バリ島農園だより No.23 ~道端で見る果物の木~
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常夏のバリ島は緑豊かで、食べられるものがそこら中に生えています!
果物はもちろん、空心菜や、イモのツルや、モリンガ、パパイヤの葉っぱなどなど、野菜として食べられるものも沢山あります。
今日はそんな道端や庭先で見かける果物を紹介します。
サボテンの仲間!ドラゴンフルーツ
今至る所で見かけるのがこのドラゴンフルーツ
日本でも大きめのスーパーなどでは売られていますよね。
ドラゴンフルーツは多肉植物、サボテンの仲間だと知っていましたか?
ちょっとひょろひょろとした、寄生するサボテンのような植物です。
これは木に寄生しているドラゴンフルーツ、沢山花が咲いています。
この花はとても大きくて、綺麗なんですよ!
手のひらと同じくらいです。
バリ島のドラゴンフルーツは中まで真っ赤なものが多く、日本で食べたことのある白い品種よりもずっとジューシーで甘く美味しいです。
ドラゴンフルーツジュースや、スムージーも色の美しさとヘルシーさから大人気なんですよ。
バリ島では町中のちょっとした路地なんかでもよく生えています。
パパイヤ
実は上のドラゴンフルーツの写真の前に見えるのもパパイヤの木なのですが、パパイヤもすごく丈夫で成長が早く、食べた種をそのあたりに捨てただけでどんどん生えてぐんぐん成長します。
これはコーヒー農園に生えているパパイヤの木。
実も沢山なるので、食べきれないほどになります。
農園ではこういった果物を使って天然酵母を作っています。
パパイヤの葉っぱは薬草のようなものらしく、とても体に良い野菜としても食べられます。若い葉を茹でてサンバル(インドネシアのチリソース)をつけて食べることが多く、結構苦みがあり好き嫌いがある味ですが、山菜などの苦みに慣れている方なら抵抗なく食べれると思いますよ。
ちなみに私はてんぷらにしてみたことがありますが、とても美味しかったです。
なんたってバナナ
バナナもパパイヤ同様にどんどん増える植物の一つです。
落ちた実から勝手に生えていくので、バナナ林は至る所にあります。
バナナとひとことに言っても、バリ島にはたくさんの種類のバナナがあり、生食には向かないものや、大きな種があるものなど全部のバナナがそのまま食べておいしいわけではありません。
町中に生えるバナナ。
下の方についているのはバナナの花です。
バナナの木は本当に素晴らしい植物で、葉っぱの部分はお皿や包み紙として、茎や花は野菜として、身は果物として、余すところなく使うことができます。
バナナの茎は繊維質なのですが、味は特になく、薄く切って鶏肉とスープにするととろりとした触感になり、鶏の出汁をしっかりと吸っていて美味しいんですよ~。
生食に向かない種類はピサンゴレンと言うバナナのてんぷらにしたり、蒸しバナナにして食べます。種の大きな種類はラワールという料理にも使われるそうです。
そうそう、そしてバリ島のバナナは黄緑色でも熟れています。
日本でよく見るような黄色になってしまうとむしろ、熟れすぎなことが多いです。
◆いかがでしたか?日本人の私にとって、そこら辺にトロピカルフルーツが生えている、というのは衝撃でした。ほかにもパッションフルーツや、ランブータンの木、マンゴーの木も至る所にあります。何も手入れなどしなくても立派な実がどんどんできるのですから、すごいですよね!
日本で話題になっているスーパーフード、モリンガの木も、そこら中に自生する植物のひとつで、私も時々取ってきてスープにしたり、オムレツにしたり、何に使っても癖がない野菜として大活躍です。
それはまたの機会に取り上げたいと思います😊