら3月に終わるはずの雨季が5月頃まで長引いたこと、雨季が明けても天気が不安定で日照不足になったことが原因だと言われています。 しかしそれでも、今年もコーヒー加工は始まっています!   まるで銭湯のお風呂に見えるこちら。いったい何でしょう? はい、こちらまさにコーヒーチェリーのお風呂ですね! ここには水が張られて、収穫されたチェリーはこの洗浄槽で洗われます。 そのとき密度の高いものは沈み、密度の低い実は浮かんできます。この浮かんだ実は虫食いだったり、傷んでいるものなので全て取り除かれます。 沈んだ実はこのパイプから出てくるようになっています。そしてこのパルパーという実と種を分ける機械にかけられて、今度はこの下の洗浄槽でさらに洗われます。 こちらは上の作業で取り除かれたコーヒーの実の皮の部分です。 カスカラと言われ、抗酸化作用が高く、様々な効能を持つ、とっても体に良いお茶になるんです! 味は苦くも渋くもなく、とてもやさしい味で、ほんのりとした甘みと香りがあり、なかなか美味しいと思います。 特に女性には人気があります。 洗ったコーヒー豆は、樽で農園の果物などで作った自家製天然酵母と共に24時間発酵させてから、洗い、このパラパラと呼ばれる網の上に干していきます。 干している間も、何度もかき混ぜながらすべての豆が均一に乾くように気を使います。 完全に乾くと、最終的に脱穀→3度の選別をして、やっと出荷となるわけです。 今年も美味しいコーヒーができますように!      

バリ島農園だより No.29 ~スペシャルティコーヒー農園レポート~

バリ島農園だより No.29 ~スペシャルティコーヒー農園レポート~

さて、三月も半ばになり、雨季もそろそろ終盤、少しずつコーヒーシーズンが近づいてきたバリ島です。 最近は毎日33度くらいまで気温が上がり、湿度も高く雨は減ってきてものすごく暑いです! 湿気が多いのに雨が降りそうで降らないと、夜まで暑く寝苦しいような日もあります。 この雨季が明けるといよいよバリ島のコーヒーシーズンの幕開け。 まだまだコーヒーの実は緑色ですが、赤くなってきている実もちらほら。 雨季の間にどんどん成長して、葉っぱも茂り枝もぐんと伸びました。 これから少しずつできてくる赤い実だけを摘み取り、まずは今年一番のサンプル用から加工を始めます。 ”スペシャルティコーヒー”の加工において最初のポイントがこの収穫。 通常のコーヒーでは黄色い実~赤い実をざっと摘み取りますが、スペシャルティコーヒーでは赤を通り越して深紅になったもののみを摘み取ります。 ただの赤ではダメなんですね、本当に完熟の濃い赤のみを一粒ずつ選んで収穫するのです。 5月に入る頃、まとまって収穫できるようにになると、本格的なコーヒー加工が始まり、農園は毎日遅くまで大忙し。 雨季は雑草もどんどん生えるので、農園の息子くんも毎日草刈りが日課なのだそう。 バリ島のコーヒー農園のほとんどが有機自然農法で、畑、と言っても草刈りや高くなりすぎないよう木の剪定をする程度で基本的には自然の中でコーヒーの木はのびのびと育ちます。 元々、バリ島は日本でいえば愛媛県ほどの面積の小さな島でありながら、いくつも火山を抱え、肥沃な大地に豊富な雨量と、非常に恵まれた環境です。 ほとんどの果物は、何もしなくとも勝手にどんどんと育つのです。 (コーヒーもフルーツですね!) 家の庭にも、ドラゴンフルーツやパッションフルーツ、バナナなどが何ひとつ手入れしなくとも毎年沢山できますし、パパイヤなどに至っては庭に捨てた種からあっという間に育ちます。 気が付けば捨てた種から育ったカボチャができていることもありました(笑) しかもその勝手にできたカボチャはすっごく甘くておいしかったんですよ! 南国のパワーってすごいですよね、、、 コーヒーの加工が始まりましたら、またこちらのブログで紹介していきますのでお楽しみに♪ そして街に戻りまして、チャングーエリアのコーヒーショップをご紹介します。 以前も触れましたが、インドネシアは空前のコーヒーブーム。 日本よりもコーヒーショップは多いのでは???と思うほど、どんどんとお店ができます。 最近はどのお店もクオリティが高く、驚くばかり! お客さんも外国人よりもローカルの人が目立ちます。 サワードウも流行っていて、インドネシアのベーカリーのレベルも急激に高くなり、どこのパンも美味しくてこれまた驚き。 ローカル向けと思われるこちらのサンドイッチは、ハム卵サンドなのですが味が濃い目で辛めのチリマヨネーズ! 以前のバリ島ではこういったちょっとおしゃれなお店は外国人観光客向けと決まっていたのですが、最近はその境目がなくなり、地元の人々もおしゃれなカフェやレストランに集うようになり、そして富裕層のローカル観光客をターゲットにしたお店もどんどんとできてきました。 インドネシアの急成長ぶりはまさに日本のバブル期と重なります。...

