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バリ島農園だよりNo.46 ~コーヒー農園のとある一日~

バリ島農園だよりNo.46 ~コーヒー農園のとある一日~

バリ島のコーヒー農園ではただいま加工の真っ最中。 コーヒーチェリーの収穫期は早くも終わろうとしています。 今年は乾季だというのに雨が多く不作が続きましたが、なんとか日本に送るコーヒーは確保できました! 今日は農園の日常の風景をご紹介したいと思います。 長い細道の先、農園へたどり着くとこんな景色が出迎えてくれます。 写真左の方へ谷を降りていくと、地元の人々が聖水と崇める湧き水があり、その泉から水を引いているので、農園では水道の水をそのまま飲むことができます(普通バリ島の水道水はそのままでは飲めません。地元の人々は一度沸かして飲み水にすることはあります。) コーヒー農園があるこの地域は、バリ島でも標高が高く一年を通してとても涼しいです。 太陽が近いので、昼間だけ日差しが暑いですが、曇れば急に肌寒い、そんな気候。 特に朝晩は寒く、バリの人々はダウンジャケットを着ているほどです。 まずは牛小屋をチェック! 農園に自生する草を食べ、元気に育っています。 そしてこの牛たちの堆肥で、農園のみかんやコーヒーも元気に育つわけです。 緑の葉に緑の実なので見えにくいですが、みかんが沢山なっています。 バリ島ではお米が年に3回収穫できるというお話を以前書きましたが、みかんは一年に2回収穫できます。 そして、バリ島の果物はみかんに限らずマンゴーやバナナも、緑色でも熟れています。 マンゴーもバナナも黄色いものだと思っていたので、最初はとても驚いたものです。 見た目は酸っぱそうに見えますが、しっかりと味が濃く、日本のみかんほどの甘さはないにしろとってもおいしいバリ島のミカン。 香りが強いので、ミカンジュースにすると最高! この日のお昼ご飯は、ニャッニャッなんて猫の鳴き声みたいなかわいい名前の、淡水魚のバリ風と、農園で採れるお野菜料理、テンペという大豆を発酵させて作る保存食を揚げたものなどなどです。 標高の高く寒暖差の大きいこの地域では、白菜やキャベツなどの野菜も瑞々しく甘く、平地で育ったものの何倍も美味しいです。 そんな飛び切り新鮮な野菜たちのおかげもあり、農園のお母さんが作る家庭料理は、街の食堂なんかよりもずーっと美味しくて、いつもほっとします。 バリの料理なので時々とっても辛いものもありますけどね! 最後にこれは、コーヒーの花。 ちらほらと咲いていました。 ジャスミンの花に似ていませんか? 甘く優しい、とても良い香りがするんですよー!   皆様もいつの日か、バリ島の農園へ遊びにいらしてくださいね。    

