バリ島コーヒー農園だより No.49 ~タナロット寺院と、聖なる海蛇~

バリ島コーヒー農園だより No.49 ~タナロット寺院と、聖なる海蛇~

バリ島6大寺院の一つ、タナロット寺院

バリ島の西海岸、タバナン県に位置するタナロット寺院。

海に浮かぶ様子はバリ島のモンサンミッシェルといっても過言ではない!?

なんて、浮かぶといってもこちらは陸からすぐの大きな岩ともいえる小島に寺が建っています。

ここはタバナン県の人々にとっては特に大事な聖地であり、バリ島の新年ニュピの前に行われるムラスティという儀式にタバナン中の人々がタナロット寺院を訪れるため、夜中には正装に身を包んだ人々で長い長い列ができ、ビーチも人々でごった返します。

普段も観光客に常に人気の場所で、入場料金も6万ルピア(2022年9月時点のレートで約600円)と他のお寺に比べて随分と割高です。

西海岸にあり、夕焼けが美しいので夕焼け時が特に訪れる人が多いです。

車も渋滞がひどいので要注意。

この写真のように干潮時だと、寺まで歩いて渡り、お清めをしてもらうことができます。(気持ちのお布施が必要)

バリ島の他の寺院とは違い、その際特に正装や腰巻をしている必要はありません。

この写真を撮った日はかすんでいて夕焼けがいまいちでした、、

↑歩いて寺に向かう観光客

 

聖なる海蛇に会える

寺の向かいに位置する洞窟の中には、聖なる海蛇がいます。

この海蛇はタナロット寺院の守り神と言われていて、寺の周辺に何匹も住んでいて、寺の中に住み着いているものもいるそうです。

この向かいの洞窟にいるものは、時々寺へと行き、また洞窟の巣へと戻ってくるのだそうです。

↑ホーリースネイクの看板

この海蛇を見るのには寄付が必要です。

寄付の金額はいくらでもOK。

入口のおじさんの箱に寄付を入れないとちょっと怖い顔で呼び止められます(笑)

蛇たちは人間になついていて、人を怖がることなく穴から出たり入ったりしています。

触ることもできるんです!

ご利益がありそうなので私も少し触らせていただきました^^

 

出雲の稲佐の浜とタナロットの共通点

この海蛇と言い、寺の様子といい、私は出雲地方の稲佐の浜とタナロットの偶然とはいいがたい共通点をとても不思議に思います。

稲佐の浜の弁天島も海蛇を祭っており、やってくる海蛇を神社へ祀る習慣があるのです。

日本の神道とバリヒンズーにはたくさんの共通点があります。

 

タナロット周辺でおすすめの食事

タナロット寺院の周辺は、子豚の丸焼き「バビグリン」のお店が多いです。

バリ島ではとっても有名な郷土料理で、元々はバリヒンズー教の儀式の際に豚を生贄として、神にささげられていた料理ですが、その美味しさから現代は地元の人々にも大人気の定番料理となりました。

インドネシアの他の島は基本的にイスラム教で、豚肉がほぼないために、ジャワ島から観光で来るイスラム教ではない人々はバリ島に豚肉を食べにくる、なんて言われたりもしています。

それほど肉の量は多くはないですが、特にバリ人が大好きなのがカリッカリになった皮の部分です。

子豚だからなのか?薄くてパリパリの皮はとっても美味しいですよ!

⚠サンバルというペーストが添えられており、それは強烈に辛いので要注意です

豚の骨の部分などを使って作られるスープも絶品。

実際はタナロット寺院周辺だけではなく、至る所にバビグリン屋はあるわけですが!!でもタナロット周辺のバビグリンは確かにほかの地域に比べて外れがあまりないと思います。

 

◆タナロットは夕焼けの時刻にとても込み合うので、夕焼けはすこし外れのビーチでみて、タナロット寺院へは夕刻を外していくのがおすすめ!お寺へ渡りたい方は干潮時にぜひ✨

 

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