バリ島農園だより No.37  ~バリの漢方薬、ジャムー~

バリ島農園だより No.37 ~バリの漢方薬、ジャムー~

バリの人々の生活に欠かせないものの一つ、ジャムー

漢方薬に近いですが、病気の時に限らず日常的に飲まれる健康ドリンクのような位置づけです。

ショウガやターメリックが多く使われていますが、症状に合わせて沢山のジャムーがあります。

道端で行商をするジャムー屋台から、市場の中のジャムー屋さん、専門のジャムー店、食堂でも販売していたり、至る所でジャムーを見かけます。

こちらはデンパサールの街中にあるジャムー専門店Pondokjamu。

カウンターの中には黒縁メガネのお医者さんのようなジャムー医(?)さんがいて、体調などを伝えるとぴったりのジャムーを調合してくれます。

様々な種類のジャムーが並んでいます。ジャムーの素を持ち帰ることもできます。

特製のジャムーに、小さなカップの生姜湯と口直しのコーヒー飴がついています。

これでお値段は1万ルピア(90円くらい)。

味は苦くも無く、意外と飲みやすいですよ!

こういった専門店以外でも道端の屋台ではよく、水の空ボトルにジャムーを入れて売っています。

一番ポピュラーなものが黄色い色のジャムー・クニッというウコンのジャムー。甘くしてあり飲みやすく、お酒を飲む方には特にぴったり。

バリ島のバカンスで昼からビンタンビールを飲む方も多いと思いますが、その前にはジャムークニッをお忘れなく^^

 

コンビニで買えるジャムーもあります、その代表がこちら。

アンタアンギン、トラックアンギン、どちらも風邪の引き始めに飲むと良いといわれ、地元の皆さんが愛用するジャムー。

日本でいえば葛根湯でしょうか。

成分はショウガ、ミント、タカサゴギク、高麗人参、ナツメグ、カンゾウ、ウコン、ローヤルゼリー、はちみつ、と効果のありそうなものがたっぷり。

この2種類はとても良く似てますが、トラックアンギンはミントが強く、甘く、生薬がちょっと薄い感じ、アンタアンギンのほうが生薬が濃いような気がします。

あまり高熱の出るような症状には負けますが、ちょっとのどが痛いなーとかいうときに飲むと結構効くんですよ~。

甘いシロップ状になっていて、袋の端を切って直接ちゅーっと飲みます。

どこのスーパーやコンビニにも置いてあるので、お土産にも良いかと思います。

 

◆バリ島のジャムーは、日本でいえば、ちょっと仕事が忙しくて疲れたな、とかちょっと体がだるいなっていうときに薬局で滋養強壮ドリンクを買ってくいっと飲む、あの感じに近いと思います。

万能薬ジャムー、ぜひ皆様もお試しください◎

 

 

 

 

 

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