バリ島農園だより No.17 ~赤ちゃんの3か月の儀式~

バリ島農園だより No.17 ~赤ちゃんの3か月の儀式~

さてさて、またもや儀式に参加して来ました!

今回はティガブラナンと言われる、赤ちゃんの三か月のお祝いです。

日本でいうところの、お宮参りやお食い初めのような儀式ですね。

お坊さんに無病息災を祈願してもらう儀式から始まって、儀式の後は親せきや友人を招いての盛大なパーティー!(儀式だけの場合もあります)

この儀式でもやはり、花やヤシや果物を使った大量のお供え物が用意されます。

元々昔は赤ちゃんを川に入れるというなんだかキリスト教の洗礼式を思い起こさせるような儀式だったそうです。今ではほとんどが簡略化されて、水はかけるだけの場合も多いです。

私が考察するに、きっと昔は日本と同じで3か月以前は亡くなる子供も多かったのではないでしょうか。

3か月まで元気に育った子は、初めて大勢の人の前にお披露目され、盛大にお祝いされるという意味があるのではないかなと思います。

この儀式でもやっぱり大量のサテ(バリ島のつくね)😊

こんなふうに道端を使われることも多いです。

日本ではあまり考えられないですが、バリの人々は家の前の道路は自分の家の敷地のように使います。

道を使って儀式を行っていることもありますが、道に米が干してあることもあるし、工事の建材が置いてあることもあります。

2車線あるはずが、一車線になってしまって渋滞しても、誰も文句を言わずに黙って避けて通ります、、、すごいですよね!

話がずれましたが、今回の儀式の一番の見どころはジョゲッと呼ばれる余興ダンスでした。

バリ舞踊のようですが、奉納ダンスとして踊られる(日本でいうところの神楽や巫女舞)ものとは別で、ジョゲッはパーティーなどを盛り上げるためにダンサーたちは会場から一人ずつお客さんを引っ張り出して、一緒に踊ります。

お客さんたちはふざけて笑いを取るのが定番で、ちょっと下ネタ的なことをしても良いことになっています。

なので、おもしろくて大胆なおじさんが引っ張り出されてくると会場は特に盛り上がったり!?

このパーティーには外国人も数人来ていたので、彼らが引っ張って行かれたときもとても盛り上がっていました!

やはりどこの国の人々も、外国の方が自分の国の伝統行事に参加して楽しんでくれているのを見るのは嬉しいということですね。

このパーティーも夜遅くまで丸一日中続きます。

ヨーロッパなんかでもパーティーはほぼ一日に渡るところもあるようですから、きっちり2,3時間でパーティーが終わるという日本人はやはり世界的に見ても忙しいのでしょうね。

 

 

ブログに戻る