バリ島コーヒー農園だより No.48 ~パックヨセフのティピカ農園・インドネシア、レンバン~

バリ島コーヒー農園だより No.48 ~パックヨセフのティピカ農園・インドネシア、レンバン~

インドネシア第三の都市と言われるバンドゥン。バリ島からは飛行機で約1時間45分、ジャカルタからは車で約2.5時間の高原地帯です。

バンドゥンの隣、北側のレンバンの山奥にパックヨセフの農園はあります。

パックヨセフの農園へ行くには、レンバンの町から山へと入るのですが、それはもう道なき道で、オフロード車でないと進めない石や岩がゴロゴロとむきだしの斜面を左右上下に揺られながら2時間も登っていきます。

 

レトロなランドローバーが大活躍!ディズニーランドのアトラクションも顔負けです。

森の中のコーヒー農園。低い木はすべてコーヒーの木です。

周りに道路などはないので、鳥のさえずりや動物の声しか聞こえず、静かで穏やかで美しい空気に満ちています。

今年はコーヒーの大凶作で、もともと生産量の少ないパックヨセフの農園でも例年の5分の1ほどしか収穫できませんでした。

ですから2022年のティピカアスリは大変希少な豆になります

コーヒーの木をチェックするパックヨセフと、日本人コーヒー農家の大西雄季さん。

こちらの女性は一人で毎朝農園全体を回りコーヒーの木をチェックするスーパーウーマン!

この農園のほど近くに、タンクバンプラフという有名な火山があります。

活火山で、河口からは硫黄のにおいが立ち込め、煙がもくもくと上がっています。

写真では全体的に白っぽく伝わりにくいですが、実際に見ると圧巻の景色です!

 

山のふもとにある加工所

収穫されたチェリーは険しい山道を下り加工所へと運ばれます。

ナチュラル加工なので、チェリーのままパラパラに広げられ、ここで最初の選別を行います。

パックヨセフは乳酸菌噴霧で発酵を促しながら乾燥させます。

ナチュラル加工ではチェリー丸ごとの状態で最後まで乾燥させ、脱穀します。

それによって独特の香りが出るんですね。

こちらは生豆の大きさをそろえる道具。

パックヨセフの作るコーヒー豆は特に最後の選別に時間をかけているので、出来上がった豆はぴかぴかで、大きさもきれいにそろっています。

 

コーヒー愛にあふれるパックヨセフの手塩にかけて作られるティピカアスリナチュラルは、とてもクリーンでバランスが良く、飲んでみればそれがいかに丁寧に作られたのかがわかるコーヒーです。

希少すぎる2022年のクロップが日本に届くのを皆様どうぞお楽しみに!

 

 

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