バリ島農園だよりNo.46 ~コーヒー農園のとある一日~

バリ島のコーヒー農園ではただいま加工の真っ最中。 コーヒーチェリーの収穫期は早くも終わろうとしています。 今年は乾季だというのに雨が多く不作が続きましたが、なんとか日本に送るコーヒーは確保できました! 今日は農園の日常の風景をご紹介したいと思います。 長い細道の先、農園へたどり着くとこんな景色が出迎えてくれます。 写真左の方へ谷を降りていくと、地元の人々が聖水と崇める湧き水があり、その泉から水を引いているので、農園では水道の水をそのまま飲むことができます(普通バリ島の水道水はそのままでは飲めません。地元の人々は一度沸かして飲み水にすることはあります。) コーヒー農園があるこの地域は、バリ島でも標高が高く一年を通してとても涼しいです。 太陽が近いので、昼間だけ日差しが暑いですが、曇れば急に肌寒い、そんな気候。 特に朝晩は寒く、バリの人々はダウンジャケットを着ているほどです。 まずは牛小屋をチェック! 農園に自生する草を食べ、元気に育っています。 そしてこの牛たちの堆肥で、農園のみかんやコーヒーも元気に育つわけです。 緑の葉に緑の実なので見えにくいですが、みかんが沢山なっています。 バリ島ではお米が年に3回収穫できるというお話を以前書きましたが、みかんは一年に2回収穫できます。 そして、バリ島の果物はみかんに限らずマンゴーやバナナも、緑色でも熟れています。 マンゴーもバナナも黄色いものだと思っていたので、最初はとても驚いたものです。 見た目は酸っぱそうに見えますが、しっかりと味が濃く、日本のみかんほどの甘さはないにしろとってもおいしいバリ島のミカン。 香りが強いので、ミカンジュースにすると最高! この日のお昼ご飯は、ニャッニャッなんて猫の鳴き声みたいなかわいい名前の、淡水魚のバリ風と、農園で採れるお野菜料理、テンペという大豆を発酵させて作る保存食を揚げたものなどなどです。 標高の高く寒暖差の大きいこの地域では、白菜やキャベツなどの野菜も瑞々しく甘く、平地で育ったものの何倍も美味しいです。 そんな飛び切り新鮮な野菜たちのおかげもあり、農園のお母さんが作る家庭料理は、街の食堂なんかよりもずーっと美味しくて、いつもほっとします。 バリの料理なので時々とっても辛いものもありますけどね! 最後にこれは、コーヒーの花。 ちらほらと咲いていました。 ジャスミンの花に似ていませんか? 甘く優しい、とても良い香りがするんですよー!   皆様もいつの日か、バリ島の農園へ遊びにいらしてくださいね。    

バリ島農園だより No.43 ~コーヒーチェリーの収穫~

バリ島農園だより No.43 ~コーヒーチェリーの収穫~

今年もこの季節がやってきました。 今農園ではコーヒーチェリーの収穫真っ最中です。 今期は通常3月頃に開ける雨季が5月初めごろまで長引き、雨が多かったせいでチェリーが不作、かつてないほどの高値となりました。 インドネシア全体で今年はチェリーの大凶作の年となり、円安も相まってインドネシアコーヒーの価格が随分と高騰しています。 真っ赤に熟したチェリーはまるでルビーのように輝いています✨ 私が農園にはじめて来た頃、赤い実はすべて熟していると思っていました! だけど、ただ赤いだけではまだ未熟なのです。 一般的なコーヒー生産では、あまり気にせずにだー---っと収穫されますが、スペシャルティコーヒーにおいては、深紅になったもののみをひとつひとつ手摘みします。 上の画像で行くと、完熟と言えるものは青の線で囲ったチェリーです。 チェリーをそのまま食べてみるとわかるのですが、赤く見えてもこのくらい濃い色でないと、甘さが足りなく、その完熟度は最終的なコーヒーの味に影響して来ます。 なので、一つの木から少しずつ、他の実は残して、完熟した実だけをその都度摘み取っていくわけです。   そして、この実がコーヒーとなるときには収穫時の10分の1の重さになるんです。1kgのコーヒーを作るのに、なんと10㎏のコーヒーチェリーが必要なんですね! コーヒーの収穫をするのは日中ですから、腐りやすい完熟コーヒーチェリーは、収穫後すぐに洗浄して再度選別し、加工を始めないといけないので、この時期農家さんは夜中まで作業をすることもしばしば。 スペシャルティコーヒー生産というのは本当に重労働で、手間暇がかかるんです。 それなのに高値がつかないため、バリ島でもコーヒー生産をやめていく農家さんも多いです。 年に二度収穫できるみかんを売った方が利益になるし、加工の手間はないし、、、と言ってコーヒー畑をミカン畑に変えてしまう農家さんも沢山。   もっともっと、インドネシアのスペシャルティコーヒーの価値が認められ、日本を始め海外での販売価格が上がり、生豆の平均取引価格も上がることで、品質にこだわり手間暇かけて最高品質のコーヒーを作り続ける農家さんたちにもきちんと納得のいく利益が還元されるようになることを祈っています。    