バリ島農園だより No.29 ~スペシャルティコーヒー農園レポート~

さて、三月も半ばになり、雨季もそろそろ終盤、少しずつコーヒーシーズンが近づいてきたバリ島です。 最近は毎日33度くらいまで気温が上がり、湿度も高く雨は減ってきてものすごく暑いです! 湿気が多いのに雨が降りそうで降らないと、夜まで暑く寝苦しいような日もあります。 この雨季が明けるといよいよバリ島のコーヒーシーズンの幕開け。 まだまだコーヒーの実は緑色ですが、赤くなってきている実もちらほら。 雨季の間にどんどん成長して、葉っぱも茂り枝もぐんと伸びました。 これから少しずつできてくる赤い実だけを摘み取り、まずは今年一番のサンプル用から加工を始めます。 ”スペシャルティコーヒー”の加工において最初のポイントがこの収穫。 通常のコーヒーでは黄色い実~赤い実をざっと摘み取りますが、スペシャルティコーヒーでは赤を通り越して深紅になったもののみを摘み取ります。 ただの赤ではダメなんですね、本当に完熟の濃い赤のみを一粒ずつ選んで収穫するのです。 5月に入る頃、まとまって収穫できるようにになると、本格的なコーヒー加工が始まり、農園は毎日遅くまで大忙し。 雨季は雑草もどんどん生えるので、農園の息子くんも毎日草刈りが日課なのだそう。 バリ島のコーヒー農園のほとんどが有機自然農法で、畑、と言っても草刈りや高くなりすぎないよう木の剪定をする程度で基本的には自然の中でコーヒーの木はのびのびと育ちます。 元々、バリ島は日本でいえば愛媛県ほどの面積の小さな島でありながら、いくつも火山を抱え、肥沃な大地に豊富な雨量と、非常に恵まれた環境です。 ほとんどの果物は、何もしなくとも勝手にどんどんと育つのです。 (コーヒーもフルーツですね!) 家の庭にも、ドラゴンフルーツやパッションフルーツ、バナナなどが何ひとつ手入れしなくとも毎年沢山できますし、パパイヤなどに至っては庭に捨てた種からあっという間に育ちます。 気が付けば捨てた種から育ったカボチャができていることもありました(笑) しかもその勝手にできたカボチャはすっごく甘くておいしかったんですよ! 南国のパワーってすごいですよね、、、 コーヒーの加工が始まりましたら、またこちらのブログで紹介していきますのでお楽しみに♪ そして街に戻りまして、チャングーエリアのコーヒーショップをご紹介します。 以前も触れましたが、インドネシアは空前のコーヒーブーム。 日本よりもコーヒーショップは多いのでは???と思うほど、どんどんとお店ができます。 最近はどのお店もクオリティが高く、驚くばかり! お客さんも外国人よりもローカルの人が目立ちます。 サワードウも流行っていて、インドネシアのベーカリーのレベルも急激に高くなり、どこのパンも美味しくてこれまた驚き。 ローカル向けと思われるこちらのサンドイッチは、ハム卵サンドなのですが味が濃い目で辛めのチリマヨネーズ! 以前のバリ島ではこういったちょっとおしゃれなお店は外国人観光客向けと決まっていたのですが、最近はその境目がなくなり、地元の人々もおしゃれなカフェやレストランに集うようになり、そして富裕層のローカル観光客をターゲットにしたお店もどんどんとできてきました。 インドネシアの急成長ぶりはまさに日本のバブル期と重なります。...

