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バリ島農園だより No.50 ~大人気庶民の味、ピーナッツソース焼き鳥サテ~

バリ島農園だより No.50 ~大人気庶民の味、ピーナッツソース焼き鳥サテ~

インドネシアの焼き鳥、サテ バリ島を歩いていると、道端から食欲をそそるいい香りがしてきます。 サテというインドネシアの焼き鳥は、庶民の味代表と言っても過言ではないくらい、みんな大好き! 香りでお客さんを釣る作戦なのか、サテ屋さんはどこも道端で炭火焼をしています。 サテ屋さんのほとんどはとても簡素なつくりです。 道端にぽつぽつとあって、お客さんもちゃちゃっとサテを食べて帰る、という感じ。 売っているものもサテのみ、というところが多いです。 お値段は大体1万ルピアから1万5千ルピア(100~150円)。 日本の焼き鳥よりも串についているお肉はちいさく、スナック感覚かもしれません! 日本のジューシーな焼き鳥とインドネシアの小ぶりで香ばしいサテは全くの別物という感じですが、炭火焼には変わりがないし、これはこれで美味しいです。   サテは鶏肉だけじゃない 何度か書いていますが、バリ人はとにかく豚肉が大好き! だからバリ島では豚肉のサテ、サテバビが大人気。 サテバビにはピーナッツソースではなく、甘辛いソースが使われます。 こちらの方が日本人には馴染みのある味かもしれません。 人気のお店では脂身と赤身がいい塩梅にミックスされていて、外側がカリっと焼けた脂身がまた格別に美味しい♪   小さなサテ屋さんにはご飯がおいてないところも多く、ご飯の代わりにロントンやティパットと言われるお米のお餅(味のついていない五平餅のようなもの)を一緒に食べたりします。 日本人の私にとっては、これはおつまみ的にビールが飲みたいところですが、小さなサテ屋さんにはビールが置いてあるわけもなく、少し残念💦   豚肉の他にも、サテカンビン(ヤギのサテ)のお店もあります。 ヤギは精力がつくとバリ島でも言われていて、疲れた時などにはサテカンビンが良いとか。 このヤギのサテ屋さんには、グレと呼ばれるヤギのスジで作ったスープがあり、このスープがとっても美味しいです! サテよりもむしろヤギはこのスープがおすすめ。 ※でも噂によると、ヤギは原価が高いから牛肉をヤギと偽って売っているお店もあるとか、、、     食欲をそそるサテの煙 バリ島の道端の至る所で上がる香ばしい香りのサテの香り、この香りを嗅ぐとおなかが鳴るシステム!...

バリ島農園だより No.50 ~大人気庶民の味、ピーナッツソース焼き鳥サテ~

インドネシアの焼き鳥、サテ バリ島を歩いていると、道端から食欲をそそるいい香りがしてきます。 サテというインドネシアの焼き鳥は、庶民の味代表と言っても過言ではないくらい、みんな大好き! 香りでお客さんを釣る作戦なのか、サテ屋さんはどこも道端で炭火焼をしています。 サテ屋さんのほとんどはとても簡素なつくりです。 道端にぽつぽつとあって、お客さんもちゃちゃっとサテを食べて帰る、という感じ。 売っているものもサテのみ、というところが多いです。 お値段は大体1万ルピアから1万5千ルピア(100~150円)。 日本の焼き鳥よりも串についているお肉はちいさく、スナック感覚かもしれません! 日本のジューシーな焼き鳥とインドネシアの小ぶりで香ばしいサテは全くの別物という感じですが、炭火焼には変わりがないし、これはこれで美味しいです。   サテは鶏肉だけじゃない 何度か書いていますが、バリ人はとにかく豚肉が大好き! だからバリ島では豚肉のサテ、サテバビが大人気。 サテバビにはピーナッツソースではなく、甘辛いソースが使われます。 こちらの方が日本人には馴染みのある味かもしれません。 人気のお店では脂身と赤身がいい塩梅にミックスされていて、外側がカリっと焼けた脂身がまた格別に美味しい♪   小さなサテ屋さんにはご飯がおいてないところも多く、ご飯の代わりにロントンやティパットと言われるお米のお餅(味のついていない五平餅のようなもの)を一緒に食べたりします。 日本人の私にとっては、これはおつまみ的にビールが飲みたいところですが、小さなサテ屋さんにはビールが置いてあるわけもなく、少し残念💦   豚肉の他にも、サテカンビン(ヤギのサテ)のお店もあります。 ヤギは精力がつくとバリ島でも言われていて、疲れた時などにはサテカンビンが良いとか。 このヤギのサテ屋さんには、グレと呼ばれるヤギのスジで作ったスープがあり、このスープがとっても美味しいです! サテよりもむしろヤギはこのスープがおすすめ。 ※でも噂によると、ヤギは原価が高いから牛肉をヤギと偽って売っているお店もあるとか、、、     食欲をそそるサテの煙 バリ島の道端の至る所で上がる香ばしい香りのサテの香り、この香りを嗅ぐとおなかが鳴るシステム!...