バリ島農園だより No.43 ~コーヒーチェリーの収穫~

今年もこの季節がやってきました。 今農園ではコーヒーチェリーの収穫真っ最中です。 今期は通常3月頃に開ける雨季が5月初めごろまで長引き、雨が多かったせいでチェリーが不作、かつてないほどの高値となりました。 インドネシア全体で今年はチェリーの大凶作の年となり、円安も相まってインドネシアコーヒーの価格が随分と高騰しています。 真っ赤に熟したチェリーはまるでルビーのように輝いています✨ 私が農園にはじめて来た頃、赤い実はすべて熟していると思っていました! だけど、ただ赤いだけではまだ未熟なのです。 一般的なコーヒー生産では、あまり気にせずにだー---っと収穫されますが、スペシャルティコーヒーにおいては、深紅になったもののみをひとつひとつ手摘みします。 上の画像で行くと、完熟と言えるものは青の線で囲ったチェリーです。 チェリーをそのまま食べてみるとわかるのですが、赤く見えてもこのくらい濃い色でないと、甘さが足りなく、その完熟度は最終的なコーヒーの味に影響して来ます。 なので、一つの木から少しずつ、他の実は残して、完熟した実だけをその都度摘み取っていくわけです。   そして、この実がコーヒーとなるときには収穫時の10分の1の重さになるんです。1kgのコーヒーを作るのに、なんと10㎏のコーヒーチェリーが必要なんですね! コーヒーの収穫をするのは日中ですから、腐りやすい完熟コーヒーチェリーは、収穫後すぐに洗浄して再度選別し、加工を始めないといけないので、この時期農家さんは夜中まで作業をすることもしばしば。 スペシャルティコーヒー生産というのは本当に重労働で、手間暇がかかるんです。 それなのに高値がつかないため、バリ島でもコーヒー生産をやめていく農家さんも多いです。 年に二度収穫できるみかんを売った方が利益になるし、加工の手間はないし、、、と言ってコーヒー畑をミカン畑に変えてしまう農家さんも沢山。   もっともっと、インドネシアのスペシャルティコーヒーの価値が認められ、日本を始め海外での販売価格が上がり、生豆の平均取引価格も上がることで、品質にこだわり手間暇かけて最高品質のコーヒーを作り続ける農家さんたちにもきちんと納得のいく利益が還元されるようになることを祈っています。    

バリ島農園だより No.30 ~バリ島で滝行!?~

バリ島農園だより No.30 ~バリ島で滝行!?~

相変わらず毎日暑い日の続くバリ島です。 こんな時は、、、ムルカット(沐浴)にぴったり! このムルカットというのは聖なる滝や湧き水などに行って水を浴びて、心身を浄化する、日本の滝行のようなものです。 バリの人々は主に儀式の前や、満月の日などにムルカットに行きます。 ムルカットで一番有名なのはティルタ・ウンプル寺院ですが、今回はスバトゥの滝をご紹介したいと思います。 ウブドから北へ15km、車で30分ほどのところにスバトゥの沐浴場はあります。 こちらは山の中の滝つぼに入り水を浴びる、まさに滝行! 滝つぼまでの道のりはそれほどきつくはありません。 神聖な場所ですので、沐浴にはバリ島の腰巻と腰ひもが必須です。 (水を浴びるので上はTシャツでOK) 落差はさほど大きくないのですが、水の勢いと水圧が想像以上にすごいです。 写真ではお伝え出来ないのが残念。 お供えを買い、お寺でお祈りをしたら、思い切って滝の中へ入ります! どおーっと頭と体を思いきり打つ水圧とすさまじい水量、轟音で何も聞こえず、、、、 有無を言わさず無心にさせられ、その打ち付ける滝の水で本当に頭の先から爪の先まで洗い清められるようです。 バリ島では一番涼しい乾季の6~8月に行くと、水の中は結構寒く感じるので、風邪はひかないように要注意。 簡易的ではありますが、更衣室もあり、沐浴の後は洋服に着替えて帰路につきます。 このスバトゥというエリアは、まだ観光客も多くなく美しい田んぼの風景が広がり沐浴以外にも楽しめます。 とっても穴場な絶景カフェもいくつかありますよ~。沐浴の後に田んぼに沈む夕日を見てはさらに心が洗われます✨ ◆やはり観光地を訪れて見学するだけでなく、何事も体験してみるのが旅の醍醐味だと思います。 ぜひ地元の人々に混ざって滝にすべて流し洗い清めてすっきりしてみてくださいね!

