バリ島農園だより No.24 ~バリ島最高峰アグン山のブサキ寺院~
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バリ島北東部カランガセムに位置し、バリ島内最高峰で、富士山よりちょっと低いアグン山。
古くから聖なる神の山として信仰され、言わばバリ島の中心、どこからでもこの山の方角を「北」と呼びます。(つまり地図上の北岸へ移動すれば南側を「北」と呼ぶことになるということです)。
まだ記憶に新しい、2018年にも噴火し、大勢の人々が避難、長い間立ち入り禁止にもなっていた活火山です。
この山の麓の、標高1000m当たりにバリ島でも最も重要な寺院、ブサキ寺院があります。
大きな祭礼の際にはバリ島中から参拝者が訪れますが、今回はバリ人一族のお参りに参加して来ました!
お花を手にしお祈りをする人々。観光で行くとこの境内に入ることはできません。
ブサキ寺院は複数のお寺が集まっていてとても広いです。まずは下の方のお寺でお祈りをしてから、階段を上りメインのお寺へと向かいます。
ここから階段をずーっと登っていきます、日影がほとんどなく高地の鋭い日差しが容赦なく照り付けるので日焼けには要注意!
空気もきれいで空もとても澄み切っています✨
今は観光客は全くいませんが、観光客が中に入るのに専門ガイドが必要なため、そのガイド料のぼったくりや、しつこい物売りが多いなど以前はいろいろと問題が多かったらしいです。
とにかく広い!
破壊神シヴァ、繁栄神ヴィシュヌ、創造神ブラフマのヒンドゥー三大神が中心に祀られており、その周りに多くの神々の祠があります。
ここには本当に神聖で清らかな空気が流れているように思います。
↑この塔って日本の五重の塔を思い出しませんか?
お寺を参拝するときの正装は基本的には「白」です。
一般の人々は白いシャツに柄の腰巻ですが、全身白の方々を見かけたらそれはお坊さん。
門もまた特別に荘厳、、、!
お寺を回って何度もお祈りをし、何度も聖水でお清めもしてもらい、数時間かけてブサキ寺院の参拝は終わりました。
ブサキ寺院までの道のりは結構まっすぐな道路がついているので行きやすく、バリ島の観光エリアからも思いのほか遠くもありません。
ただ祭礼の時にはバリ中からの参拝客で大渋滞になるので、ブサキ寺院を訪れる時にはスケジュールを確認しておいた方が良いです。
◆境内には入れなくてもお寺を周りから見て回ることはできるので、この特別な聖なる空気を感じたい方はぜひ、訪れてみてください。
※観光で訪れる場合にも正装が推奨されます。バリ島の正装は州都デンパサールのお店などではとっても安く買えるので、来られたら一式揃えるのがおすすめ◎