バリ島コーヒー農園だより No.49 ~タナロット寺院と、聖なる海蛇~

バリ島コーヒー農園だより No.49 ~タナロット寺院と、聖なる海蛇~

バリ島の西海岸、タバナン県に位置するタナロット寺院。 海に浮かぶ様子はバリ島のモンサンミッシェルといっても過言ではない!? なんて、浮かぶといってもこちらは陸からすぐの大きな岩ともいえる小島に寺が建っています。 ここはタバナン県の人々にとっては特に大事な聖地であり、バリ島の新年ニュピの前に行われるムラスティという儀式にタバナン中の人々がタナロット寺院を訪れるため、夜中には正装に身を包んだ人々で長い長い列ができ、ビーチも人々でごった返します。

バリ島コーヒー農園だより No.49 ~タナロット寺院と、聖なる海蛇~

バリ島の西海岸、タバナン県に位置するタナロット寺院。 海に浮かぶ様子はバリ島のモンサンミッシェルといっても過言ではない!? なんて、浮かぶといってもこちらは陸からすぐの大きな岩ともいえる小島に寺が建っています。 ここはタバナン県の人々にとっては特に大事な聖地であり、バリ島の新年ニュピの前に行われるムラスティという儀式にタバナン中の人々がタナロット寺院を訪れるため、夜中には正装に身を包んだ人々で長い長い列ができ、ビーチも人々でごった返します。

バリ島農園だよりNo.46 ~コーヒー農園のとある一日~

バリ島農園だよりNo.46 ~コーヒー農園のとある一日~

バリ島のコーヒー農園ではただいま加工の真っ最中。 コーヒーチェリーの収穫期は早くも終わろうとしています。 今年は乾季だというのに雨が多く不作が続きましたが、なんとか日本に送るコーヒーは確保できました! 今日は農園の日常の風景をご紹介したいと思います。 長い細道の先、農園へたどり着くとこんな景色が出迎えてくれます。 写真左の方へ谷を降りていくと、地元の人々が聖水と崇める湧き水があり、その泉から水を引いているので、農園では水道の水をそのまま飲むことができます(普通バリ島の水道水はそのままでは飲めません。地元の人々は一度沸かして飲み水にすることはあります。) コーヒー農園があるこの地域は、バリ島でも標高が高く一年を通してとても涼しいです。 太陽が近いので、昼間だけ日差しが暑いですが、曇れば急に肌寒い、そんな気候。 特に朝晩は寒く、バリの人々はダウンジャケットを着ているほどです。 まずは牛小屋をチェック! 農園に自生する草を食べ、元気に育っています。 そしてこの牛たちの堆肥で、農園のみかんやコーヒーも元気に育つわけです。 緑の葉に緑の実なので見えにくいですが、みかんが沢山なっています。 バリ島ではお米が年に3回収穫できるというお話を以前書きましたが、みかんは一年に2回収穫できます。 そして、バリ島の果物はみかんに限らずマンゴーやバナナも、緑色でも熟れています。 マンゴーもバナナも黄色いものだと思っていたので、最初はとても驚いたものです。 見た目は酸っぱそうに見えますが、しっかりと味が濃く、日本のみかんほどの甘さはないにしろとってもおいしいバリ島のミカン。 香りが強いので、ミカンジュースにすると最高! この日のお昼ご飯は、ニャッニャッなんて猫の鳴き声みたいなかわいい名前の、淡水魚のバリ風と、農園で採れるお野菜料理、テンペという大豆を発酵させて作る保存食を揚げたものなどなどです。 標高の高く寒暖差の大きいこの地域では、白菜やキャベツなどの野菜も瑞々しく甘く、平地で育ったものの何倍も美味しいです。 そんな飛び切り新鮮な野菜たちのおかげもあり、農園のお母さんが作る家庭料理は、街の食堂なんかよりもずーっと美味しくて、いつもほっとします。 バリの料理なので時々とっても辛いものもありますけどね! 最後にこれは、コーヒーの花。 ちらほらと咲いていました。 ジャスミンの花に似ていませんか? 甘く優しい、とても良い香りがするんですよー!   皆様もいつの日か、バリ島の農園へ遊びにいらしてくださいね。    