バリ島農園だより No.30 ~バリ島で滝行!?~

相変わらず毎日暑い日の続くバリ島です。 こんな時は、、、ムルカット(沐浴)にぴったり! このムルカットというのは聖なる滝や湧き水などに行って水を浴びて、心身を浄化する、日本の滝行のようなものです。 バリの人々は主に儀式の前や、満月の日などにムルカットに行きます。 ムルカットで一番有名なのはティルタ・ウンプル寺院ですが、今回はスバトゥの滝をご紹介したいと思います。 ウブドから北へ15km、車で30分ほどのところにスバトゥの沐浴場はあります。 こちらは山の中の滝つぼに入り水を浴びる、まさに滝行! 滝つぼまでの道のりはそれほどきつくはありません。 神聖な場所ですので、沐浴にはバリ島の腰巻と腰ひもが必須です。 (水を浴びるので上はTシャツでOK) 落差はさほど大きくないのですが、水の勢いと水圧が想像以上にすごいです。 写真ではお伝え出来ないのが残念。 お供えを買い、お寺でお祈りをしたら、思い切って滝の中へ入ります! どおーっと頭と体を思いきり打つ水圧とすさまじい水量、轟音で何も聞こえず、、、、 有無を言わさず無心にさせられ、その打ち付ける滝の水で本当に頭の先から爪の先まで洗い清められるようです。 バリ島では一番涼しい乾季の6~8月に行くと、水の中は結構寒く感じるので、風邪はひかないように要注意。 簡易的ではありますが、更衣室もあり、沐浴の後は洋服に着替えて帰路につきます。 このスバトゥというエリアは、まだ観光客も多くなく美しい田んぼの風景が広がり沐浴以外にも楽しめます。 とっても穴場な絶景カフェもいくつかありますよ~。沐浴の後に田んぼに沈む夕日を見てはさらに心が洗われます✨ ◆やはり観光地を訪れて見学するだけでなく、何事も体験してみるのが旅の醍醐味だと思います。 ぜひ地元の人々に混ざって滝にすべて流し洗い清めてすっきりしてみてくださいね!

バリ島農園だより No.25 ~クサンバの塩田~

バリ島農園だより No.25 ~クサンバの塩田~

バリ島と言えば島ですから、もちろん海に囲まれており色々な場所で塩づくりが行われています。 その中でもクサンバという場所の塩は特別に美味しいとされていて、お土産物としても有名になっています。 フランスのゲランド、バリ島のクサンバ、といったところでしょうか。 今日はそんなクサンバの天日塩を紹介します。 ダイビングが盛んなバリ島東海岸、チャンディダサの手前に位置しています。 クサンバの海岸へ行くと沢山の塩農家が集まっています。 日本では平釜で海水を焚いて塩を作る方法が多いですが、クサンバの塩は天日干しで作られます。 ↑ここに海水を流し、天日でゆっくりと乾燥させていきます。 表面に塩の結晶が浮いてきているのが見えますか? まるでかき氷みたいですね! 出来立ての塩、結晶が崩れてなくそのままで、キラキラと輝いてとても美しいです。 クサンバはブランド塩なだけあって、他の地域の塩よりは少しお高め(と言っても日本での価格を考えるとすごく安い)ですが、食べ比べてもより旨味や甘みがあるように感じます。 炊き立てご飯にクサンバのお塩だけでおにぎりを作ると本当に美味しいです! 海水が徐々に塩になっていく様子はとっても興味深いですね。 もしチャンディダサやアメッドなどのバリ島東海岸へ行く予定のある方は、ぜひ立ち寄ってみてください。最近話題の離島、ヌサペニダへの船もクサンバから出ています。    