バリ島農園だより No.16  ~シーズンオフのコーヒー農園~

バリ島農園だより No.16  ~シーズンオフのコーヒー農園~

シーズンオフ、雨季のバリ島コーヒー農園 12月、日本は真冬に突入するところですが、バリ島は本格的な雨季に入り、草木が生き生きと茂り、さまざまな果物が旬を迎えます。 南国の雨季は日本の梅雨とは違い、一日中雨が降ることは少ないです。 大抵はスコールのような雨と、晴れ間の繰り返しで、数日晴れていることもあります。だからこそ果物がおいしくなるんですね。 そして南半球となるバリ島では、日本が冬の時期のほうが平均気温は高くなります。 雨が降り続けば涼しいですが、晴れ間が来ると一気に気温が上がり、湿気も伴って蒸し暑く、それでも最高気温は高くても33度程度と日本の真夏に比べればずいぶんと過ごしやすいと思います。 今の時期のコーヒーはまだ、上の写真のように緑色で、雨に濡れてつやつやとした濃い緑の葉や、新しく出てきている新芽のグリーンが美しいです。 コーヒーシーズンが年に一度のバリ島のコーヒー農家さんたちは兼業で、オフシーズンには野菜や果物を生産したり、畜産、養鶏などで生計を立てています。 とはいってもバリの人々は牛をほとんど食べないので、たい肥や農耕用の牛が多いです。 ほとんどのバリ島の小規模農家では高価な農薬や化学肥料は買えないので、たい肥は牛糞から取り、自然農法でコーヒーの栽培をしています。 実はバリ島はミカンの名産地! コーヒーの生産地である高原地帯は、みかんの名産地でもあり、広大なミカン畑が至る所に広がっています。 ミカンの収穫期は年に2回ということもあり、この地域ではコーヒー農家さんもミカン農家と兼業しています。 収穫されたミカンは、バリ島内のみでなく、ジャワ島にも多く出荷されていきます。 バリ島でとれるみかんは甘さこそ日本のミカンには負けますが、独特の香りとさわやかな酸味があり、とってもおいしいです! 日本の方で、なんだか懐かしいミカンの味がするという方も、、、 早生のミカンの味に似ているかもしれません^^ 現地の人々はこのミカンにシロップをと水を足して作る、エスジェルックというミカンジュースが大好き。 どこのワルン(食堂や屋台)にも大抵あるので、エスジェルックをぜひオーダーしてみてください。 割と脂っこく辛く、濃い味のバリ料理をちょうど中和してくれて、ぴったりなんです。 ●雨季もお勧めしたい理由 雨季は雨が多く、旅行には避けられる季節ではありますが、雨季に旬を迎えるマンゴーやパッションフルーツ、マンゴスチンは格別だし、生き生きとした緑も美しく、さらに雲の多い空になりますから、夕焼け空は実は雨季のほうが断然に美しいんです! あえて雨季の時期にのんびりゆっくりと、観光重視ではない滞在型の旅をしてみるのもおすすめです。            

バリ島農園だより No.16  ~シーズンオフのコーヒー農園~

シーズンオフ、雨季のバリ島コーヒー農園 12月、日本は真冬に突入するところですが、バリ島は本格的な雨季に入り、草木が生き生きと茂り、さまざまな果物が旬を迎えます。 南国の雨季は日本の梅雨とは違い、一日中雨が降ることは少ないです。 大抵はスコールのような雨と、晴れ間の繰り返しで、数日晴れていることもあります。だからこそ果物がおいしくなるんですね。 そして南半球となるバリ島では、日本が冬の時期のほうが平均気温は高くなります。 雨が降り続けば涼しいですが、晴れ間が来ると一気に気温が上がり、湿気も伴って蒸し暑く、それでも最高気温は高くても33度程度と日本の真夏に比べればずいぶんと過ごしやすいと思います。 今の時期のコーヒーはまだ、上の写真のように緑色で、雨に濡れてつやつやとした濃い緑の葉や、新しく出てきている新芽のグリーンが美しいです。 コーヒーシーズンが年に一度のバリ島のコーヒー農家さんたちは兼業で、オフシーズンには野菜や果物を生産したり、畜産、養鶏などで生計を立てています。 とはいってもバリの人々は牛をほとんど食べないので、たい肥や農耕用の牛が多いです。 ほとんどのバリ島の小規模農家では高価な農薬や化学肥料は買えないので、たい肥は牛糞から取り、自然農法でコーヒーの栽培をしています。 実はバリ島はミカンの名産地! コーヒーの生産地である高原地帯は、みかんの名産地でもあり、広大なミカン畑が至る所に広がっています。 ミカンの収穫期は年に2回ということもあり、この地域ではコーヒー農家さんもミカン農家と兼業しています。 収穫されたミカンは、バリ島内のみでなく、ジャワ島にも多く出荷されていきます。 バリ島でとれるみかんは甘さこそ日本のミカンには負けますが、独特の香りとさわやかな酸味があり、とってもおいしいです! 日本の方で、なんだか懐かしいミカンの味がするという方も、、、 早生のミカンの味に似ているかもしれません^^ 現地の人々はこのミカンにシロップをと水を足して作る、エスジェルックというミカンジュースが大好き。 どこのワルン(食堂や屋台)にも大抵あるので、エスジェルックをぜひオーダーしてみてください。 割と脂っこく辛く、濃い味のバリ料理をちょうど中和してくれて、ぴったりなんです。 ●雨季もお勧めしたい理由 雨季は雨が多く、旅行には避けられる季節ではありますが、雨季に旬を迎えるマンゴーやパッションフルーツ、マンゴスチンは格別だし、生き生きとした緑も美しく、さらに雲の多い空になりますから、夕焼け空は実は雨季のほうが断然に美しいんです! あえて雨季の時期にのんびりゆっくりと、観光重視ではない滞在型の旅をしてみるのもおすすめです。