バリ島農園だよりNo.46 ~コーヒー農園のとある一日~

バリ島のコーヒー農園ではただいま加工の真っ最中。 コーヒーチェリーの収穫期は早くも終わろうとしています。 今年は乾季だというのに雨が多く不作が続きましたが、なんとか日本に送るコーヒーは確保できました! 今日は農園の日常の風景をご紹介したいと思います。 長い細道の先、農園へたどり着くとこんな景色が出迎えてくれます。 写真左の方へ谷を降りていくと、地元の人々が聖水と崇める湧き水があり、その泉から水を引いているので、農園では水道の水をそのまま飲むことができます(普通バリ島の水道水はそのままでは飲めません。地元の人々は一度沸かして飲み水にすることはあります。) コーヒー農園があるこの地域は、バリ島でも標高が高く一年を通してとても涼しいです。 太陽が近いので、昼間だけ日差しが暑いですが、曇れば急に肌寒い、そんな気候。 特に朝晩は寒く、バリの人々はダウンジャケットを着ているほどです。 まずは牛小屋をチェック! 農園に自生する草を食べ、元気に育っています。 そしてこの牛たちの堆肥で、農園のみかんやコーヒーも元気に育つわけです。 緑の葉に緑の実なので見えにくいですが、みかんが沢山なっています。 バリ島ではお米が年に3回収穫できるというお話を以前書きましたが、みかんは一年に2回収穫できます。 そして、バリ島の果物はみかんに限らずマンゴーやバナナも、緑色でも熟れています。 マンゴーもバナナも黄色いものだと思っていたので、最初はとても驚いたものです。 見た目は酸っぱそうに見えますが、しっかりと味が濃く、日本のみかんほどの甘さはないにしろとってもおいしいバリ島のミカン。 香りが強いので、ミカンジュースにすると最高! この日のお昼ご飯は、ニャッニャッなんて猫の鳴き声みたいなかわいい名前の、淡水魚のバリ風と、農園で採れるお野菜料理、テンペという大豆を発酵させて作る保存食を揚げたものなどなどです。 標高の高く寒暖差の大きいこの地域では、白菜やキャベツなどの野菜も瑞々しく甘く、平地で育ったものの何倍も美味しいです。 そんな飛び切り新鮮な野菜たちのおかげもあり、農園のお母さんが作る家庭料理は、街の食堂なんかよりもずーっと美味しくて、いつもほっとします。 バリの料理なので時々とっても辛いものもありますけどね! 最後にこれは、コーヒーの花。 ちらほらと咲いていました。 ジャスミンの花に似ていませんか? 甘く優しい、とても良い香りがするんですよー!   皆様もいつの日か、バリ島の農園へ遊びにいらしてくださいね。    