バリ島農園だより No.25 ~クサンバの塩田~

バリ島と言えば島ですから、もちろん海に囲まれており色々な場所で塩づくりが行われています。 その中でもクサンバという場所の塩は特別に美味しいとされていて、お土産物としても有名になっています。 フランスのゲランド、バリ島のクサンバ、といったところでしょうか。 今日はそんなクサンバの天日塩を紹介します。 ダイビングが盛んなバリ島東海岸、チャンディダサの手前に位置しています。 クサンバの海岸へ行くと沢山の塩農家が集まっています。 日本では平釜で海水を焚いて塩を作る方法が多いですが、クサンバの塩は天日干しで作られます。 ↑ここに海水を流し、天日でゆっくりと乾燥させていきます。 表面に塩の結晶が浮いてきているのが見えますか? まるでかき氷みたいですね! 出来立ての塩、結晶が崩れてなくそのままで、キラキラと輝いてとても美しいです。 クサンバはブランド塩なだけあって、他の地域の塩よりは少しお高め(と言っても日本での価格を考えるとすごく安い)ですが、食べ比べてもより旨味や甘みがあるように感じます。 炊き立てご飯にクサンバのお塩だけでおにぎりを作ると本当に美味しいです! 海水が徐々に塩になっていく様子はとっても興味深いですね。 もしチャンディダサやアメッドなどのバリ島東海岸へ行く予定のある方は、ぜひ立ち寄ってみてください。最近話題の離島、ヌサペニダへの船もクサンバから出ています。    

バリ島農園だより No.24 ~バリ島最高峰アグン山のブサキ寺院~

バリ島農園だより No.24 ~バリ島最高峰アグン山のブサキ寺院~

バリ島北東部カランガセムに位置し、バリ島内最高峰で、富士山よりちょっと低いアグン山。 古くから聖なる神の山として信仰され、言わばバリ島の中心、どこからでもこの山の方角を「北」と呼びます。(つまり地図上の北岸へ移動すれば南側を「北」と呼ぶことになるということです)。 まだ記憶に新しい、2018年にも噴火し、大勢の人々が避難、長い間立ち入り禁止にもなっていた活火山です。 この山の麓の、標高1000m当たりにバリ島でも最も重要な寺院、ブサキ寺院があります。 大きな祭礼の際にはバリ島中から参拝者が訪れますが、今回はバリ人一族のお参りに参加して来ました!   お花を手にしお祈りをする人々。観光で行くとこの境内に入ることはできません。 ブサキ寺院は複数のお寺が集まっていてとても広いです。まずは下の方のお寺でお祈りをしてから、階段を上りメインのお寺へと向かいます。 ここから階段をずーっと登っていきます、日影がほとんどなく高地の鋭い日差しが容赦なく照り付けるので日焼けには要注意! 空気もきれいで空もとても澄み切っています✨ 今は観光客は全くいませんが、観光客が中に入るのに専門ガイドが必要なため、そのガイド料のぼったくりや、しつこい物売りが多いなど以前はいろいろと問題が多かったらしいです。 とにかく広い! 破壊神シヴァ、繁栄神ヴィシュヌ、創造神ブラフマのヒンドゥー三大神が中心に祀られており、その周りに多くの神々の祠があります。 ここには本当に神聖で清らかな空気が流れているように思います。 ↑この塔って日本の五重の塔を思い出しませんか? お寺を参拝するときの正装は基本的には「白」です。 一般の人々は白いシャツに柄の腰巻ですが、全身白の方々を見かけたらそれはお坊さん。 門もまた特別に荘厳、、、! お寺を回って何度もお祈りをし、何度も聖水でお清めもしてもらい、数時間かけてブサキ寺院の参拝は終わりました。 ブサキ寺院までの道のりは結構まっすぐな道路がついているので行きやすく、バリ島の観光エリアからも思いのほか遠くもありません。 ただ祭礼の時にはバリ中からの参拝客で大渋滞になるので、ブサキ寺院を訪れる時にはスケジュールを確認しておいた方が良いです。 ◆境内には入れなくてもお寺を周りから見て回ることはできるので、この特別な聖なる空気を感じたい方はぜひ、訪れてみてください。 ※観光で訪れる場合にも正装が推奨されます。バリ島の正装は州都デンパサールのお店などではとっても安く買えるので、来られたら一式揃えるのがおすすめ◎            

