バリ島農園だよりNo.46 ~コーヒー農園のとある一日~
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バリ島のコーヒー農園ではただいま加工の真っ最中。
コーヒーチェリーの収穫期は早くも終わろうとしています。
今年は乾季だというのに雨が多く不作が続きましたが、なんとか日本に送るコーヒーは確保できました!
今日は農園の日常の風景をご紹介したいと思います。
長い細道の先、農園へたどり着くとこんな景色が出迎えてくれます。
写真左の方へ谷を降りていくと、地元の人々が聖水と崇める湧き水があり、その泉から水を引いているので、農園では水道の水をそのまま飲むことができます(普通バリ島の水道水はそのままでは飲めません。地元の人々は一度沸かして飲み水にすることはあります。)
コーヒー農園があるこの地域は、バリ島でも標高が高く一年を通してとても涼しいです。
太陽が近いので、昼間だけ日差しが暑いですが、曇れば急に肌寒い、そんな気候。
特に朝晩は寒く、バリの人々はダウンジャケットを着ているほどです。
まずは牛小屋をチェック!
農園に自生する草を食べ、元気に育っています。
そしてこの牛たちの堆肥で、農園のみかんやコーヒーも元気に育つわけです。
緑の葉に緑の実なので見えにくいですが、みかんが沢山なっています。
バリ島ではお米が年に3回収穫できるというお話を以前書きましたが、みかんは一年に2回収穫できます。
そして、バリ島の果物はみかんに限らずマンゴーやバナナも、緑色でも熟れています。
マンゴーもバナナも黄色いものだと思っていたので、最初はとても驚いたものです。
見た目は酸っぱそうに見えますが、しっかりと味が濃く、日本のみかんほどの甘さはないにしろとってもおいしいバリ島のミカン。
香りが強いので、ミカンジュースにすると最高!
この日のお昼ご飯は、ニャッニャッなんて猫の鳴き声みたいなかわいい名前の、淡水魚のバリ風と、農園で採れるお野菜料理、テンペという大豆を発酵させて作る保存食を揚げたものなどなどです。
標高の高く寒暖差の大きいこの地域では、白菜やキャベツなどの野菜も瑞々しく甘く、平地で育ったものの何倍も美味しいです。
そんな飛び切り新鮮な野菜たちのおかげもあり、農園のお母さんが作る家庭料理は、街の食堂なんかよりもずーっと美味しくて、いつもほっとします。
バリの料理なので時々とっても辛いものもありますけどね!
最後にこれは、コーヒーの花。
ちらほらと咲いていました。
ジャスミンの花に似ていませんか?
甘く優しい、とても良い香りがするんですよー!
皆様もいつの日か、バリ島の農園へ遊びにいらしてくださいね。