バリ島農園だよりNo.44  ~インドネシアの大人気麺料理、ミーアヤムとバクソ~

バリ島農園だよりNo.44  ~インドネシアの大人気麺料理、ミーアヤムとバクソ~

さてさて、今日は久々にローカルフードの話題。 インドネシアには中国系の移民が多いことは以前も書きましたが、そんな中国系の移民がインドネシアの食文化にもたらした影響はとても大きいです。 中華料理を由来としながらも、今となってはバリ人を含め、インドネシア人のソウルフード、と言っても過言ではない二つの麺料理、それがミーアヤムとバクソです! インドネシアの肉団子スープ、バクソ バリ島のローカルエリアを歩くと、数十メートル置き、いやむしろ一軒おきにある場所もあるくらいに、そこら中にあるのがバクソ屋、そしてバクソ屋台です。 この料理は麺、というよりはあくまでも肉団子がメイン。 写真のものは鶏の足もついています(トロトロでコラーゲンたっぷり!)。 鶏肉又は牛肉を使った肉団子に、春雨が少しと、キャベツなどの野菜が少しだけ、スープも少なめ、そして味は濃いめ。 量的にも一食、とするには少なく、値段も日本円にして50円~100円と安いので、主に間食として食べられています。 ●夕方ごろになるとバクソ屋台がカンカンカンカンと鉢を叩きながらやってきます。その音を聞くとと大人も子供も飛び出して、バクソを買っている光景が良く見られます。 ベースは辛くなくシンプルなチキン系の味で、自分でサンバルと言う辛いたれや、ケチャップマニスという甘いたれを足して食べます。 地元の人々はとにかくこのバクソが大好きで、毎日のように食べている人も多いです!! 最近は色々なバクソのバリエーションが増えてきて、チーズ入りバクソや、ロブスターバクソなんてのもあります。   ラーメン好きな日本人もハマる、ミーアヤムとバクミー そしてそのバクソ屋で大抵同時に売られているのがこちら、ミーアヤム。 写真のものは肉団子も乗っていますが、こちらは麺がメイン。中華系の小麦麺です。 ベーシックなバージョンはこんなに具は多くなく、小松菜?少々と少し甘めに煮た鶏肉です。 この少し甘めの味の鶏肉がおいしいんですよねー!台湾の料理の味に似ている感じです。 こちらもお値段は100円ほど。日本のラーメンなどに比べると麺の量は少なめ、スープも少なめ。 ミーアヤムのさらに上を行くのがこちら↓ バクミーアヤムです。 ミーアヤムとの違いは、バクミーのお店は大抵中華系の人がやっているのでより中華麺に近いということ。 麺のコシや味は、バクミーアヤムの方が美味しいです! 鶏肉も、ミーアヤムほど甘い味付けではありません。 スープも澄んだ中華系のスープで、コショウが効いていることが多いような気がします! 麺の量も、ミーアヤムよりも多め。 そしてバクミーアヤムはスープが別添え。お好みで少しかけるもよし、かけないのもあり、全部かけてももちろんOK(私は迷わず全部かけます)。 お値段も少し高くなり、大抵150円以上ですね。  ...

バリ島農園だよりNo.44  ~インドネシアの大人気麺料理、ミーアヤムとバクソ~

さてさて、今日は久々にローカルフードの話題。 インドネシアには中国系の移民が多いことは以前も書きましたが、そんな中国系の移民がインドネシアの食文化にもたらした影響はとても大きいです。 中華料理を由来としながらも、今となってはバリ人を含め、インドネシア人のソウルフード、と言っても過言ではない二つの麺料理、それがミーアヤムとバクソです! インドネシアの肉団子スープ、バクソ バリ島のローカルエリアを歩くと、数十メートル置き、いやむしろ一軒おきにある場所もあるくらいに、そこら中にあるのがバクソ屋、そしてバクソ屋台です。 この料理は麺、というよりはあくまでも肉団子がメイン。 写真のものは鶏の足もついています(トロトロでコラーゲンたっぷり!)。 鶏肉又は牛肉を使った肉団子に、春雨が少しと、キャベツなどの野菜が少しだけ、スープも少なめ、そして味は濃いめ。 量的にも一食、とするには少なく、値段も日本円にして50円~100円と安いので、主に間食として食べられています。 ●夕方ごろになるとバクソ屋台がカンカンカンカンと鉢を叩きながらやってきます。その音を聞くとと大人も子供も飛び出して、バクソを買っている光景が良く見られます。 ベースは辛くなくシンプルなチキン系の味で、自分でサンバルと言う辛いたれや、ケチャップマニスという甘いたれを足して食べます。 地元の人々はとにかくこのバクソが大好きで、毎日のように食べている人も多いです!! 最近は色々なバクソのバリエーションが増えてきて、チーズ入りバクソや、ロブスターバクソなんてのもあります。   ラーメン好きな日本人もハマる、ミーアヤムとバクミー そしてそのバクソ屋で大抵同時に売られているのがこちら、ミーアヤム。 写真のものは肉団子も乗っていますが、こちらは麺がメイン。中華系の小麦麺です。 ベーシックなバージョンはこんなに具は多くなく、小松菜?少々と少し甘めに煮た鶏肉です。 この少し甘めの味の鶏肉がおいしいんですよねー!台湾の料理の味に似ている感じです。 こちらもお値段は100円ほど。日本のラーメンなどに比べると麺の量は少なめ、スープも少なめ。 ミーアヤムのさらに上を行くのがこちら↓ バクミーアヤムです。 ミーアヤムとの違いは、バクミーのお店は大抵中華系の人がやっているのでより中華麺に近いということ。 麺のコシや味は、バクミーアヤムの方が美味しいです! 鶏肉も、ミーアヤムほど甘い味付けではありません。 スープも澄んだ中華系のスープで、コショウが効いていることが多いような気がします! 麺の量も、ミーアヤムよりも多め。 そしてバクミーアヤムはスープが別添え。お好みで少しかけるもよし、かけないのもあり、全部かけてももちろんOK(私は迷わず全部かけます)。 お値段も少し高くなり、大抵150円以上ですね。  ...