バリ島農園だより No.24 ~バリ島最高峰アグン山のブサキ寺院~

バリ島北東部カランガセムに位置し、バリ島内最高峰で、富士山よりちょっと低いアグン山。 古くから聖なる神の山として信仰され、言わばバリ島の中心、どこからでもこの山の方角を「北」と呼びます。(つまり地図上の北岸へ移動すれば南側を「北」と呼ぶことになるということです)。 まだ記憶に新しい、2018年にも噴火し、大勢の人々が避難、長い間立ち入り禁止にもなっていた活火山です。 この山の麓の、標高1000m当たりにバリ島でも最も重要な寺院、ブサキ寺院があります。 大きな祭礼の際にはバリ島中から参拝者が訪れますが、今回はバリ人一族のお参りに参加して来ました!   お花を手にしお祈りをする人々。観光で行くとこの境内に入ることはできません。 ブサキ寺院は複数のお寺が集まっていてとても広いです。まずは下の方のお寺でお祈りをしてから、階段を上りメインのお寺へと向かいます。 ここから階段をずーっと登っていきます、日影がほとんどなく高地の鋭い日差しが容赦なく照り付けるので日焼けには要注意! 空気もきれいで空もとても澄み切っています✨ 今は観光客は全くいませんが、観光客が中に入るのに専門ガイドが必要なため、そのガイド料のぼったくりや、しつこい物売りが多いなど以前はいろいろと問題が多かったらしいです。 とにかく広い! 破壊神シヴァ、繁栄神ヴィシュヌ、創造神ブラフマのヒンドゥー三大神が中心に祀られており、その周りに多くの神々の祠があります。 ここには本当に神聖で清らかな空気が流れているように思います。 ↑この塔って日本の五重の塔を思い出しませんか? お寺を参拝するときの正装は基本的には「白」です。 一般の人々は白いシャツに柄の腰巻ですが、全身白の方々を見かけたらそれはお坊さん。 門もまた特別に荘厳、、、! お寺を回って何度もお祈りをし、何度も聖水でお清めもしてもらい、数時間かけてブサキ寺院の参拝は終わりました。 ブサキ寺院までの道のりは結構まっすぐな道路がついているので行きやすく、バリ島の観光エリアからも思いのほか遠くもありません。 ただ祭礼の時にはバリ中からの参拝客で大渋滞になるので、ブサキ寺院を訪れる時にはスケジュールを確認しておいた方が良いです。 ◆境内には入れなくてもお寺を周りから見て回ることはできるので、この特別な聖なる空気を感じたい方はぜひ、訪れてみてください。 ※観光で訪れる場合にも正装が推奨されます。バリ島の正装は州都デンパサールのお店などではとっても安く買えるので、来られたら一式揃えるのがおすすめ◎            