バリ島農園だより No.34 ~インドネシアのお米~

バリ島農園だより No.34 ~インドネシアのお米~

お米至上主義国インドネシア お米と言えば、日本人には欠かせない主食ですが、インドネシアでもお米がとーっても重要な主食です。 現代の日本人よりもインドネシア人の方がさらにお米への愛が強いかもしれない。 インドネシアではお米以外の炭水化物はすべて間食もしくは副菜です。 関西の人がお好み焼きをご飯のおかずにするような、ラーメン+ライスとか、そんな感じでしょうか。 インドネシアでも焼きそばも必ずご飯のおかずだし、ラーメンだって間食もしくはおかずです。パンだっておやつです。とにかく米を食べなければ一食に数えられない、、、、 それがインドネシア! ただインドネシアのお米は日本のお米とは違い、少し長くぱらっとしていて、日本のお米よりも糖質やでんぷん質が少ないです。 老若男女とにかくお米をたくさん食べます。 日本だとおかずと主食のバランスが大事と考えられてますが、こちらではとにかくお米至上主義! バリ島のローカル食堂でナシチャンプルなんかをテイクアウトしたことのある人は分かると思いますが、大量のご飯におかずが少しずつ”添えられて”いる感じ。 そのおかずも結局少量で沢山のご飯を食べるためのおかずなので、どれも大抵味濃い、辛い、そして脂っこいです。 と書くとまるで美味しくなさそうに聞こえますが(笑)独特のスパイスのおかげで癖になる美味しさではあります。 (かくいう筆者は小麦好きで、パンや麺類の方がご飯より好きなので、インドネシア料理は食べても一日一度くらいですね。) ↑こちらはバリ島名物バビグリン、豚の丸焼きですが、なんてたって真ん中はお米。お肉はちょびっと。とにかくご飯が食事の中心。   バリ島での米作り 日本でも沖縄ではお米の二期作が行われていますが、バリ島ではなんと一年に3回もお米が収穫されます。 でも地元の人に言わせると、昔は2回だったのだそう。 現代になり品種改良と化学肥料などのおかげで3回作るようになったそうですが、それはあまりよくないと地元の人々からもよく聞きます。 小さな頃から一粒残らずお米を食べるように言われてきた日本人の私にとって、少しカルチャーショックだったのが、バリ島の人々はあまりお米を大事にしないということ。 大量に炊いて残っても気にしない(大抵は犬や猫や鶏などの動物の餌になりますが)、炊飯器にたくさんお米がくっついていてもそのまま洗い場に持っていく、、、、という行動の理由も、お米が余るほどに作られているという理由からなんだと思います。   ◆同じお米を主食とする文化でも、ところ変われば、、、なことが沢山あります。 色々な国の食文化を見てきましたが、やはり日本の食文化はものすごく健康的だと思います。世界最長寿国ですからね! ちなみにインドネシアは2022年の世界長寿ランキング112位💦 やはり食文化の影響が大きいと感じます。 インドネシアでも食文化の問題は認識されているようで、小学校の教科書には甘いものや脂っこいものは健康によくないというトピックが頻繁に出てきます。 インドネシアの発展と共に人々の食生活ももう少し健康的になっていくのを祈ってます。  