バリ島農園だより Vol.6 ~大自然と隠れた見所、滝~

バリ島農園だより Vol.6 ~大自然と隠れた見所、滝~

バリ島といえば海!と皆さんが思い浮かべると思いますが、バリ島には富士山級のアグン山をはじめとする火山がいくつもあり、豊かな自然が内陸部にも広がっています。 バリ島の面積 その広さは約5633㎢と、日本でいうと愛媛県ほどの大きさなのです。 そう思うと、その中に大きな火山がいくつもあるというのはすごいですね! けれど道路事情があまり良くない(中心部は渋滞がひどく、山間部は道が悪い)ため、少しの距離の移動にも想像以上の時間がかかるために、実際は住んでみるともっと広く感じます。 例えば空港からウブド、距離でいうと35㎞ほどなのに、1時間半以上かかることもあるんです。時速でいうと23㎞/h 、ロードバイクと変わらないことになります。   渓谷や棚田の地区 海の方からコーヒー農園も多い山の方へと向かっていくと、渓谷や棚田が見えてきます。 バリ島の棚田は観光地になっているところも、そうでないところも、とっても美しいです! 田んぼなんて日本にもあるだろうと思っていましたが、赤道近くの濃い青空、田んぼの奥に見えるヤシの木の林、強い太陽の光に照らされてより鮮やかな稲穂の色、そのコントラストは南国ならではです。 バリ島の隠れたおすすめスポット、それは滝! 実はバリ島には滝がたくさんあります。 バリ島住民でも知らない滝がそこら中にあるっていうくらいに、滝が本当に多いです。 今日は二つ、まだそれほど有名ではない滝を紹介しますね。 1.Tibumana Waterfall (チブマナの滝) ウブド中心部から車で30分ほど東にある滝です。 ここは勾配が激しくなく、子供やお年寄りにもアクセスしやすく、滝つぼまでの距離もそう遠くありません。 ↑チブマナの女滝と男滝 それほど大きな滝ではないのですが、周りのジャングルがとても美しく絵になる滝です。 滝に降りる途中の分かれ道を、滝とは反対の方向へ行くと沐浴場があり、沐浴場の近くは川遊びができるので地元の子供たちも良く泳いでいます。 駐車場から滝つぼまでがそう遠くないので、ピクニックにもぴったり。 2. Nungnung waterfall (ヌンヌンの滝) こちらはコーヒー農園のある地域にある、落差バリ島一の大きな滝です。...

バリ島農園だより Vol.6 ~大自然と隠れた見所、滝~

バリ島といえば海!と皆さんが思い浮かべると思いますが、バリ島には富士山級のアグン山をはじめとする火山がいくつもあり、豊かな自然が内陸部にも広がっています。 バリ島の面積 その広さは約5633㎢と、日本でいうと愛媛県ほどの大きさなのです。 そう思うと、その中に大きな火山がいくつもあるというのはすごいですね! けれど道路事情があまり良くない(中心部は渋滞がひどく、山間部は道が悪い)ため、少しの距離の移動にも想像以上の時間がかかるために、実際は住んでみるともっと広く感じます。 例えば空港からウブド、距離でいうと35㎞ほどなのに、1時間半以上かかることもあるんです。時速でいうと23㎞/h 、ロードバイクと変わらないことになります。   渓谷や棚田の地区 海の方からコーヒー農園も多い山の方へと向かっていくと、渓谷や棚田が見えてきます。 バリ島の棚田は観光地になっているところも、そうでないところも、とっても美しいです! 田んぼなんて日本にもあるだろうと思っていましたが、赤道近くの濃い青空、田んぼの奥に見えるヤシの木の林、強い太陽の光に照らされてより鮮やかな稲穂の色、そのコントラストは南国ならではです。 バリ島の隠れたおすすめスポット、それは滝! 実はバリ島には滝がたくさんあります。 バリ島住民でも知らない滝がそこら中にあるっていうくらいに、滝が本当に多いです。 今日は二つ、まだそれほど有名ではない滝を紹介しますね。 1.Tibumana Waterfall (チブマナの滝) ウブド中心部から車で30分ほど東にある滝です。 ここは勾配が激しくなく、子供やお年寄りにもアクセスしやすく、滝つぼまでの距離もそう遠くありません。 ↑チブマナの女滝と男滝 それほど大きな滝ではないのですが、周りのジャングルがとても美しく絵になる滝です。 滝に降りる途中の分かれ道を、滝とは反対の方向へ行くと沐浴場があり、沐浴場の近くは川遊びができるので地元の子供たちも良く泳いでいます。 駐車場から滝つぼまでがそう遠くないので、ピクニックにもぴったり。 2. Nungnung waterfall (ヌンヌンの滝) こちらはコーヒー農園のある地域にある、落差バリ島一の大きな滝です。...