バリ島農園だより No.34 ~インドネシアのお米~

お米至上主義国インドネシア お米と言えば、日本人には欠かせない主食ですが、インドネシアでもお米がとーっても重要な主食です。 現代の日本人よりもインドネシア人の方がさらにお米への愛が強いかもしれない。 インドネシアではお米以外の炭水化物はすべて間食もしくは副菜です。 関西の人がお好み焼きをご飯のおかずにするような、ラーメン+ライスとか、そんな感じでしょうか。 インドネシアでも焼きそばも必ずご飯のおかずだし、ラーメンだって間食もしくはおかずです。パンだっておやつです。とにかく米を食べなければ一食に数えられない、、、、 それがインドネシア! ただインドネシアのお米は日本のお米とは違い、少し長くぱらっとしていて、日本のお米よりも糖質やでんぷん質が少ないです。 老若男女とにかくお米をたくさん食べます。 日本だとおかずと主食のバランスが大事と考えられてますが、こちらではとにかくお米至上主義! バリ島のローカル食堂でナシチャンプルなんかをテイクアウトしたことのある人は分かると思いますが、大量のご飯におかずが少しずつ”添えられて”いる感じ。 そのおかずも結局少量で沢山のご飯を食べるためのおかずなので、どれも大抵味濃い、辛い、そして脂っこいです。 と書くとまるで美味しくなさそうに聞こえますが(笑)独特のスパイスのおかげで癖になる美味しさではあります。 (かくいう筆者は小麦好きで、パンや麺類の方がご飯より好きなので、インドネシア料理は食べても一日一度くらいですね。) ↑こちらはバリ島名物バビグリン、豚の丸焼きですが、なんてたって真ん中はお米。お肉はちょびっと。とにかくご飯が食事の中心。   バリ島での米作り 日本でも沖縄ではお米の二期作が行われていますが、バリ島ではなんと一年に3回もお米が収穫されます。 でも地元の人に言わせると、昔は2回だったのだそう。 現代になり品種改良と化学肥料などのおかげで3回作るようになったそうですが、それはあまりよくないと地元の人々からもよく聞きます。 小さな頃から一粒残らずお米を食べるように言われてきた日本人の私にとって、少しカルチャーショックだったのが、バリ島の人々はあまりお米を大事にしないということ。 大量に炊いて残っても気にしない(大抵は犬や猫や鶏などの動物の餌になりますが)、炊飯器にたくさんお米がくっついていてもそのまま洗い場に持っていく、、、、という行動の理由も、お米が余るほどに作られているという理由からなんだと思います。   ◆同じお米を主食とする文化でも、ところ変われば、、、なことが沢山あります。 色々な国の食文化を見てきましたが、やはり日本の食文化はものすごく健康的だと思います。世界最長寿国ですからね! ちなみにインドネシアは2022年の世界長寿ランキング112位💦 やはり食文化の影響が大きいと感じます。 インドネシアでも食文化の問題は認識されているようで、小学校の教科書には甘いものや脂っこいものは健康によくないというトピックが頻繁に出てきます。 インドネシアの発展と共に人々の食生活ももう少し健康的になっていくのを祈ってます。  

バリ島農園だより No.32 ~ジンバランの魚市場~

バリ島農園だより No.32 ~ジンバランの魚市場~

以前に食文化の記事でバリ島は島国でありながら豚肉大好きな肉食文化と書きましたが、今日はバリ島唯一?のお魚天国、ジンバランの港にある魚市場を紹介します。 ジンバランといえば観光で行くとビーチにあるレストランのサンセットディナーが有名ですが、そのレストランエリアのほど近くにこの魚市場があります。 狭い入り口を抜けて、さっそく中へと入ってみます! 人がやっとすれ違えるほどの細い通路が何本も伸びていて、中にはありとあらゆる海産物が売っています。   沖縄でも見かけたような鮮やかな青色の魚や、、、 真っ赤な魚や、、、、 青いムール貝、牡蠣、赤貝やハマグリ、ホタテに似た貝、何でもあります 巨大なイセエビも。バリ島ではイセエビが実は沢山取れるようです。 こちらはオニテナガエビという珍しい高級食材らしい。まだ食べたことがないので、食べてみたい! カニもいろいろな種類があります。 こちらはマグロ とにかく膨大な種類の魚介類が所狭しと並んでいます! この屋内市場の外、ビーチの方にも市場があるのですが、私はそちらの屋外の売り場の魚の方が新鮮な気がして、屋外の方で良く買い物をします。 こんな風におばちゃんたちがパラソルの下で魚を売っています。 そしてここで買った魚は、その魚市場のすぐ横にあるレストランに持って行って焼いてもらうことができます。 焼き代が1㎏あたり150円ほど。飲み物や白ご飯なども注文できます。 こんな風に炭火焼きしてもらえます。 バリ風の甘めのタレで焼かれた魚や貝。少し濃いめの味付けなので、ビールのおつまみにもぴったり♪ さて肝心の魚のお味は?というと、やはり温暖な海で育った南国の魚ですので、日本で食べていたお魚に比べると脂が少なくあっさりとしていると思います。 でもそれはそれで、美味しいですけどね。 インドネシアの人々の真似をして、手で食べてみるとまた一段と美味しかったりして、、、 添えられているタレ、サンバルは激辛だったりするので要注意です! 向かいのビーチのサンセットもちゃんと堪能できますよ。 ちらほら海水浴してる人もいます。奥に見えるのはGWKという超巨大なガルーダ像。 魚介類好きな方はぜひ行ってみてほしいこの魚市場。みんな大好きイセエビの値段は大きさによりますが、それでも日本よりずいぶん安い価格で買うことができます。 ◆日本人はちょっと手が出にくいカラフルなお魚たちも、食べてみると美味しいですよ!    

バリ島農園だより No.32 ~ジンバランの魚市場~

以前に食文化の記事でバリ島は島国でありながら豚肉大好きな肉食文化と書きましたが、今日はバリ島唯一?のお魚天国、ジンバランの港にある魚市場を紹介します。 ジンバランといえば観光で行くとビーチにあるレストランのサンセットディナーが有名ですが、そのレストランエリアのほど近くにこの魚市場があります。 狭い入り口を抜けて、さっそく中へと入ってみます! 人がやっとすれ違えるほどの細い通路が何本も伸びていて、中にはありとあらゆる海産物が売っています。   沖縄でも見かけたような鮮やかな青色の魚や、、、 真っ赤な魚や、、、、 青いムール貝、牡蠣、赤貝やハマグリ、ホタテに似た貝、何でもあります 巨大なイセエビも。バリ島ではイセエビが実は沢山取れるようです。 こちらはオニテナガエビという珍しい高級食材らしい。まだ食べたことがないので、食べてみたい! カニもいろいろな種類があります。 こちらはマグロ とにかく膨大な種類の魚介類が所狭しと並んでいます! この屋内市場の外、ビーチの方にも市場があるのですが、私はそちらの屋外の売り場の魚の方が新鮮な気がして、屋外の方で良く買い物をします。 こんな風におばちゃんたちがパラソルの下で魚を売っています。 そしてここで買った魚は、その魚市場のすぐ横にあるレストランに持って行って焼いてもらうことができます。 焼き代が1㎏あたり150円ほど。飲み物や白ご飯なども注文できます。 こんな風に炭火焼きしてもらえます。 バリ風の甘めのタレで焼かれた魚や貝。少し濃いめの味付けなので、ビールのおつまみにもぴったり♪ さて肝心の魚のお味は?というと、やはり温暖な海で育った南国の魚ですので、日本で食べていたお魚に比べると脂が少なくあっさりとしていると思います。 でもそれはそれで、美味しいですけどね。 インドネシアの人々の真似をして、手で食べてみるとまた一段と美味しかったりして、、、 添えられているタレ、サンバルは激辛だったりするので要注意です! 向かいのビーチのサンセットもちゃんと堪能できますよ。 ちらほら海水浴してる人もいます。奥に見えるのはGWKという超巨大なガルーダ像。 魚介類好きな方はぜひ行ってみてほしいこの魚市場。みんな大好きイセエビの値段は大きさによりますが、それでも日本よりずいぶん安い価格で買うことができます。 ◆日本人はちょっと手が出にくいカラフルなお魚たちも、食べてみると美味しいですよ!